今日も前回に引き続き親知らず抜歯のお話。
大御所オーラがまばゆいばかりの先生に抜歯を委ねた私。
いよいよか!
・・・と思ったその時、
「あ、親知らずの隣の歯が虫歯になってるから抜いたほうがいいよ。今日じゃなくてもいいけどね」
と先生からのお言葉が。
抜歯の恐怖でアドレナリンが噴出してる私は
「トゥデイ!トゥデイ!」
(訳:「2本とも今日抜いてください!」)
と、片言英語で「持ってけ泥棒!」状態。
親知らず&虫歯を一気に抜いてもらうことになりました。
早速スタッフが抜歯の準備を行います。
まずは頭の先から膝ぐらいまでがすっぽり隠れる緑色の布を被されました。
この布、顔のところだけ丸く穴が開いているんです。
これじゃあ、キュウリの着ぐるみです!
(どうせなら目まで隠してよ!!)
麻酔を打たれると口内がギリギリと痛みます。
「ドウフガァ!」
「グオイシュア!!」
と、心の中であがる、北斗の拳の断末魔として採用されそうな叫び声。
(声に出すと針が折れそうで怖い)
それも束の間。
麻酔が効き始めると、何をされているのかほとんど分かりません。
何をされているのか知りたくないので、何も見えないようにきつく目を閉じることに。
これで目でも開けようものなら、恐怖&パニックが止まらなくなることでしょう。。。
まさに、
「開けたら最後you can't stop!」
(~プリングルスのCMより~)
といった状態です!
一刻も早く終わって欲しいと願う中、先生が助手(学生)になにやら説明しながら抜歯を進めて行きます。
「ちょっと!人を実験台に使わんでよ!学生同士、自分たちの歯でやんなよ!!」
と、抜歯の恐怖におののきながらも心の中でプンスカする私。
いかん!いかん!
頭に血がぼることにより血行が良くなって、出血が止まらなくなったら大変です!
ということで、楽しい事を考えることにしました。
「来月、お母さんと妹が来るから~」
「天気がいい日はバルコニーで食事してもいいな~」
「バルコニーと言えば、この前、上の階の人がゴミを落としてきたな!」
「あいつら、夜中に間違って人の家のピンポン押したりさ!」
「あぁ!!ホント、腹立つ!!」
・・・結局怒りにたどり着く私。
ビビりながらも、結構余裕があるのかもしれません。
神経に掛かっている親知らずの為、歯を切断しないといけないので、機械の音がキンキン鳴り響きます。
日本の抜歯と違って金づちは使わないようです。
が、ものすごい力で引っ張ってるのが伝わって来ます。
そんなこんなで抜歯終了。
約一時間かかりました。
感想としては「そんなに痛くない」ってとこでしょうか。
キュウリの着ぐるみ風の布を取ってもらうと、何を思ったかフラフラと椅子から立ち上がり、自分のカバンを持った私。
先生からの話も聞かずに帰ろうとしてるのか?!
・・・おそらく、1時間も恐怖にさらされて頭の回路がおかしくなり「家に帰る」ことしか頭に浮かばなかったのかもしれません。
そこに居合わせた全員から
「座って!座って!」
と注意され、また診察椅子に逆戻りです。
抜いた歯を見せてもらい説明をしてもらうことに。
歯には血や歯肉、神経が通ってた後が残っていました。
アドレナリンが出て興奮状態だったから見れたようなものの、平静の状態じゃ絶対直視できないものです。
しかし、親知らずって大きい!
こんなものが歯ぐきの下に埋まっていたのか!と驚きです。
「グロース!グロース!」
(訳:「大きいね!大きいね!」
と片言のドイツ語で興奮している私に、
「治療中、静かによく頑張った!」
と先生からお褒めの言葉が。
普段、褒められることのない私。
否が応でも嬉しくて鼻の穴が膨らみます!
褒められるって、いくつになっても嬉しいものですね。
(こんなことで喜ぶのはアンタだけだよ・・・)
これで一本目の親知らず抜歯は終了。
一週間後には縫い糸の抜糸。
二週間後には二本目の抜歯です。
早く全て終わらないかな~!
~バッシング第一部・完~
(気が向いたら第二部(二本目)書くかも?!)
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