シベリア氷点下ツアー5 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

(5)夜行列車と本物の星空
今夜は観測地シルカまでシベリア鉄道に乗って行きます。チタは22:00発ですが、駅にはホームがありません。大量の荷物を手分けして運びます。鉄路からタラップまで約1.5mあるので重い荷物を懸垂して運ぶのは大変(>_<) 寒さも吹き飛んだ。

重い荷物を懸垂して運ぶ

シベリア鉄道

客室は寝台列車で通路が片側にあります。それぞれ4人づつ座り寝ないで好きな話に花を咲かせます。やがて、女性車掌が紅茶を持ってきました。一杯1000ルーブル(約20円)

シベリア鉄道客車廊下

AM3:00頃に満点の星が輝く無人駅へ到着しました。シルカはチタよりも寒く感じます。ツアーがチャーターしたバスは暖房が効かず、身体を震わせながら宿泊地のシバンダ静養サナトリウムに行きます。途中、完全に凍った川の上で停車。駅前にあった電灯がここでは一つも見当たりません。全員バスから下車して運転手がライトを消した時、辺りは完全な闇に包まれました。見上げると満天の星が輝い て銀河の傾きまで見えます。へール・ボップ彗星が見頃だったので観測します。約30分観測して身体も冷えた頃、全員バスに乗って宿泊地へ。

満天の星とヘールボップ彗星

パラボラアンテナの方向を調整しているそうです。インターネットスタッフは観測地に留まり、我々は一旦宿に戻ります。一睡もしていないので、バスの中でも悪寒がします。ツアーに同行される方から使い捨てカイロをもらい、身体を暖めていたらやけに眠くなってしまいました。宿に着いて遅い朝食を取ったら立てないほど眠くなり、部屋に戻って同室の方と寝ました。ドアをノックする音でいったん目が醒めました。昼食の時間らしいのですが、眠いので食事も断ってそのまま寝ていましたzzz

シバンダ静養サナトリウムの廊下