※この日記はクレトトケイの偏見で書かれております。その点を留意のうえ、ご覧ください。

パート①はこちら→オフ会って来ました!!2020!! パート①

パート②はこちら→オフ会って来ました!!2020!! パート②

 

オフ会話もパート③である。そろそろお気付きの方も多いと思う。話が中々進まないのはお前の自分語りが過ぎるからでなないのか。という事実を。しかし、私はあえて叫ぶ! 私の日記なんだ!!好きにさせろ!!

 

というわけで、旅の話の続きです。

一応これね、マスキさん本人に許可を取ってから書いてるんだけど、きっとこんな風に書かれるとは思っていなかったと思う。うん。

 

そして、①と②を読んで下さったご本人からGOサインを頂いたのでこの話は非常に長くなると先に言おう。プラスして今回は半分程度が余談である。

 

旅の話に戻る前にこの旅の中で私が言われて本当に嬉しかった言葉の話をさせて欲しい。それは――「お前の書いた小説が読みたい」。

 

これは読んだことがないからただ言われているだけだと思う。何も知らないからこそのちょっとした好奇心、実際に読んだら一ページで辞められるかもしれない。それでも私なんかが書いたものを読んでみたいと言われたこと。それに「こないだのブログよかったよ」と言ってもらえたこと。それを言葉で肉声で目の前で聴けたこと。きっとこの先、感想をきけることも、反応されることもなくなるだろうし、期待などしてない。ある日の暇つぶしでよい。

 

それでも、嬉しくて泣きそうだった……

 

読みたいという言葉をくれる人がいないわけじゃない。「だったら」と感じるかもしれないが、これは私が『読んでほしい』と感じる相手の一人だったからだ。

ワガママだし、その他大勢をないがしろにしてる発言なのは十二分に承知している。しかしこれは誰にでもあることではないのだろうか?

 

自分が凄いなと感じている相手から、自分の作ったものを、自分の書いたものを見たいと言ってもらえること。もらえたこと。とくに私からすると本当に仮面をつけているように、本当と嘘の狭間、本気と虚栄を操る人から「読みたい」といって貰えた。あの言葉はお世辞や私を喜ばせるために言ったのではないと信じたい。混じりけのない言葉だったと思う。思いたい!

 

でも、だからこそその瞬間は見せれるものがないと思った。返事をごまかした。けど!けれど! 心の中では、完全に手放しかけていた、諦めきっていた、忘れようとしていた自分の夢が、目標がよみがえってくる気がした。また輝き始めた!

 

きっとまた簡単に心折れてしまうだろう。それでも、だとしても!! 私が恩師に誓ったこと。恩師がこの場所に導いてくれた理由。そして少しずつ進んでいる現状。最後のトリガーをひかれた気がした。

迷子になっていたクレトトケイという存在の帰るべき道を指をさして教えてもらえた。そんな気がしてならないのです。

 

なんて唐突なひねくれた自分語りはここいらで〆ってことで旅の話に戻りましょう。

ただ、紅の兎と書いてクレトと読むわたしから、トケイではなく時計からこれは本当に感謝したかったことなのです。ありがとうございます。

 

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さて、作戦会議をするために入ったはずの喫茶店。座席に座り、その時点で実家にでも帰ったような安定感。テンポの良いジャズが響く店内……皆さんは覚えているだろうか。

私がパート①で朝一でジャズを聴いていたことを。私は別にジャズが好きだから聴いていたのではないのだ。では、何故?

 

理由はガンダムにある。マスキさんの配信を聞いている方ならこの配信者がガンダム好きなのは認知済みだろう。そして何気に私もガンダムが好きなのだ。

 

ガンダム作品は多々あれど、最近の私が是非ともオススメしたい作品がある。それは“機動戦士ガンダムサンダーボルト”というもの。

 

簡単にガンダムシリーズの中身を説明しておくと、基本的には連邦と呼ばれる軍に所属する主人公とジオンと呼ばれる敵軍に所属するライバルの戦いを描きつつ、それを取り巻く人々のヒューマンドラマというのが基本的なストーリ。

 

一番有名なところをいえば、アムロとシャアの戦いである。そして、現在オススメするサンダーボルトはマイナーな作品になってくるのだが1話が15分という短さであり、近年に作られた作品なので絵柄も過去作よりは抵抗が少ないと思う。

 

そして、この作品の特に魅力的な部分は音楽にある! サンダーボルトの主人公はジャズ好きで、主人公にスポットが当たるとテンポのよいジャズが流れ、ライバルは真逆ともいえるようなゆっくりとしたポップスが流れる。その切り替わりや演出が神、いや、鬼がかかっているのだ!! 魅力はまだまだあるがそれは別の機会に語ることにさせていただく。

 

そんなガンダムが好きな二人がジャズの流れる喫茶店に座り、私が開口一番に発した言葉は『このテンポ……サンダーボルト思い出しませんか?』である。

だって、そんな素晴らしい作品を私に教えてくれたのはこの目の前でコーヒーを飲むのを待っていてくれた人物なのだから。

 

ほぼほぼ座ったと同時にガンダムトークに花を咲かせる男女。こいつら、ただのオタクである。しかし、誰がこの二人は20分前ほどにはじめて出会ったと気が付けるだろうか。誰もいないだろう。

 

この後のことを言っておこう。オフ会とはそういうものかもしれない。が、こいつらは後にも先にも自己紹介など一切しなかった。

 

「超大作になってもおk」と言われたので、話を少し戻すと遠目に見ても『え、何この人デカい。黒バスのキャラ??』というような長身の男が現れ「どうも、マスキです」と言われ敬礼し合って私が言ったセリフは以下のものである。

 

『マスキ大佐で間違いありませんでしょうか!

本日、日本某所の案内を任されましたクレトトケイ伍長であります!遠路はるばるお疲れ様でございました!!』

 

はい。名前を真面目に名乗ったのもこれが最初で最後です。まあ、そんなもんです。『予想以上のイケメンが来て、チョー緊張してますー』とか『はじめましてー。いつも配信楽しまして頂いてますー』とかもなかったです。

 

『つうか、アレですよ! アレ見て! 休園!!』ですから。はい。こんなにもね、馴れ馴れしい何様だという妖怪と時間を過ごしてくださったマスキさんの家系には仏が混じってるのかもしれません。

 

話は戻り、ガンダムトークなどをしつつコーヒーを飲んでいたわけですが妖怪は正直彼の動きを見ながら思っていました。

 

まあ店に入った瞬間から知っていたのですが、この男やたらめったら足を組み替えたり姿勢を変えるんですよ。そりゃもう、目が泳ぐほどに。キャメルの甘い香りを漂わせながら、赤い靴下が右に行ったり、左に行ったり。

 

しかし、トークは続く。そして彼が席を立ったのはカップが空になってからずいぶん経った頃。でも私は言いましたよ? ガンダムの話をする前に。

 

『お手洗いに行きたいのなら行ってどうぞ。荷物は見ておきます』と。

 

まーでも、こうやって書いてみると彼は時間をかけて私という人間をはかっていたのかもしれませんね……私自身も相手がどんな人間なのかを観察していたように。

 

 

そしてある意味でやっとお手洗いに行ってくれたので、観光地図とにらめっこするクレト。

こうして会話をしているのも十二分に楽しい。でも、流石にそんなオフ会というのも妖怪の名がすたる――

 

というわけで、つづく!!

オフ会って来ました!!2020!! パート④