火星で見られる部分日食 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

火星の日食時にだけ起こる「不可解な現象」がヤバイ…

火星で見られるフォボスとダイモスの部分日食 フォボスとダイモスの軌道 フォボスの太陽面通過とはフォボスが火星と太陽のちょうど間に入り、火星から見るとフォボスが太陽面をその大部分を覆い隠しながら黒い円形のシルエットとして通過していくように見える天文現象である。

太陽面通過の間、火星からはフォボスは太陽の表面を動きながら通過していく大きな黒い円盤のように見える。フォボスは火星の周りを極めて高速で回っている(約7.6時間で一周している)ため、通常フォボスの太陽面通過は30秒ほどで終了する。

フォボスは太陽系の衛星の中で最も主星に近い軌道を周回しているために、頻繁に火星表面に半影を映し出している。そのためフォボスの太陽面通過の際には火星の表面にはフォボスの半影が直径数kmほどの円形の染みのように映し出され、火星の表面を高速で通過する。

フォボスの太陽面通過の際に火星表面に映し出される半影は火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーなどに数多く撮影されている。

フォボスの軌道傾斜角はごく小さく、火星の赤道軌道を周回している。そのため、フォボスの影が映し出される緯度の変化は火星の季節の変化と対応している。ある地点においてフォボスの影がその緯度を通過するとき、次にフォボスの影がその緯度を通過するまでの間にその地点ではフォボスの太陽面通過をおよそ6回にわたって観測することができる。

ダイモスの太陽面通過はダイモスが火星と太陽のちょうど間に入り、火星から見るとダイモスが太陽面をその一部分を覆い隠しながら黒い円形のシルエットとして通過していくように見える天文現象である。

太陽面通過の間、火星からはダイモスは太陽の表面を動きながら通過していく小さな黒い円盤のように見える。ダイモスは火星の周りを比較的高速で回っている(約30.3時間で一周している)ため、通常ダイモスの太陽面通過は1分から2分ほどで終了する。

火星では、ダイモスの視直径は太陽の視直径の10分の1ほどしかない。また地球における金星の太陽面通過の際の金星の視直径と比較しても、その2.5倍ほどしかない。

【宇宙ニュース】火星で撮影された「いびつな日食」