YMO live The Greek Theater | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

yellow magic orchestra 1979 LIVE at GREEK THEATRE

YMO 1979 live at The Greek TheaterYMO 1979 live at The Greek TheaterYMO 1979 live at The Greek Theater「写楽祭」と題された武道館でのイベントは、そんなYMOブームのさなかに開催され、1万3000人が無料で招待された。しかしその内容は、YMOの演奏を期待する来場者たちを大きく裏切るものだった。

前半は雑誌の写真コンテストで入選した人たちの表彰式が行なわれたほか、司会をスネークマンショーなるグループの咲坂守と畠山桃内が務めながら、YMOをはじめ、サンディー&ザ・サンセッツ、シーナ&ザ・ロケッツらゆかりのミュージシャンが次々に出演した。

しかしYMOの3人はシュールな余興などを繰り広げ、一向に演奏を始めない。いざ楽器を手にしても、アコースティックのギターで、アメリカのフォークグループ、キングストン・トリオの「花はどこへ行った」や「グリーン・バック・ダラー」をカバーしたり、自分たちの代表曲「中国女」のアコースティックバージョンを披露したりと、いつもとは趣向が違った。

じつはちゃんとしたコンサートは、イベントの終盤にサプライズで予定されていたのだが、そうとは知らない観客はしびれを切らし、ついには「演奏やれ!」と野次を飛ばし始める。

これに怒った坂本龍一(このとき女装姿で登場していた)は、冒頭にあげた「うるせーぞ、この野郎」や「ぶっ飛ばすぞ、この野郎」などといった言葉で応酬したのだった。高橋ユキヒロもたまりかねて「黙って聴いてなさい、ちゃんとやるんだから」と観客をなだめた。

文春オンラインより記事を引用

1979 YMO LIVE at GREEK THEATRE
1979 YMO LIVE at GREEK THEATRE