今日も前回に引き続き親知らず抜歯のお話。
(前回の記事はコチラ )
抜歯の説明を受けてから半月の月日が経ち、いよいよ本番です!
(病院も私のブログも「親知らずの抜歯」について長々と引っ張り過ぎ!!)
またまたダンナ様に付き添ってもらって大学病院へ。
いつもは電車で行くのですが時間的に車で行った方がいいとの判断で、ダンナ様が運転する車で向かいました。
実はダンナ様、街なかの運転は苦手。
だのに病院にはチューリッヒの市街地を通らないと行けません。
話しかけても答えが返って来ないほど運転に集中しているダンナ様。
ビビっているのがビシビシ伝わって来ます!
こちらまで不安になっているその時、レントゲン室のおばちゃんの
『患者が怖がってたら手術をする先生にも影響するからね。私の足の手術がそうだったの。だからリラックスして頑張って!』
という言葉を思い出しました。
これって、運転手の不安が助手席の私に伝わる原理と同じですよね?!
ということで抜歯の時は絶対に怖がるのはよそうと心に決めた私。
覚悟を決めて治療室へ入りました。
いつもの治療室の雰囲気とは違い、置いてある器具などが非常に物々しい!
これだけでも私を震え上がらせるのに十分です。
まずは口内洗浄の為、マウスウォッシュでうがいです。
「リラックス!リラックス!」
という私の心の中の掛け声とは裏腹に、手足が勝手にプルプルと震えています!
(どんだけビビりなの!)
まだなんの治療もしてないのに、これじゃあアル中患者と間違われてしまいます!
友達や家族からの応援を心の中で思い浮かべて落ち着くことに。
『死ぬわけじゃないから大丈夫!』 by かかりつけの歯科医
(死ぬなら抜歯なんてしないさ!)
『金づちでガンガンされて、抜く時にバリバリって聞こえるけど結構平気』 by 友人たちの証言
(こえーよ!)
『運がいいから痛くないよ大丈夫』 by両親からのメール
(なんで句読点がないんだよ!)
・・・弱気な時は全てがマイナス思考に向かってしまう私。
何も考えない方がいいようです。
そうこうしているうちに先生がやって来ました。
あら?!
いつもの先生と違います。
貫禄がある年配の先生で、他の先生やスタッフと違い、着用している白衣も膝ぐらいまである長いもの。
(他の先生やスタッフはお尻が隠れる程度のスモック)
丈の長い上着を着てるだけで、こんなにすごいオーラを出すことができるのは、
『スターウォーズの「ダースベイダー卿」』
または、
『ビーバップハイスクールの「ヒロシとトオル」』
(追記:長いのを着てたのはトオルだけとのこと。情報提供ありがとうございます!)
ぐらいだと思ってた私。
(例えが古過ぎて分からない若者が続出しそうですが)
いやいや!
この先生も、丈の長い上着だけですごいオーラです!
(上着の長さだけじゃないだろうけど)
「北島ファミリー」で例えるなら、今まで診てくれた先生は「小金沢昇司」、この先生は「大御所・北島三郎」といったところでしょうか。(ヘイヘイホー!)
不思議なもので、この先生から、
「大丈夫ですよ」
と言われると、本当に大丈夫な気がしてきました。
話もきちんと聞いてくれようとして、とてもいい先生です。
「この人になら私の初めて(の親知らず抜歯)を捧げてもいい!」
…そんな気持ちになったところで、早速抜歯開始です!
つづく
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