megaseminarのブログ -10ページ目

植物工場システムセミナー【備忘録】その3

植物工場 システムセミナー【備忘録】その3


植物工場 のメリットとしてあげられるのは、安定供給、天候や災害に左右されない、食の安全 (中国の残留農薬 等の問題で消費者の関心が高い)、害虫リスクの低減等があります。
一方デメリットとしては、コスト、少ない栽培品目、社会的定義付けが無いなどがあります。
特に社会的定義づけに関しては、植物工場は農業か工業かが法律上大きな問題となります。
農地で農業生産法人として行うのが一番だそうですが、市町村と県で見解が違うというような事も起こっているそうです。
農地転用をするにしても、申請が通るのに時間もがかかる上、事前審査を経ていないと、だいたいはねられてしまうとのことでした。


植物工場は9時5時週休二日で農業ができ、農業にサラリーマン思考の若者をとりこめます。
植物工場は太陽光型、太陽光利用型、完全閉鎖型の3種類があり、特に閉鎖型で使われているLEDに関して詳しいお話を聞くことができました。
事業化のポイントとしては、施設のキャパシティの計算(それぞれの作業をどれくらいのスピードでやるか、運用計画、施設計画等)をする事が重要とのことでした。
植物工場はコストが高く、いかに損益分岐点以上作って毎日うるかが課題だそうです。
ちなみに、2009年度の補助金は販路を確保した状態でないとおりないそうです。


時間、土地、光の制約
光の制御は難しい。生育 =成長+発育
光飽和点
呼吸をふさぐ
LED
光量はあるけれど波長は弱い
耐久性がある
栽培食物の選定
需要のあるものを
光が弱くてもさいばいできるもの
インゲン、
レタス、
ミツバ、ミョウガ、ふき
生育がはやい
それほど高温でなくてもいい

希少性ののたかい植物工場
新しい野菜
希少性性
安心安全

機能性成分
緑黄色野菜

植物工場の特色をいかした生産とは
洗わなくていい
需要が供給に追いつかなければ単価はあがっていく
イチゴ
いつでもできて大きくてあまい
アスパラガス

事例紹介
栽植密度を変えてネギの太さをコントロール
冬季でもできるわさびの施設栽培
大果型イチゴによる栽培時期の拡大
ハーブ野菜;バジルの周年栽培
イタリアンの台頭


どの種類の植物工場もビジネスの手段であり、栽培品目、販路によって選定するべきとのことでした。特に機能性植物の場合は、成長の促進すると、機能性成分を定着させるのに適した光の波長が違うため、波長を変えることができるLEDをオススメするそうです。
植物工場のいくつかの失敗を例にあげ、原因をお話いただいたので、参考になった方も多かったのではないかと思います。
現状、スーパーが一番の販路であり、外食産業では量が確保出来なか った場合、補償が発生することがあって怖いとのことでした。
また、単価が安い作物に関しては路地ものとの競争になるのでさけたほうがいいそうです。


■記事の元となったプログラム内容
植物工場 システム”(機器・設備・施設)の新規参入における具体的戦略

http://www.megaseminar.jp/2010/ms16c/20100929.html


日時:2010年09月29日(水) 09:30~16:30
講師:下記参照


第1部 植物工場参入における法規制と立地場所の選定法

(財)日本立地センター常務理事 徳増 秀博氏


 ・植物工場のメリット・デメリット
 ・企業が植物工場に参入する場合の法規制の留意点
 ・植物工場の立地場所の選定法
 ・植物工場の立地選定の事例


第2部 植物工場の計画・設計法
大成建設(株)エンジニアリング本部新規事業グループ課長 山中 宏夫氏  

 

 ・植物工場の種類と特徴
 ・植物工場の計画・設計の留意点
 ・栽培植物の選び方と高付加価値 農作物の生産事例


第3部 植物工場 における栽培植物の選定法と栽培事例
京都府立大学名誉教授 NPO京の園芸福祉研究会理事 藤目 幸擴氏    
(株)セントラルフルーツ顧問・園芸研究所長 農学博士


