肉眼でも見られる可能性があるZTF彗星が地球に近づいている。静岡県富士宮市の朝霧高原では25日未明、肉眼では確認できなかったが、短い尾が伸びた青緑のZTF彗星が双眼鏡ではっきりと観察できた。
この彗星は2022年3月、米国のパロマー天文台で発見された。名称は同天文台での観測システム名に由来する。2月1~2日に地球から約4200万キロの距離まで接近し、2月上旬にかけて5等級程度まで明るくなると予想されている。
2023年1月30日に北極星から10度離れた所にあり、一晩中観察可能。2月6日はぎょしゃ座の1等星カペラに近づく。2月以降は次第に地球から遠ざかり、二度と戻ってこない可能性が高い。
彗星は光が拡散したぼんやりした姿だ。観望の際は街明かりや月明かりを避け、双眼鏡があれば、見つけやすくなる。
毎日新聞 Yahoo!より写真と記事を引用