花粉症が本格化シーズンになってとてもつらい。瞼の裏と目の際がとてもとてもかゆい。

実家だとハイスペックのくそでか空気清浄機を、滞在する部屋に前もって担いで移動して、暫くしてから入室するのでここまでひどくならないんですけど、今いるアパート、同居人にその辺の理解が無くて、私が鼻かもうが目がかゆくて苦しもうが全く他人事。花粉を持ち込むな洗濯物はしっかりはたけコートはたいてから屋内入って来いよいい加減にしてくれよとブチきれそう。

私は鼻水や痒みや喘息症状で寝られないのに、同居人本人だけアッケラカンと高いびきかいて寝てられるあたりにも徐々にサツイが…くしゃみや鼻かむ音がうるさいとも言われたな…ティッシュの消費量にも嫌味?言われたし…アァ思い出したら腹立ってきた。

 

 

WOWOWでやってて、もう何回も観てるのにまた観ちゃう。

劇場まで観に行ってるのでパンフあります。コナンの第一作やハリポタ賢者の石みたいに売り切れで買えなかったものと、つまらなくて買う気が無かったもの以外基本買ってます。(シールはきょうだいのイタズラに使われて残ってないけど)東映アニメまつりのセラムンから保存はされてて、コレクション。地味に価値があるパンフとかありそう。

 

1963年はこちら

俳優陣が豪華だし無茶苦茶になんでも詰め込めば良いってもんじゃないのか、盛大にあちらはコケたらしいですね。リメイク作品から入った私からしたらオリジナル版もまぁまぁ普通に面白かったんだけどなぁ。

時代劇全盛期を眺めてきた目の肥えた視聴者からは受け入れられなかったのかな。

 

なかなかの豪華キャストなのにタグ付け10個までとかとても足りない。

個人的にベスト映画トップ10とか15には余裕で入る作品だと思ってます。バトルシップとかも好き。

「十三人の刺客」(2010)


・島田新左衛門(検閲官の向田さん、柴田勝家)

直参で御目付役。学問も剣も昔から優れていたらしい(鬼頭談)

 

・島田新六郎(妹に目を残した飯塚、ウシジマくん、黄巾賊の黄金比を気にしてる人)

新左衛門伯父の甥っ子で賭場にも虚無顔で出入りしている。

芸妓のお艶のヒモ。多分ヒモ。

 

・倉永佐平太(遠山の金さん)

御徒目付組頭。

石塚と一緒に尾張領へ行列足止めのお願いに走った。

殺陣シーンの堂の入り方が段違いで鮮やか。さもありなん。一コマ一コマが完成されていて、一つ一つの動き全てが見栄を切ってるようにすら見える。

 

・三橋軍次郎(遺品のタントに乗ってる相良先生、コルテシアロサンゼルスの日下部さん)

御小人目付組頭。

新左衛門から命じられた落合宿を3750両で買い取る超大人買いミッションにテンションも上がる。わかる。

 

・堀井(早馬飛ばして疲労困憊瀬川安右衛門)

御小人目付

組頭の三橋と一緒に落合宿買い物ミッションに同行。

 

・樋口

御小人目付。

 

・日置

御徒目付。

 

・大竹(鑑識の米沢さん)

御徒目付。

 

・佐原平蔵(ケンヂのバンド仲間だった春波夫、大岡忠相、隠蔽捜査の伊丹さん)

本来なら縁もゆかりもない浪人。槍の使い手。

二百両受け取って仲間入り。使い道も借金返して身寄りを喜ばせるのに百二十両、苦労かけて死なせた女房の墓に三十両、支度に二十両、残りは贅沢してみたくてという使い道が倉永の気に入った。

 

・平山九十郎

新左衛門に折々金銭的に世話になっていた浪人剣豪。

長年世話になった新左衛門への恩返しチャンスがとてもうれしい。

 

・小倉(六郎君)

平山先生の門弟。

両親もすでに亡く、家格も五両二人扶持と少禄なので潰しても惜しくないと師匠についてきた。

 

・石塚(鼻を折られた即天道場の佐山)

足軽。

サンカの小弥太が気に入らない。

 

・小弥太(キャシャーン、千葉解放戦線の阿久津さん)

山の民。棟梁の女、ウパシに手を出そうとして制裁されてた。

なにかと強靭。

 

・松平成韶(キレてる鏡君、ギリギリまでコメディ作りたかった椿一)

妙な哲学持ちで知的でサイコパスみ溢れるヤバいのがよりにもよって将軍の弟で老中内定だもんだから余計にヤバい。

これまであちこちでやらかして老中の頭痛のタネ。うちうちに消すことになった。

泥の中這いつくばっての痛ァい!死にたくなァい!がまた良い。

 