 ・栽培植物 選定の前に押さえておきたい留意点
 ・植物工場における栽培植物の選定法
 
第4部 植物工場ビジネスの手順と委託生産(契約栽培)の実際
アグリフレッシュ(株)執行役員 松尾 誠也氏   


 ・植物工場ビジネスを組み立てる上での手順
 ・植物工場ビジネスの失敗に見る共通点
 ・植物工場ビジネスの成功要因の分析とその活かし方
 ・委託生産型植物工場ビジネス 


※その他の植物工場(システム)関連セミナーはこちら
海外における“植物工場システム”の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms16c/20100927.html

海外における“植物工場システム”の具体的戦略
http://www.megaseminar.jp/2010/ms16c/20100928.html

植物工場システム”(機器・設備・施設)の最新動向とビジネスチャンス
http://www.megaseminar.jp/2010/ms16c/20100930.html

“小型植物工場ビジネス”2010
http://www.megaseminar.jp/2010/ms16c/20101001.html
 



■関連テキストのご案内
植物工場ビジネス2010の書籍
http://www.mega-books.jp/text/gappon_ag_201007.html

“水中1.4ジオキサン”セミナー【備忘録】その1

“水中1.4ジオキサン” セミナー【備忘録】その1


“水中1.4ジオキサン” 分解菌には、大きく分けると二つの種類に分けられる。その二つの種類とは、共代謝分解といわれるものと、代謝(資化)分解というもの。この、二つのタイプの分解が報告されています。共代謝分解というのは、一次基質である、ある物質の分解酵素が、二次基質である他の物質を分解する反応のこと。二次基質は、一次基質の分解酵素を誘導しないため、二次基質のみが存在する場合は、効率的な分解は起こらない。共代謝分解は、一般的には、一次基質の分解酵素の特異性が低いために生じる。また、一次基質と、二次基質の間では、分解阻害が生じる。


日立プラントテクノロジーでは、業界初の“水中1.4ジオキサン” 生物処理システムをつくりだした。それは、大阪大学で、従来困難とされていたジオキサンを分解する微生物の単離・培養に成功し、その高活性“水中1.4ジオキサン” 分解菌を活用するシステム。日立プラントテクノロジーでは、分解菌を高分子ゲル内部に維持すると、ジオキサンは内部へ浸透し、分解して、固定化するというシステムをつくりだした。今まで知られていた通常のジオキサン分解菌では、分解速度が低く、実用的な分解能力のあるものはない。業界初の、包括固定化した生物処理で、ジオキサンを99%除去できる。また、大規模オゾナイザーの導入が不要になる。


■記事の元となったプログラム内容


“水中1.4ジオキサン”の新基準の動向と低コスト除去・処理技術

http://www.megaseminar.jp/2010/ms18a/20100929.html


第1部 1.4ジオキサン基準化の動向と今後の見通し
環境省中央環境審議会水環境部会環境基準(健康項目)専門委員会委員長 須藤 隆一氏   
生態工学研究所代表埼玉県環境科学国際センター総長 
東北大学大学院工学研究科客員教授 理学博士


 ・1.4ジオキサンの特性と基準化の動向
 ・1.4ジオキサン基準の今後の見通し


第2部 水環境における1.4ジオキサン汚染の実態・リスク評価と対策
(独)産業技術総合研究所安全科学研究部門 牧野 良次氏   
持続可能性ガバナンスグループ研究員 経済学博士


 ・水環境における1.4ジオキサン汚染の実態
 ・1.4ジオキサンのリスク評価
 ・リスク評価からみた1.4ジオキサンの対策のポイント


第3部 1.4ジオキサン分解菌の特徴とその活用
大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻助教 博士(工学) 清 和成氏   

