ケルゲレン諸島 2 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

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ケルゲレン諸島皆既帯…がケルゲレン諸島の位置

ケルゲレン氷河2046年8月2日は、ケルゲレン諸島を覆うように皆既帯が通過します。但し、日没間際のため太陽高度が低く皆既継続時間も短くなります。皆既中心線の通過するポルトーフランス基地では、2分30秒間皆既日食が見られます。また東北の方角へ行くと皆既継続時間が短くなります。最もこの日食では、アフリカ方面へ遠征される方が多いと思います。ちなみに、来年の7月11日にイースター島で見られる2サロス後の皆既日食となります。ΔT(太陽と月に関わる運動方程式の割合)の動向によっては、皆既帯の変更が今後も見込まれるかも知れません。                                                                                ケルゲレン島の氷河

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ケルゲレン諸島皆既帯詳細

ケルゲレン海台
ケルゲレン-ハード海台

皇帝ペンギン上画像の海台はケルゲレン=ハード海台と呼ばれています。この浮上した部分が、ケルゲレン諸島とハード島になります。海台の大きさを例えると、アフリカ東部のマダガスカル島がすっぽり入る大きさです。

ケルゲレン諸島は、ケルゲレン大陸と呼ばれるマイクロコンチネントが海に沈んだ一部です。マイクロコンチネントは1億年前から2千万年前にかけて出現。ケルゲレン大陸には、熱帯性動植物の化石が存在すると思われます。現在は水面下1~2㎞にあります。ケルゲレンの堆積岩はオーストラリアとインドのものに似ており、これらが昔つながっていました。ケルゲレン大陸の調査でオーストラリア、インド、南極が分裂した様子が分かると科学者は期待しています。                   ケルゲレン島の皇帝ペンギン

沖縄トラフ大陸が短期間で沈むことは、全く無いことではありません。例えば沖縄の琉球諸島は、氷河時代に陸続きでした。その頃、与那国島の海中遺跡となっているところも陸上にあり、何らかの祭壇があったと思われます。

中国大陸の大陸棚は琉球諸島と繋がっていました。それが太平洋・フィリピン海プレートの沈み込みにより、沈み込む反対側の大陸棚が沈降して←沖縄トラフが形成され、現在の琉球列島が完成したのです。

沖縄トラフの両側の地殻は少しずつ離れていて、琉球列島側のプレートはユーラシアプレートと異なる方向に移動している別のプレートと見ることもあります。このプレートは、沖縄プレートと呼ばれます。