※この日記はクレトトケイの偏見で書かれております。その点を留意のうえ、ご覧ください。
パート①はこちら→オフ会って来ました!!2020!! パート①
パート⑩はこちら→オフ会って来ました!!2020!! パート⑩

 

時折……クレトは考えるのです。ブログももっと仕事で書いているように読みやすくするべきなのかと。やろうと思えばできる。できるけど……それを終わりかけにやってどうする?!

 

次回の糧にしよう。次回なんてものがあるのかわからないけど。あと今回は全体的に2000文字から2500文字の範囲にして、スマホでも読みやすいとされている、区切りで改行を入れてみたわけだが……ぶっちゃけ仕事を要領が違い過ぎてわからん!!

 

はい。本編です。

 

マスキさんと対面でコラボをすることになったクレト。実はこのときに配信者の中でマスキさんの次に面白い男。なか卯さんとのコラボが発表された後だったのだ。

しかもマスキさんは自分が聴き始めてからは、誰かと2人でトークするというコラボはなかったと記憶している。年末にリスナーさん達と数分ずつというのはあったけど! けど!

 

くわえてですよ?! こんな妖怪が、こんなイケメン(選り好みはわかれる)とリア凸させて頂いているわけで、みんなの人気者マスキさんを独占しちゃってるんですよ!!

 

夜道で刺されてもしかたないと思いました。藁人形に名前を書かれてはりつけにされても仕方がないと思っていました。はい。

 

なので当日の配信の中で彼のイケメン具合を尋ねられたときに口が裂けても言えませんでした……もっと濃ゆくてもいいけど、良い塩梅のソース顔な上に蹴りを入れても問題なさそうな筋肉質のしまりがある体! 馬鹿みたいな長身! ちょっとした各所で見せる紳士的な態度と品のよさ!! しかもいくら話をしてても飽きないし、黙ってても居心地が悪くなる気がしない雰囲気!! 会った瞬間から、いや、会う前から楽しくない時間が一秒もない!!

 

自分が人間で、婚活中で、婚活パーティーにこんな人がいたら猛アタックしてます。えぇ、私としては見事な変化球KOです。人間的な心が失われていてよかったな。と、とてつもなく感じました。ひたすらに実は萌えていましたとも。

 

けれど、これを正確な言葉にするのは非常に難しいので曖昧な言い方をしたけれど、十二分に配信内で口を滑らせたクレトであった。

と、今現在では“萌え”。あるいはアイドルに対する感情に近いのだな。という整理がついたわけであるが、こういう風に書くと目茶苦茶言い訳っぽいなと前文を消したい気持ちでいっぱいあるが、萌えたものは萌えたので燃えたので仕方がない。

 

配信は元々の告知の効果もあってか、いきなり10人を超えるような来場者。

ビビりました。ビビッて声がでませんでした。おかげさまで、カミカミな自己紹介に。

 

第一が私はマスキさんやなか卯さんのような面白系の配信者ではない。どちらかといえば、雑学を雑談していることが多い枠である。本気で配信スタイルが違う。

上手いことをいうこともできなければ、コメントも交えてのキャッチボールができているということもない。

 

マスキさんのリスナーさん達が優しいのは重々に知ってはいる。それでも、自分は存在しない方が楽しいのではないか。所詮は新参者でもあるわけだし。

 

それでも話を上手に引き出してくれるマスキさん。さすがは自称No.1で面白い配信者。

このルームにたどり着くまでの話や私の自己紹介的な話をさせてくれたり、最終的には私の方が長く話してしまい申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

特に、なか卯とマスキ配信をきいた後だとより実感させられる。

 

ついでに、マスキさんとはネットで会話をしている中でも意見の相違や価値観があまりにも違うということが多かった。それでも今まではネット越しという一方通行のやりとりでうやむやにできていたわけで……リアルではそれが顕著に出ることとなった。

 

「日本、某所のカラオケにいるわけだし一緒に何か歌おう!!」

 

クレトは歌うことは好きだ。でも音痴だ。というかなんだって人間よりも3倍は練習しないと人並と呼ばれるレベルにはならないし、他の能力に数値をさくと使い物にならなくなる。

 

あの頃みたいに上手くデュエットできるだろうか……そう思いながらマイクを握った。

 

私が人生で一番多くカラオケを共にした人。薄明るい部屋の中で眼鏡に反射する画面を横目で見ていた、あの眼鏡男子と競い合ったときのように。

 

歌いだして少しして、マスキさんは歌うのをやめた。

私が音痴すぎるから? それとも、楽しすぎて大声で歌い過ぎた? なんで? こんな短時間で私は何をミスしたの?

しかも配信中。完全に事故だ。

 

不安の中でマスキさんの方を見るとハンドサインをしている。歌えということのようだとわかった。それでも声が上ずるし、マスキさんが入ってくる気配もない。Goサインはあってもストップはない。必死に考えた。が、最後まで事故でしかなかった。

 

配信上の言い方だというのは理解していたが「歌いだしたら、なんか変な声が混じってて」。

 

泣きながら逃げ出したかった。

 

やっぱりこの人間とは分かり合えない。きっと話し合いができる人間ではある。でも、何もかもが違い過ぎる。食事中にも何度も思った。世界の見え方がまったく違う。

 

コミュニケーション能力が落ちていることも確かだ。でもそんなレベルではない。それこそ、本当に人間と妖怪のように……私達は違い過ぎる。

 

人間とは個体の生物だ。ここに意思を持ち、自由に行動ができる。

けれど、妖怪はいわゆる世界の仕組み。理の一つであり、意思があっても越えられない壁があるのだ。

 

自分は半妖だから完全に世界に縛られているわけではない。それでも完全に人間なわけでもない。だから、生物ではない。

 

それでも他の人間とは上手くやっていることが多かったのに、何故、何故この人間と、よりによってもこの人間と相性がこんなにも悪いのか。心から悲しかった。

 

次回。妖怪をさらなる戸惑いと悲しみが襲う。

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