に組 東芝・ねぶた師 村元 芳遠





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石川五右衛門
石川五右衛門は、今から四百年前の安土桃山時代に実在した盗賊と伝えられています。五右衛門は我が子と共に釜茹での刑になりましたが、一瞬でも熱地獄から我が子を遠ざけるため、息堪えるまで頭上に掲げ続けたそうです。
石川五右衛門 命の叫びと言う画題は、五右衛門とその子が釜茹でで処刑されるという残酷な場面をもって逆説的に親と子の絆の大切さを表現したものです。
釜茹での刑に使われた釜は、このねぶたでは一部しか見えなくて上から確認するしかないのですが、勢いの強い炎と沸騰して暴れだすお湯が実によく表現されています。