梅雨の鬱陶しさを慰めてくれるのはアジサイ、漢字では紫陽花と書き、四枚の咢が特徴的なので四片(よひら)とも呼ばれるそうですねあじさいあじさいあじさい

 

アジサイの語源や万葉集にも詠われていたことなどは昨年のブログにも書きました(2022年6月11日)

 

英語でアジサイをhydrangea =ハイドレンジャーと言い、子供はすぐ覚えるということも今までに紹介してきましたチョキ

 

ところで、<hydr>はギリシャ語に由来し「水」を意味する接頭辞ですみずがめ座

 

そもそもがギリシャ神話のヒドラ(Hydra=ミズヘビ)ヘビ に関係し、rangea の方は分かりませんが、語尾のea とかa は花によく用いられています。

 

例えば、思いつくだけでも azalea (アゼリア=つつじ)freesia(フリージア) camellia (カメリア=ツバキ) poinsettia (ポインセチア)wisteria (ウイステリアウイ=藤)などなどブーケ2ブーケ1ブーケ2

 

何故なのか牧野博士に聞いてみたいところです。

 

hydro がつく言葉としては他に、 

 

*hydro(水)+gen(素)→ hydrogen (水素)、

 

*carbon(炭素+ hydr(水)+ate(物 )

   → carbonhydrate (炭水化物)

 

*hydro(水)+electric(電気の)+ power(力)       

   → hydroelectric  power (水力発電)

 

などがあります。

 

じゃあ水なら全部 hydro かというとそうでもなく、ラテン語由来の単語だと接頭語には< aqua>が付き、

 

Aquarius(みずがめ座)みずがめ座 aquarium (水族館)うお座  aquaphobia (水恐怖症)などもあります。  

 

ハイドロもアクアもそのスペルや響きからはあまり良いイメージは湧きません。

 

やはり雨に濡れて咲くアジサイには「紫陽花」という漢字がぴったしですね。

 

梅雨はまだまだ続くことでしょう。

 

皆様体調に気をつけて今少し紫陽花をお楽しみ下さい

 

 

(近所の公園の紫陽花)