
弘前市役所主宰のねぷたです。昨年までの人形から今年は扇形のねぷたに変わりました。前ねぷたに犬の巨大なハリボテがあります。
これは奈良ねぷたと言って、弘前市出身で世界的なアーティスト奈良美智さんの功績を称え、地元のねぷたで奈良さんの考えたキャラクターをねぷたで競うものです。2006年は、各町内会が奈良ねぷたを前ねぷたで披露しました。
2006年に弘前市役所で主宰されたねぷたは、趙雲、乱軍中に幼主阿斗を救う(鏡絵)と八百屋お七(見送り絵)。絵師は、元弘前市職員の三浦吞龍さんです。
絵の題材は、表の鏡絵が中国の史実であるのに対し、裏の見送り絵が江戸時代前期の史実なので、まるで関連性のない異国の史実が表裏一体となった珍しいねぷたでした。

