
南北線北24条駅 - 麻生駅間が延長開業した1978年に登場した。この頃南北線2000形は8両編成化のために2000形中間車が7次車として製造され、本形式は当初その流れを汲んだ8次車として計画された車両である。しかし車体構造、制御方式、デザイン等が変更されたため2000形とはならず「3000形」とされた。
東西線用6000形を元に2000形を近代的にした車両で、特殊な2車体7軸構造からボギー台車による2車体連接構造、そして、南北線初の平行カルダン駆動に変更された。パリのメトロやメキシコシティ地下鉄の車両とは異なり、札幌方式では急曲線もゴムタイヤのみで走行するため、左右輪の回転数の差を吸収する仕組みが必要となるが、本形式では台車に架装された2基の主電動機を左用と右用として使い分けることで差動装置を不用としており、それぞれの電動機から平歯車で前後の車輪を駆動している。