↑スイスにはドリップパックは無いので、帰国時はここのコーヒーを持ち帰ります。旅行などに持っていくと便利。
↑アンチエイジングのために1日20粒のアーモンドを食べてます。おやつ代わりに。
ペマコ（小3）のクラスに、華奢で顔色が悪い女の子がいるんです。
仮に名前をキャシーとしましょう。
・・・もち！「華奢」由来。
学校でたまにキャシーと遊んでいるらしいペマコ。
でもこの子、私から見たら、ちょっと変わってる子なんですよね。。。
それは、一昨年かその前の年のこと。
ペマコがお誕生日パーティーを開くことになりました。
キャシーも呼びたいというペマコの意向でご招待することに。
しかし。
「行きたくないから行かない。」
という断りのお返事が。
「行きたくないからって・・・」
すぐに、「我が子がやられた！」と臨戦態勢になる私。
ペマコが嫌われいて、意地悪でもされているんじゃないかと思い、いろいろ聞いてみたんです。
すると、他の子もことごとく断られているようで、その断り方が。。。
屋内遊技場で行われるお誕生日会には、
「この前、そこに行ったばかりだから行かない。」
という返事だったり、
「楽しくなさそうだから、家で映画見てる方がいい。」
とか、失礼過ぎる理由。
そういう時の答え方は、
「用事があるから。」
と、相手の気持ちを害さないことが大事だと思うんですけどね。
一方で、キャシーの血色の悪い顔を思い浮かべながら、
「プレゼントを買うお金が無いから親が誕生日会に行かせなくて、子供なりに強がって見せてるだけなのかな。」
なんて思って、勝手にしんみりもしたのです。
そんなこんなで月日が経ち。
先日、学校から帰ってきたペマコ。
小太りで血色のいい顔を輝かせながらこんなことを言いました。
「マミ！キャシーさんのお家に遊びに来てって言われたから遊びに行っていい？」
（イラストはイメージ＆無料素材よりお借りしました）
どーぞどーぞ！
「キャシーさんのおうちはヴィラなんだって。でね、お菓子は持ってこなくていいんだって！」
ここで、スイスのお家について少々説明を。
我々ファミリーが住んでいるのは、『Wohnung（ボーヌング）』と呼ばれる、日本でいうところのアパートやマンション。
他に一般的な住まいとしては、『Haus(ハウス)』と呼ばれる一戸建て住宅もあり、中古物件でも購入価格は大体2億円ぐらいから。（築年数や広さ、場所にもよりますが）
そして、キャシーのお家とされる『Villa（ヴィラ）』は豪邸を意味し、かなり大きなお家となります。
購入価格も中古で7，8億円～が当たり前の世界。
・・・この物件は湖を眺められるそうです。
（物件についての値段の幅などは、現在、引っ越し検討中の我々が、調べて感じた雰囲気なので参考までに。）
我が村でもヴィラはお高い物件。
そこに、キャシー一家は住んでいるということなんです。
しっかし、
「うち、豪邸だから遊びにおいで。」
なんて言う、リアルスネ夫みたいな子がいるんですね。。。
通常、お友達の家に行くときはお菓子を持たせる私。
日本ではこれは当たり前の礼儀かもしれませんが、こちらでは持って行かないのが通常です。
・・・おそらく、ペマコは「お菓子を持ってくる子」として周知されていたのでしょう。だからお菓子持参を断られたのかな。
とりあえず、手ぶらで行かせました。
スネ夫…もとい！キャシー宅から帰ってきたペマコ。
「めっちゃ大きいおうちだったよ！アヴィーさんのおうちよりも！！」
（アヴィーはこんな子→コチラ）
ほほう。。。
アヴィーの家よりも大きいとなるとかなりの豪邸です。
勝手にお誕生日会も出れないぐらいお金が無くて、断る理由は彼女の虚勢だと思っていた私。
・・・ごめんなさい。
でもさ、だとしたら、そんなお誕生日会出席の断り方ってある？！
それでも、別にキャシーからお友達が離れていくこともなく、普通に学校生活をエンジョイしているよう。
「イヤなものはイヤ」と嘘をつくことなく、我が道を行くことがキャシー流なのかもしれません。
・・・というか、ご家族が外国の方なので、その国の国民性なのかもしれませんね。
何も気にせず、思ったことをキッパリと口にできたらどんなに気持ちいだろう。。。
ある意味、その清々しさ（と豪邸住まい）を羨ましく思います。
でもね、そんなことをずっと続けていると、いつかつまずく時が来るんですよ～
子供でも、相手の気持ちを思いやった言い方をしてほしいものです。
↓押して欲しいです！（キッパリ）
