
Wikipediaより抜粋

スピッツベルゲン島の東に位置しアルハンゲリスク州に属す。北緯80.0度から81.9度の範囲にあり、ユーラシア大陸で最も北にある。最北端はルドルフ島のフリゲリ岬で、北緯81度52分。この群島は北極点からわずかに900から1100キロメートルにあり、カナダのエルズミーア島とグリーンランドに次いで近い。総面積は1万6100km²で最高点はヴィナーネイシュタット島(Zemlya Viner-Neyshtadt)にある標高620mの雪原。大きな島は東部にあるビリチェク島(2000km²)、西部にあるゲオルグ島(2741km²)など。大部分は無人である。

1926年にこの群島はソビエト連邦に吸収され、研究と軍事目的で少数の人間が移住した。船でのアクセスは夏の数週間に限られ、また特別の許可が必要である。この群島は火山性で、第三紀とジュラ紀の玄武岩でできている。大部分が氷で覆われているが、苔と地衣類で覆われた裸地もある。群島の北東部は一年中を通して叢氷に覆われているが、夏の終わりには南側の諸島まで氷が後退することもある。
1月には通常の日中最低気温はマイナス15度、最高気温はマイナス10.5度。7月には日中最低気温は0度、最高気温は2.2度である。年間平均気温はマイナス12.8度。30年間での最高気温は13度、最低気温はマイナス54度。降水は一年中あるが、晩春、晩秋の季節の変わり目に多い。晩夏には霧がとても多い。
野生動物は、大部分がセイウチ、ホッキョクギツネ、ホッキョクグマである。共通に見られる鳥は、ミツユビカモメ、フルマカモメ、カモメ等である。シロイルカがしばしば散在している。カリブーの角がグケラ島で見つかったことがあり、気候が温暖だった1300年ほど前に群れがここまでたどり着いたのだと推察されている。