・鬼頭半兵衛(初代ファントム)

新左衛門とは若いころからのライバルでどうやっても勝てなかったところに、将軍実弟が明石藩主になるのについていってやっと新左衛門より高禄取りになったけど、ちょっと後悔。

気がおかしかろうが殿は殿。支えるのが武士の仕事。

嫌な予感がヒシヒシする中本当に二百人?ってくらい切っても切っても湧いてくる手勢を集めて殿の身辺を警護。

 

・間宮図書(山勘、最高の神君伊賀越えした徳川家康、俺のとは違うなァ…倉石さん)

明石藩の江戸家老。

殿の余りの乱行に老中の屋敷前で抗議の切腹をして果てた……ら気を損ねた殿に幼子含め遺族皆殺しにされた。

 

・浅川

明石藩近習頭。

出口を派遣したら返り討ち。目立つことすんな!!と鬼頭にド叱られる。

 

・出口(夏侯惇)

浅川が選抜した腕に覚えがある近習。

浅川に命じられて日置を襲撃するも平山に一刀のもとに切り捨てられた。

 

・土井大炊頭(原田甲斐、御厨元総理)

尾張藩の狼藉他目も当てられない将軍実弟を老中にするなんてとんでもない!と明石藩主には退場してもらうことにした。

 

・牧野靱負(秀次の娘をルソンに逃がした呂宋助左衛門)

尾張藩木曽上松陣屋詰。

去年の参勤交代で明石藩主が立ち寄ったので、息子夫妻にも命じてしっかり接待したら、結果的に息子夫妻を失った。

尾張藩通行お断りを打ち出して明石藩の行列を差し止め、自らは島田一党に迷惑をかけないよう自害。

 

・牧野采女(神保修理、神永新二)

牧野靱負の頼もしい嫡男。

妻が手籠めにされた抗議をしようとしたら滅多刺しにされて殺された。

 

・牧野千世

牧野家に最近嫁いだ御新造さん。

明石藩主の前に挨拶に出た結果、殺された。

 

・お艶(八木ひで)

新六郎の恋人、芸妓

・ウパシ

山の民。

 

・三州屋徳兵衛(官房長、メロンと請求書もってやってくる晶さん)

落合宿の庄屋。

75軒×50両=3750両!も貰ったもんだからニッコニコ。

打ち壊しても燃やしても構いませんので!また建て直せばいいし…と逞しくポジティブ。

打ち壊され燃やされ挙句に死体までゴロゴロしてるその後の落合宿をどう立て直したか気になる。

 

・気の毒な女性

父親が一揆のリーダーになったので、家族は皆殺し、娘は舌と手足を切られて成韶の慰み者からの飽きてそのへんに捨てられてた。

いまは老中の所で世話をされているよう。

「みなごろし」としたためた。

 

 

いつみても面白いです。

リメイク元よりテンポよくて、カラーっていうのもあるけど画面も見やすくてわかりやすいし。友情とか師弟愛とかライバル関係が良い感じに強調されているのも、限られた時間で登場人物に最低限の奥行や親しみを持たせられてて良い。

 

好きな所

①遮二無二走って前へ出る!!

②切って切って切りまくれ!!

③平山九十郎が待ち構える剣の原

 

邦画にしてはやや長めの上映時間だけど飽きずに面白いし、計画立ててるところは勿論、優勢なうちも上がるし、一人ずつ力尽きて斃れていく無常さもまた良い。

 

殺陣は松方弘樹が素晴らしすぎて、少し下がって次点で伊原さん、後その他団子ってくらい動きの説得力とか本物感に差があったのはまぁ経験値的にも仕方ないかな。差が大きい俳優さんだと、人斬ってますってのと新聞紙のチャンバラってくらい違った。

 

まぁ武士道?的な?正々堂々とが根底にあるせいだろうけど、個人的には屋根の上からの一斉掃射でもっと明石藩主片付けとけばよかったのに、まだ矢も弓も潤沢にある状態でわりと早々に小細工無用!!と有利な遠隔攻撃手段を捨てちゃったのが残念。

もっともっと削っておけば、新六郎と小弥太しか生き残らなかった、原作エンドよりさらに生存人数が少ないラストにはならなかったんじゃないかな~とちょっとだけ気になるところ。

小弥太が山の民でなんか不死身なのが唯一ちょっとな?どうも中途半端っていうか…だったらもう原作みたいに普通の人じゃダメだった?みたいな。