


さくらまつりであれば準まつり体制でも全ての施設にライトアップがされています。弘前城天守閣にもそれ自体が光って見えるほどライトアップが施されています。
本丸は武家屋敷がメインで藩政時代末期まで侍の家が存在していたのですが、弘前城を開放するようになって武家屋敷も取り払われました。明治時代になって石垣の膨らみが目立つようになったので最初の曳家が行なわれました。
その後、本丸にも枝垂れ桜が徐々に植えられていきました。大正初期から観桜会と称して最初の弘前さくらまつりが行なわれました。その頃から本丸にはゴザを敷いた輩が花見を楽しんでいました。こうして弘前さくらまつりの基礎が作られたので、本丸周辺にはやたらと枝垂れ桜が多くなったのです。
下の写真は左上の強烈な光源に照らされた枝垂れ桜です。最初は強烈な光源をトリミングでカットしたのですが、写真の構成にズレが生じるので敢えて強烈な光源を生かしました。
弘前城天守閣の強烈な光源が、かえって枝垂れ桜を浮きだたせていますね。天守閣を囲う枠の近くまで行って天守閣だけを撮っても良かったのですが、枝垂れ桜を前面に持ってきた方が良い写真になると思いました。
