高橋ユキヒロ 3 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

高橋幸宏「WALKING TO THE BEAT」(ライブ1985)

Walking to the Beat LiveWalking to the BeatWalking to the BeatQ.日本で放送されていたアメリカのホームドラマを観て当時の子供達は憧れたわけですよね。

A.ホームドラマで一般的なアメリカのファッションを知ったんですよ。映画でいえばロック・ハドソンの『男性の好きなスポーツ』(64年)。彼がクルーネックのシャツやVネックのカシミアのセーターを着ているんですが、そういう普通のファッションをした男性に憧れたというか。色男といっても当時の僕から見るとおじさんなのに、普通の大人の感じがカッコいいんです。釣りがテーマの映画なんですけどね。ロック・ハドソンが全然釣りができるように見えない(笑)。ギャグも結構面白いんです。

Q.幸宏さんの場合、音楽でも映画でも、やはりファッションも意識しながら好きになっていたんですね。

A.当時、憧れていたヴォーカル・バンド、ヴァンガーズ(ミッキー・カーチスが結成。66年、ミッキー・カーチスとザ・サムライズと改名してデビュー)がフィンガーズと共演したのはよく憶えています。

信之がやっていたサークル、慶應風林火山のイベント(66年に渋谷公会堂に行われた「灯のない街のコンサート」)に行ったら、ヴァンガーズが出ていた。ファッションとすごく密接な関係があったバンドです。

Q.VANヂャケット提供のテレビ番組から生まれたバンドだったそうですね。

A.今、ヴァンガーズがステージでやっていた曲を急に思い出した……なんで「ボラーレ」(高橋幸宏が『サラヴァ!』でカヴァーしたイタリアのカンツォーネの曲。オリジナルは59年リリースのドメニコ・モドゥーニョ。日本では89年のジプシー・キングスのカヴァーが有名)なんてやったんだろう。

ミッキーさんはコーラスも担当していましたね。あとは「アルベデルチ・ローマ」(レナート・ラシェル作曲のカンツォーネ。日本でもザ・ピーナッツなどがカヴァー)とか、フォーシーズンの曲とか。アメリカ音楽だけじゃなかったんですよ。なんか全部心の琴線に触れましたね 。

記憶の記録より記事を引用

高橋幸宏 – Walking to the Beat (Official Music Video)