
夜空に突然現れ、数週間から数カ月かけて星々の間を通り過ぎてゆく「彗星」。別名「ほうき星」とも呼ばれ、長い尾を引いた美しい姿は、多くの人の心を捉えてきました。まもなく地球に最接近するZTF(ズィーティーエフ)彗星は、肉眼で観察できる明るさになるかもしれないと注目されています。
彗星は米国のパロマー山天文台で全天観測を行う研究グループ「ZTF」が発見しました。2023年1月12日に太陽に最接近。地球には2月1日ごろ、最も近い約4200万キロまで接近します。
2023年1月12日に太陽に最接近し、2月1日には地球に約4200万キロまで近づきます。2月上旬に5等級の明るさになると予想されます。
明るさは1月中旬は約6等級、下旬は5等級で、最接近前後は約4.5等級と予測されます。6等級の星は、肉眼で見える限界です。
彗星は同じ明るさの星よりもボンヤリと暗く見えるため、最接近時でも夜空の暗さや空気の透明度など条件が整わないと観測は難しく、双眼鏡などの使用を薦めています。
Yahoo! ニュースより記事を引用