megaseminarのブログ -7ページ目

新興国・水ビジネスセミナー【備忘録】その4

新興国・水ビジネスセミナー【備忘録】その4

中東・北アフリカ,サハラ以南“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス


水ビジネスに関するアフリカ諸国における水道普及率の平均は31.8%、下水道普及率は16.9%とのこと。水道普及率が40%以上の国は12ヶ国で、サハラ以北の全5国とサハラ以南の7ヶ国(セネガル、ガボン、ブルンジ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、モーリシャス)である。整備の順序としては、水道がまず優先、次いで都市部の下水道。農村部の下水道はその次の次となっている。

水ビジネスに対して、ODA援助の中心はアジアからアフリカに移っているが、水と衛生分野において日本のODA拠出額は世界でも突出していることはアフリカを例にとっても判る。

日本の60年代70年代に発生した環境問題が今アフリカで発生している。日本の過去の経験を利用できないものか考える余地がありそうである。その例として、日本でかつて使用されていた浄化槽は低コストでの汚水対策を可能にするのではなかろうか。


■記事の元となったプログラム内容
中東・北アフリカ,サハラ以南“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101028.html
日時:2010年10月28日(木) 9:30~16:30
講師:下記参照


第1部 中東+アフリカ水市場の読み方と具体的戦略
日本上下水道設計(株)経営工学研究所所長 玉真 俊彦氏   

・中東・アフリカにおける水事情と今後の見通し
・中東・アフリカ 水ビジネス 市場の読み方
・中東・アフリカ 水市場の具体的戦略

第2部 ドバイ(UAE)におけるMBR、MBR-ROシステムの実際例
(株)日立プラントテクノロジー環境システム事業本部技術開発部課長 能登 一彦氏   

・浸漬型平膜によるMBR、MBR-ROシステムの開発とその特徴
・ドバイ(UAE)における排水処理・再利用の事例
 
第3部 オマーンにおける排水再利用の実際例
(株)NJSコンサルタンツ常務執行役員 冨士 孝氏

・中東 プロジェクト状況
・プロジェクト サイト
・業務契約・設計管理
・下水処理 水質・処理水再利用 水質

第4部 サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、アルジェリア等における海外淡水化ROシステムの実際例
日東電工(株)メンブレン事業部企画統括部シニアコンサルタント 岩堀 博氏   
技術士(上下水道部門) 国際脱塩協会フェロー

・中東・北アフリカ諸国(MENA)での海水淡水化ROの技術動向
・中東・北アフリカ諸国(MENA)における海水淡水化の事例
・MENA海水淡水化システムの将来展望

第5部 マリ、セネガル等における吸着剤/有機物分解剤利用システムの実際例
アクアデザイン(株) 代表 宇都宮大学非常勤講師 工学博士 辻 正道氏   

・マリ、セネガル 等の水事情と水ビジネスの戦略
・マリ、セネガル 等 吸着剤・有機物分解剤を利用した河川水・地下水の飲料水化の事例

※その他の新興国・水ビジネスセミナーはこちら

アジア新興国+アフリカ“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101025.html
中国“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101026.html
東南アジア+インド“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101027.html

新興国・水ビジネスセミナー【備忘録】その3

新興国・水ビジネスセミナー【備忘録】その3

東南アジア+インド“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス

水ビジネスに対しては、東南アジアの発展途上国では環境汚染が未だに深刻なようですが、世界的な環境保全の動きの中で、先進国の環境関連ビジネスのターゲットになっているようです。単に企業レベルでの水ビジネス展開ではもはや日本企業の参入は難しくなりつつあるのが現状ではないだろうか。フランスや中国に見られるように国レベルでのトップビジネス活動が不可欠な時代になったのは確実です。これまでの「技術」立国から「ビジネス創造」立国への転換が求められている。

水ビジネスに関してはJICAやNEDOを中心にこれまで行われてきたODAをベースに、東南アジアの国々へのアプローチが可能となるような工夫が必要なようです。マーケットとして最も可能性が高そうなのは「ベトナム」というのが多くの方がの意見のようです。特に、ベトナムでの工業団地開発はトータルの水循環システム導入の可能性を秘めている。

その一方で、環境改善(河川・湖沼の浄化)などには日本の優れた技術が幾つかの国々で実際に使用されている。日本は、依然として優れた技術・製品開発能力を有していることを示しており、同時にこれらの技術をビジネスに活用する工夫が行われいることは「夢の扉」が「現実のビジネス」になりつつあることを示唆
している。


■記事の元となったプログラム内容
東南アジア+インド“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101027.html
日時:2010年10月27日(水) 9:30~16:45
講師:下記参照


