ワヤン・クリ | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

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影絵芝居に使う操り人形、ワヤン・クリワヤン・クリの仕組みは、白いスクリーンを貼り、その裏から石油ランプを当てる。間にワヤン・クリの人形を置いて、芝居を行う。観客は、石油ランプや人形の反対側から鑑賞する。スクリーンの裏では、ダランと呼ばれる一人の人形遣いが、語りをしたり効果音を出したりしながら、数々の人形をスクリーン間近で操る。スクリーンから遠ざけると、影は大きくなり少しぼやける。

人形は牛の皮で出来ており、部分的に細かく穴がうがってある。これにより、人や動物の形は単に全体が陰なのでなく、体の各部分の輪郭も表される。右の写真ではわからないが、着色してある。この色は当然に観客からは見えない。スクリーンの裏側は、あの世であるとされ、あの世では色の付いた美しい世界が、現世では白黒にしか見えない、ということを表すと言われている。人形には中心に1本の太い棒がついていて、下がとがっている。これにより、人形遣いがスクリーンのすぐ手前にある座に突き刺し、人形が出演したままにしておくことができる。

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