ガウチョのアサード | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

1994年11月初め、皆既日食ツアーの途中にアルゼンチンのブエノスアイレスで一泊しました。
果てしなく続くアルゼンチンの大草原にあるパンパの牧場で、ガウチョと呼ばれるアルゼンチンのカウボーイが食べるアサードをブエノスアイレスで食べました。ブエノスアイレスでも繁華街にあるラプラタ通りにアサードを食べさせてくれる店があります。結構広いフロアで、30名近くいたツアー客と添乗員が入店してもまだ席が大幅に余っています。そこで注文したのが人間の顔くらいもあるアサードでした。
アサードとはガウチョ流の焼肉のことで、大量の肉を数時間かけてゆっくり焼いて食べます。

アサードを焼く

上の写真のように牛肉、薪(または枯れ木)、肉を立てる大きな串を用意して片面2時間以上かけて焼きます。
火は炭を使わずに、枯れ木を燃やします。肉を火から1~2メートルくらい離して立てます。(金属の大きな串にさして針金で留め、土にさして立てる)

アルゼンチンの国旗と肉

肉に付いている脂肪もほどよく溶けて、何ともいえない至福の時間を過ごしました。ツアーに参加した女性客は食べきれないようでしたが、我々男性陣は残さず平らげてしまいました♪
ブエノスアイレスは、パンパと呼ばれる肥沃な草原のお陰で肉牛がよく育ちます。そのために牛肉の消費量が半端ではなく、日本人の数十倍を消費します。
牛肉の消費量が多いせいなのか、ブエノスアイレス市街を歩いている殿方も恰幅の良い方が多く心筋梗塞でお亡くなりになる方が多いのだそうです。