第1部 東南アジア+インドの水事情及びODAの取り組みと展望
(独)国際協力機構地球環境部計画・調整担当次長 安達 一氏

・東南アジア 各国における水環境の実態
・東南アジアの水分野におけるODAの実績と今後の展望

第2部 東南アジア+インドにおける“水ビジネス”の具体的戦略
グローバルウォーター・ジャパン代表 国連本部テクニカルアドバイサー 吉村 和就氏  千葉工業大学非常勤講師 麻布大学客員教授 水の安全保障戦略機構・技術普及委員長経済産業省 「海外水ビジネス展開研究会」専門委員

・東南アジア 水ビジネス成功のポイント
・東南アジア 水ビジネスの具体的戦略 

第3部 ベトナムの水環境とそれに対応する水処理技術
(独)産業技術総合研究所環境管理技術研究部門 高橋 信行氏   
水環境工学研究グループ主任研究員 工学博士

・ベトナムにおける水環境の現状 
・ベトナムにおける排水処理の実際 
・現地実験での経験 

第4部 インドの水環境とそれに対応する水処理技術
東北大学大学院工科研究科土木工学専攻教授 工学博士 原田 秀樹氏

・インドの水環境の現状と法整備の動向
・インドの水環境に対応する新しい水処理 技術
・UASB-DHSシステムによる排水処理の実際

第5部 マレーシアの水環境とそれに対応する水処理技術
(株)ビッグバイオ専務取締役 岩下 智明氏   

・納豆菌を使った低コスト水質浄化 技術の特徴
・マレーシアにおける納豆菌 群を使った低コスト 水質浄化の実際


※その他の新興国・水ビジネスセミナーはこちら
アジア新興国+アフリカ“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101025.html
中国“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101026.html
中東・北アフリカ,サハラ以南“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101028.html

新興国・水ビジネスセミナー【備忘録】その2

新興国・水ビジネスセミナー【備忘録】その2


中国“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス


中国での水ビジネス は政府(中央、地方)のインフラ整備の一環として考えた方が良いと思われる。これらに関する情報を得るには中央政府地方政府に関する情報ルートの発見・確保が必要だが不正確な情報が流されることがありりそうなので、特に地方政府に関連して「見分ける力」が必要。また、歴史の長い東洋の国らしく「業界の人的ネットワーク」が非常に重要性らしい。

第12次5カ年計画(2011~2015)では全国の県町に汚水処理場を建設し、処理率60~70%とすることを目標に掲げている。これに伴って、産業排水処理も制御し、排水再利用率も大幅に向上させようとしている。つまり、排水処理場9,000万m3/d増加、そして、プロジェクト総額2.5兆円(予想)と計画されている。


■記事の元となったプログラム内容

中国“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101026.html

日時:2010年10月26日(火) 9:30~17:00
講師:下記参照

第1部 中国水ビジネスにおける現地情報の収集法と販売ルートの開拓方法
(株)チャイナワーク代表取締役 孫 光氏   


・中国 水ビジネスの現地情報の収集・活用法
・日本の水処理 技術・システムにおける販売ルートの開拓方法
・日本の水処理 技術・システムの技術移転・販路開拓の実際


第2部 中国における炭素繊維を用いた低コスト水質浄化システムの実際例
群馬工業高等専門学校物質工学科特命教授 工学博士  小島 昭氏


・炭素繊維を用いた水質浄化技術
・中国における炭素繊維を用いた低コスト水質浄化 技術


第3部 中国におけるMBRシステムを用いた排水処理の実際例
三菱レイヨン(株)アクア開発センター副主任研究員 川岸 朋樹氏  

 

・MBR、MBR-ROシステムの特徴
・中国におけるMBRシステムの適用事例


第4部 中国における嫌気性処理システムを用いた排水処理の実際例
東北大学大学院環境科学研究科都市・地域環境システム学分野准教授 李 玉友氏   
博士(工学) 技術士(上下水道部門、衛生工学部門)


・水質汚染 現状と排水基準
・都市下水の処理状況
・中国における嫌気性処理 技術の応用展開 


第5部 中国における汚泥脱水システムの実際例
巴工業(株)機械本部営業技術部部長 技術士(上下水道部門) 平松 達生氏   

・巴工業における「中国での“汚泥処理ビジネス”」の考え方 
・中国における“汚泥処理ビジネス”の具体的な進め方 
・今後の展開 



※その他の新興国・水ビジネスセミナーはこちら

アジア新興国+アフリカ“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101025.html

東南アジア+インド“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101027.html

中東・北アフリカ,サハラ以南“水ビジネス”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms19a/20101028.html