先週、オーストラリアの友人Eさんのご主人Pさんの訃報が届きました。

 

Eさんは十年ほど前にクルージングで出会った女性、以来毎月お互いの近況を交換し合ってきたメル友です手紙ラブレター

 

訃報に引き続き、葬儀のライブ配信の知らせが転送され、オンタイムで外国の方の葬儀の模様を拝見するという貴重な経験をさせていただいたので紹介します。

 

先ずライブ配信が始まると会場全体が映し出されていました。

 

そこは教会ではなく、普通の集会場という雰囲気で、宗教色はどこにも見られません。

 

正面左に演台、中央に花束の置かれたオーク材の立派な棺ブーケ1

 

右横にはPさんの笑顔の写真と赤々と燃える暖炉の火が映し出されたスクリーンが見えるだけメラメラメラメラ

(オーストラリアは冬に向かう時期です)

 

既に40名程の参列者(ほぼ平服)が静かに席に着き、女性コーラスによるアメージンググレイスの歌声が流れます音譜音譜

 

女性司会者から携帯を切って下さい等のお願いがあり、式が始まりました。

 

初めに司会者によりPさんの93年に亘る経歴、亡くなった経過、家族構成、趣味などが紹介され、

 

その後は、Pさんの家族や親戚(娘や娘婿、息子、妻、姪、甥など)や友人など8名が次々と演台に立ち、Pさんと自分とのかかわりや人柄や思い出やちょっとしたエピソードなどが話されました。

 

淡々と話す方、感極まって涙に詰まる方汗汗明るく楽しそうに話す方音譜音譜・・・

 

涙に誘われる聴衆もいる一方、時に笑い声も聞こえ、穏やかで心温まる時間がシェアされていきますラブラブラブラブ

 

その後は彼が好きだった音楽音譜音譜と共に、スクリーン上にPさんの写真が次々と映し出され、彼の往年を偲びます;

 

アイルランドでの幼児期から青年に至る時代、英国軍人の時代、オーストラリアでの生活、家族や友人との交流、趣味に興じる姿  golf, fishing, gym, photography, travel, volunteer、

旅行先での写真・・・

 

なんと、その中に日本に来た時の我々夫婦とのワンショットも!! 

 

映像が終わると司会者に促され参列者が棺の側に行きお別れ、

 

会場にはフランクシナトラのマイウェイが流されて式は終わり配信も終了しましたテレビ

 

外国のお葬式といえば、神父、聖書、十字架、賛美歌、オルガンの音色、黒い喪服、献花、がつきものと思い込んでいました。

 

家族や友人や知り合いがそれぞれの思い出を語り皆でシェアするだけ、という葬儀の形態は御本人や家族の希望なのか?

 

或いはオーストラリアで一般的になっているのかは知りませんが、形式などどうでもよく、とても心温まるお別れの会であったことは確かですラブラブメラメラメラメララブラブ

 

Goodbye ではなくThank youと言ってお別れしましょう、と言った司会者の言葉が印象的でした。

 

海を隔てた遠い空からご冥福をお祈りしていますキラキラキラキラ

 

(I pray his soul may rest in peace.)

先月、P先生が末っ子の結婚式で6月にハワイのマウイ島に行く、と嬉しそうに報告。

 

June Bride(六月の花嫁)ね、おめでとう!と言ったものの、いったいどうしてJune brideが幸せなのか?知りませんでした。

 

調べてみると、6月(June)はローマ神話の最高女神のジュノー(Juno)の月、

 

ジュノーは最高神ジュピター(Jupiter)の妻で女性と結構生活の守護神だそうです。

 

全ての六月の花嫁さん、

Congratulations on your marriage!!

 

 

 

東京都美術館(Tokyo Metropolitan Museum)でAndrew Wyeth展を観て来ましたカラーパレット

 

ワイエス(1917-2009)は具象画(representational painting)で有名なアメリカの画家ですアメリカ

 

今回は彼の没後初めての日本での回顧展ということでした。

 

アメリカにそんな有名な画家がいたっけ?と思う方もいるかもしれませんが、

 

戦後のアメリカの抽象画やポップアートなどとは違い、身近な人々や風景に対象を絞り緻密な描写で再現した画家として根強い人気を誇ってきた方です目目

 

私は、約四十年前、アメリカ人の友人のベブさんを通して彼の存在を知りましたビックリマークビックリマーク

 

ベブさんは私が松山に住んでいた頃、松山や広島で英会話講師をしていた女性。

 

ある時、下↓↓の絵を見せて「その絵がどういうシチュエーションか想像し、その絵から何を感じたかを英語で話しなさい」という課題を出しました。誰のどんな絵とも言わず……

 

 

 

その時、何を話したかは忘れましたが、その後、この絵がアメリカのワイエスという有名な画家の絵で、その絵に描かれていたのは彼が妻を通して親交を持ったオルソン家の家とそこに暮らすクリスティーナ、

 

彼女は足が不自由、でも這いつくばってでも丘の上に立つ我が家に向かって草の斜面を上ろうとしている、ということを知りました叫び叫び

 

ワイエスはその長い生涯、殆どをぺンシルヴァニア州チャッズ・フォードと別荘地のあるメーン州で過ごしたそうです。

 

彼が描く絵は故郷の自然や家や人々、ドア、窓、ベッド、

天井,納屋の中、バケツ、椅子、ペンキの剥げた壁、

透けるカーテン、風に靡く洗濯物、木々や葉や花びら、

枯草、朽ちた葉、人の後ろ姿、横顔、乱れた髪の一本一本……

 

 

 

色調はモノトーン、でもモノクロの写真とも違います。

 

色はあるけど全く派手さはなく、それなのに、物や人の存在感が伝わって来ますドキドキドキドキ

 

 

 

彼の絵をまとまって鑑賞したのは今回初めてでしたが、

 

物や人が忠実に描写されて(depicted

なおかつ語られている(described)、

という印象を持ちました合格合格

 

だからベブさんは「この絵を観てあなたの想いを言葉にして下さい」と問うたのか、と今にして思い当たりますひらめき電球ひらめき電球

 

Dear Bev, how I miss you!汗汗