マッコーリー島 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

オーストラリア旅行.jpより抜粋
マッコーリー島の位置マッコーリー島は、タスマニアの1,500km南東にあります。タスマニア島の離島で全長37km、幅は最大5.5 kmです。

マッコーリー島が世界遺産リストになった理由は、海底が隆起して出来上がった島で地球上層部のマントルがそのままの形で残っている島であるから。

島は、地球の地殻の主要なプレートのうちの2つが接する地帯に位置します。インド・プレートと太平洋プレートという2つのプレートが、およそ1,000万年前に互いに押し合い始めた頃、地殻の一部が2.5kmほど隆起し、海面上に押し出されました。この島は今もなお、1年に1.5mm~4.5mmの割合で隆起し続けています。

マッコーリー島海底下6 kmの深さにおよぶ海底地殻の全断面が、島の上でハッキリと見られます。これにより、海底地殻形成の地質学的な特徴や過程およびプレート境界における力学について、地上で詳細に調査することのできる絶好の場所になっています。また、海蝕(隆起海岸や海蝕台)が見られるという点でもユニークな場所であり、隆起の過程で地表全体に海蝕の影響が及んだことが分かります。

マッコーリー島とマッコーリー海嶺は、インド・プレートと太平洋プレートとに挟まれているため、「プレートテクトニクス」についての理解を深める上で大きく貢献しています。プレートテクトニクスは、現在、世界で最も有力な地質学的プロセス理論であると考えられています。

岩だらけの島はまた、野生動物たちの壮大な楽園でもあり、10万頭の象アザラシや数百万羽におよぶペンギンの住処となっています。法律によって、マッコーリー島自然保護区は立ち入り制限区域となっており、島に入ることが出来るのは、タスマニア・ナショナルパークス・アンド・ワイルドライフ・サービスのスタッフ、または入島許可証を所持している者に限られます。

法律により、すべての自然や生物に対する高水準の環境保護が定められています。これはタスマニアのパークス・アンド・ワイルドライフ・サービス、及びANARE(オーストラリア国立南極研究遠征隊)のステーション・リーダーらによって実施されています。観光目的の訪問は、厳しい管理下における許可制で実施されています。

マッコーリー島は、風が激しいため草木が生えず島には草原が広がっています。その一方でペンギンの大規模繁殖地であり、島内では数種類のペンギンやアザラシがいます。これらは20世紀初頭までに乱獲が行われ、その数が激減。近年の保護活動により個体数を回復しました。