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ここのところ、スイスの子供の世界のイヤなお話をご紹介することが多いですが。。。
今日は、そんなスイスの子供の世界の良いお話をしようと思います。
スイスの幼稚園には留年制度があります。
2年通ったのち、ドイツ語の問題や協調性、落ち着きなどの点から小学校に進学できない子も。
留年した幼稚園3年目は、他の幼稚園に移動することもあるようで。。。
ペマコが年長さんになった年に、他の幼稚園で留年した女の子が転園してきました。
アヴィーというその子は、交友関係が出来上がっている幼稚園に入れられて、誰も遊んでくれずにいつも一人で居たそう。(アヴィーのママ談)
ペマコも馴らし保育からの親友がいましたが、アヴィーにも声を掛けて一緒に遊んでいたそうで。。。
これは、幼稚園を卒園後、アヴィーのママから聞いた話ですが、
「幼稚園で一人ぼっちの娘と遊んでくれたのはペマコだけだったのよ。」
ということでした。
ペマコ。。。
あんたってヤツは我が子ながら、
素敵やん!
そうして、アヴィーとペマコは同じ小学校・同じクラスに進学しました。
そこで待ち受けていたのは、ペマコへの嫌がらせをする子供達。
スイスでは午前におやつを持参するんですが、ペマコから無理やりおやつを取る子供達が出現したのです。
こちらでは早生まれ且つ体が小さいペマコは標的にされたのでしょう。
この話を聞いた時、
「『そんなにおやつが欲しけりゃ、そこに四つん這いになれ!』と言って、地面におやつをばらまいてやりなさい!」
という言葉が喉まで出かかりましたが、さすがにそれはね。。。
おやつを狙って襲われていた時、隣にいたアヴィーは、ペマコのランチボックスを閉めて、
「やめなさいよ!」
と一喝してくれたそう。
↑スイスではこれをおやつに持ってくる子も多いです。大人が食べても美味しいですよ♪
また、以前お話したこともありますが、ペマコが仲良くしていたトルコ人の女の子・トル子に急にいじめられるようになり、置いてけぼりを食ったり、嘘をつかれたり、罵られたりしていた時期があるんです。
ある日、トル子がペマコに向かって、
「ブタ!」
(こちらでは強めの罵りの言葉です)
と言ったそうで。。。
・・・自分の方がデブなのに。
その時、近くにいたアヴィーがペマコの前に立ち、
「ペマコにそんなこと言わないでっ!トル子、あなたはもう、うちに遊びに来ないでよ!」
と一喝。
そう。
アヴィーは村を見下ろす金持ちエリアの、大きな家に住んでいる社長令嬢だったのです。
・・・私もペマコが小学生になってから知りましたが。
「金持ちフラーーッシュ!!」
金持ちフラッシュに当てられたトル子。
翌日、ペマコに謝罪文を書いてきたのでした。
(その後、トル子のいじめは再開しましたが、今はまた仲良くしているようです)
そんなある日、アヴィーのママと話していると、
「幼稚園の時一緒に遊んでくれたのはペマコだけだったから、アヴィーはペマコがいじめられていると助けていたのよ。」
という告白が。
この話を聞いて思い浮かんだのはこの日本のことわざ。
『情けは人の為ならず』
人に親切をすれば、それは巡り巡って自分に返って来るということわざです。
ペマコが幼稚園時代に差し伸べた手が、巡り巡って今度は自分が大変な時に助けてもらえた。。。
昨日書いたような事件などがあると、「もうここでは誰にも親切なんてしなくていい」と、心が荒みかけてしまいました。
(事件はコチラ)
しかし、ペマコが助けられたことを思うと、親切にすることは自分のためであるとともに、私達もこれまでいろいろなところで、いろいろな人からの親切を受けて今日までやって来たと思うんです。
ことわざの意味とは変わってきますが、今まで受けた親切への恩返しという意味でも、誰かへの親切はこれからも継続していきたいですし、子供達にも続けてほしいものです。
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