思ったよりも緩やかな山道をソリで下って行くと、麓に到着する前に突如現れた。。。
えぇ!
まだ山の中腹っぽいんですけど!
仕方がないので、重いソリを抱え、子供の手を引いて歩いて下山していると。。。
「でも、このコースに行くと、別の麓に着きそうよね」
とダンナ様。
コースを無視して、別の道を歩き出しました。
しばらく行くと、道らしい道が無くなり。。。
そこかしこに見える、動物の足跡。
「私達、遭難したの?!」
「そーなんです。」
…つまらないダジャレが頭をかすめます。
レダラッハのチョコレートをたくさん持って来たから、少しの遭難だったら食糧は大丈夫よね?!
しかし。
チョコレートの所持についてダンナ様にたずねると、
「お部屋に置いてきた」
…そうよねー、重いもんねー。(棒読み)
どうやら、ホテルで食べるためだけにわざわざチョコレートを持って来た模様。
…どうなるんだろう、私達。
と思っていると、目の前に現れた小道。
助かった!
と思ったのも束の間。
この道、かなり急&踏み固められてるのか、かなりツルツル。
子供とソリを持って下りるなんてとてもじゃないけど無理。
躊躇している私の目の前で、タマオと共に下りだしたダンナ様。
うそーん!
私には絶対に無理!
疲れと少々パニックを起こしてる私。
「ごめん、私、違う道探すね」
と言い残し、あろうことか、ダンナ様と子供達を残して、立ち去ろうとしたその時。
「おーい!おーい!ボク一人じゃ行けないし、戻れないから助けてくれないとぉ!」
10年ものお付き合いの実績があるのに、いざとなったら全く発揮されない夫婦のチームワーク。
ダンナ様とタマオを私道から引っ張り上げ、また道を探してウロウロしてると、
先程の私道よりははるかに歩きやすそたうだったため、この階段を下ると。。。
無事、目指していたケーブルカー乗り場に到着!
疲れ果てたためか、
「もう帰りたい〜!寒い〜!」
と、母の心中を代弁するように泣き叫ぶタマオ。
結局、1度しか滑らずに初日は終了。
寒い中、うろつきまわったせいか、もともと少し風邪気味だったペマコは、風邪が悪化したようで、この日の夜は咳でほとんど眠れていないようでした。
「明日は違うコースに行きましょう!」
と、新提案を出してきたダンナ様。
違うのコースでのソリ滑りはどうなるのでしょう。。。
つづく
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