名手の組ねぷた現存 昭和50年代制作平維茂 紅葉狩昭和期の名ねぷた絵師阿部義夫さん(1928~89年)の師である、ねぷた絵師・津軽凧絵師吉谷津山さん(1915~86年)の遺作となる組ねぷたが、弘前市の六花酒造(北村裕志社長)社屋に保管されていることが分かった。昭和50年代後半に制作され、骨組みは名人といわれた大川徳次郎さん(生没年不明)が戦前期の作りを踏襲して手掛けた組ねぷた。立体の組ねぷたは保存が難しくほとんどが運行後には破棄される中、名手による昭和期の作品が現存することは歴史的価値が非常に高い。関係者は来年の2022年に開催予定の弘前ねぷたまつり300年祭での活用を視野に修復・保存を検討していく。陸奥新報社より記事を引用平維茂 紅葉狩 見送り絵