 ・1.4ジオキサン分解菌の特徴と取り扱い方
 ・1.4ジオキサン分解菌による水中1.4ジオキサン除去


第4部 1.4ジオキサン分解菌の固定化と適用例
(株)日立プラントテクノロジー研究開発本部松戸研究所 井坂 和一氏   
水環境システム部研究員 工学博士


 ・1.4ジオキサン分解菌の固定化技術
 ・1.4ジオキサンの分解能力
 ・連続処理系における処理濃度、処理速度
 ・生物処理の利点と適用条件について


第5部 活性炭処理法による1.4ジオキサン対策
大阪市立工業研究所環境技術研究部研究主任 福原 知子氏   


 ・活性炭吸着のメカニズム
 ・水中1.4ジオキサンの活性炭 吸着特性
 ・活性炭による水中 1.4ジオキサン対策の考え方
 ・活性炭の注意点とその対策


※その他の“水中1.4ジオキサン”関連セミナーはこちら

“水中1.4ジオキサン”の基準化に対応する最新分解処理技術

http://www.megaseminar.jp/2010/ms18a/20100930.html

ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)セミナー【備忘録】その1

ゼロ・エネルギー・ビル (ZEB)セミナー【備忘録】その1


ゼロ・エネルギー・ビル というと、省エネルギーに関する国の取り組みの強化は、「省エネ基準の適合義務化」が現実のものとなりつつあり、義務化の対象、時期、国の支援策などの成案が平成22年中に作成される見通しとなっている。


ゼロ・エネルギー・ビル に対して、国よりも厳しい東京都の条例と併せて各企業への要求が厳しくなる中で、さまざまな新規ビジネス開拓のチャンスが生まれようとしている。 日本では太陽光発電が中心となっているが、一方で世界に目を向けると、風力バイオマスの比率が高い。ビジネスの観点から考えると、世界を視野に入れた検討も行う必要があると思われる。


ゼロ・エネルギー・ビル 、 どのような分野やビジネスであっても、実際のデータを長期に渡って収集し続けることは次世代に貴重な財産を残すこととなる。最近刊行された「日本IBM本社ビル1971/2009」は約40年間に渡るファシリティマネージメントの記録とのこと。運用コストの推移も記録されており、なんと竣工時と比較して38%のコスト削減を達成しているそうです。


■記事の元となったプログラム内容

ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルの最新動向とビジネスチャンス

http://www.megaseminar.jp/2010/ms21b/20100928.html


日時:2010年09月28日(火) 09:30~16:30
講師:下記参照


第1部 ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルの最新動向とビジネスチャンス
MTエコ・プランテック所長 (前)(株)大林組東京本社設計本部本部長室 斎藤 満氏   
博士(工学) 技術士(電気電子部門)


 ・ビル、施設のエネルギー消費の実態
 ・ビル、施設に関する省エネルギー政策の動向とそのポイント 
 ・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルの市場の読み方

 ・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルにおけるビジネスチャンス


第2部 ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルを実現させる設備・機器の最新動向とビジネスチャンス
Vic’s代表 (元)NECトーキン(株)執行役員常務・営業本部長 関 勝男氏   


 ・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルを実現させる機器・設備開発のポイント
 ・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルを実現させる設備・機器の特徴と最新動向

 ・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルを実現するための設備・機器の選定と組み合わせ方 


第3部 中小ビルのゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化、スマートビル化に向けたSBC(省エネビル推進標準化)の動向と展望
日本アイ・ビー・エム(株) 理事未来価値創造事業 竹内 淳一氏   


 ・中小ビルのための「省エネビル推進標準化」のポイント
 ・中小ビルのゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化、スマートビル化のためのSBC戦略

第4部 ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルにおけるエネルギービジネスの具体的戦略
株式会社ヴェリア・ラボラトリーズ代表取締役社長 筒見 憲三氏   
(元)(株)ファーストエスコ代表取締役社長


 ・“エネルギーの見える化”の需要とゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルへの展開 
 ・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルにおけるエネルギービジネスの具体的戦略


※その他のゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)関連セミナーはこちら

ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)、スマートビルにおける具体的戦略

http://www.megaseminar.jp/2010/ms21b/20100929.html