
続く延長16回も同様の1死満塁の展開になるも、スリーバントスクイズ失敗で併殺に終わり無得点。両者無得点のまま史上唯一の決勝戦延長18回引き分け再試合となった。

当時、産経新聞の記者だった片岡宏雄はコラムの中で両者の間柄に触れ「誤解を招くような審判構成はあらかじめ避けるべきではないか」と綴っている。 実際、審判は都道府県の高野連から推薦され出場しているため日本高野連は審判団が中立に判定できるようにと審判の出身高校や出身都道府県の高校の試合には出場できないようにルールで定められている。しかし、出身大学や先輩後輩などの関係についてはルールで定められていない。
明大ストライク事件とならずに正しい判定がされたなら四球となり、青森県勢の甲子園初優勝が決まっていたはずであった。これ以後、平成元年になるまで青森県勢の甲子園戦績は初戦敗退が続くことになった。
2011年選手権と2012年の選抜高校野球は、青森県代表の光星学院が準優勝に終わった。いずれも大差を付けられての試合であっただけに、松山商―三沢での僅差の試合は三沢の初優勝に終わっても良かった試合だった。
今夏の光星学院は、またしても準優勝に終わった。
決勝戦でエラーから点を取られていたのでは、いつまでたってもトリプル銀である(>_<)
青森県に深紅の優勝旗が渡るのは、いつになるのだろうか?スコア的に見ても、未だ三沢高校の偉業には追いついていない現状である。