砂漠地帯を国道12号線はアルジェリア国境に沿って南北に通る道が有ります。 この国道よりアルジェリアよりには舗装路も無く、4x4でしか行き来出来ない集落が点在しています。 モロッコで優良な化石の産地へ向かうにはこの国道を何度も行き来することに成るのですが、 この国道の東側アルジェリア寄りには大ざっぱですがオルドビス紀やデボン紀等の地層が露出しており、西側アトラス山脈方面には高度の高い土地が多く、カンブリア紀の地層が露出している場所が点在しています。 のたカンブリア紀の岩盤は緑色を帯びた色をしており、脆い地質が多いのも特徴の1つです。
国道12号の西側を標高1500m辺りまで分け入ります。
Taouilist到着この先は徒歩で登ります。 足下にはカンブリア紀の三葉虫の破片が散見できます。
Cambropallas発見。
Taouilistで最も有名な場所で10m近く崖を削り採掘してあります。
大型種Acadoparadoxidesの中葉部のネガ化石です。 この様に大型の三葉虫は中葉部のみが残る事も多く、化石の産地モロッコでも綺麗に全体が採取出来るのは希な事なのです。 特に大きく成れば成る程保存されている確率は低くなります。