生きたウナギを捌いて焼く店 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

うなぎ 田代 - 厨房の定点カメラ - 職人の早捌き 串打ち 焼き

うなぎ田代 ウナギうなぎ田代 捌きうなぎ田代 串打ちうなぎ 田代の開店5分前になって、4代目店主の伊藤和裕さんが軽ワゴンで戻って来た。荷台からは鰻の入った桶を店に運び込む。桶を覗くと大振りで肉厚の鰻たちが氷を掻き分けながらニョロニョロする。

店主の伊藤さんは休む間もなく、鰻をつかみ、まな板の上で流れるように鰻を裂き始めた。ある程度、鰻を裂くと1巡目で入れる人たちから注文を取り始める。並で1尾分、上で1尾半分あるが、活きのいい鰻を見たら思わず鰻丼の上を頼みたくなる。

注文を取り終えると鐵串に刺した鰻を炭火の上に乗せていきます。並べた鰻を団扇で扇ぎながら焼き加減をみてリズミカルに返していきます。

シャッターチャンスとばかりにカメラを構える人たちに店主は「写真は構わないけど、灰が飛ぶから気をつけてね。」と声をかける。

11時半ちょうどに暖簾が出て、1巡目の人たちが入店する。全員が席に着くと、丼にご飯が盛られ仕上がった鰻を次々に乗せていきます。「お待ちどう様でした。」と鰻丼、吸物、漬物が用意される。ボリューミーな鰻が3枚重なっている様は圧巻だ!

鰻はひと昔前までプチ贅沢だったが、最近は鰻の価格高騰ですっかり高級食材となった。それに伴い、街のうなぎ屋さんが徐々に姿を消してしまった。ここの宮前地下街も昔は4件のウナギ屋があったそうだが、今ではうなぎ田代のみである。

田代では、店頭で焼いた鰻を狭くレトロな店で食らうという街のうなぎ屋さんの風情があり、しかも他店では味わえない唯一無二の美味い鰻が食べられる貴重な店だ。

うなぎ田代 早捌き
うなぎ田代 早捌き