地球の反対側でみた金環日食⑩ | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

カイエンヌ市街駆け込み乗機
搭乗待合室は期待に反して土産物などの売店は無かった。仕方ないので、おしゃべりをして時間をつぶす。機内に案内されたが、我々4人は中央の4人がけの席だった。搭乗口にある新聞を取って内容をチェックしたが、日食関係の記事は全く無かった。出発が17時55分(実際は18時10分)だったので、私とWさんは日食翌日の細い月を見ようと考えていた。

水平飛行に入ったが、周囲はまだ明るい。それでも18時30分過ぎ、多少暗くなってきたので、客室乗務員が座る席のところにある窓に顔を押し当てた。すると以外にも簡単に細い月を発見した。急いで座席に戻って、Wさんに連絡した後、かばんにしまっておいたEOSを取り出した。感度・露出を変えて何枚も撮影した。飛行機の向きによっては、もう見えなくなってしまうのでは?と考え必死にシャッターを押し続けた。月の高度は次第に下がっていったが、周囲が徐々に暗くなってコントラストがついて、かえって見えやすくなっていた。周囲の人も気がついたのか?我々の居た窓にカメラを押し当てていた。

日食翌日の月オルリー空港からドゴール空港に到着、成田行きの飛行機は13時15分発(現地時間)の予定である。ゆっくりと空港内で過ごし、目的の便の案内開始が出たので、チェックインを行った。機内預けの荷物を渡してから、現地の係員が重要なことを発見した。機内預けの半券を良く見ると便名がAF-272になっているのである。向こうの手違いかと思い、搭乗券をチェックしたところ、これまた便名がAF-272になっている (旅のしおりなどではAF-276)。これでは出発まで1時間程度しかない。現地の係員と別れ、急いで手荷物検査場に向かった。