

外洋性の魚類は海流に乗り移動し続けている為、海藻や珊瑚、岩影等のセーフティスポットを常に使用出来る状況にない。
食物連鎖上位の大きな魚であれば群れを作らずとも良いが、下位の小さな魚は単体で捕食者(魚類、ほ乳類、鳥類)への抵抗手段を持たないケースが多い為、生存戦略として群れを形成する場合がある。
群れの形成により外敵に発見されやすくなるが、何百何千と群れの総数を増やすことで自分が生き残る確率を上げている。バラバラに動くのではなく、互いの移動方向を察知することで1つの大きな生命体のように振る舞う。
ベイト・ボールは概して、捕食者が被捕食魚類より下位に存在する場合形成される。
