小山町S様邸

MDにとって112棟目に誕生したお家に

結々(ゆゆ)と名付けました。

S様と出逢ったのはO様の見学会のあの日↓

10年前です。

本格的に家づくりとなったのは数年前からですが

それまでもずっと、必ず見学会には

足を運んで下さり、

いつも美味しいものを差し入れして下さって

言葉では書ききれない程の

お気遣いを与えて頂いてきたお客様です。

地鎮祭の日に残したこの言葉のように
この家づくりを「夢」だと言って下さっていた
S様にとって夢が叶う。完成した空間が
そうあれば良いなと願ってきたのですが
空間が形を成していく様を
感じれば感じる程
夢の完結としてではなく
ここはこれからのS様家族のいくつも
生まれるであろう新たな「夢」を
結んでいく、そんな基点になっていって欲しいと
願うようになりました。
 

“結ぶ”という言葉は、

奈良時代、「むすひ」と言われ「むす」は、

『産』『生』という意味を持ち、「ひ」は霊力を表す意味として

天地万物を産(む)しなす神を

「むすびの神」と呼んだそうです気づき

 

結=揺るぎないもの。

 

S様ご夫婦と家づくりをしていく中で

幾度となく感じたその想いは

S様ご夫婦の揺るぎない結実はもちろんのこと

 

ミヤ自身、この仕事をする中で

不安、未熟が故の焦り、

足りない所ばかりなはずなのに

なぜか需要がある恵まれた環境だからこそ

幾度となく感じる自分自身との葛藤の中

進んでいる自分にとって

自分の生み出すものに対して長年

喜び、感動してくれるS様のような方との出逢いは、

自分とこの仕事をしていくという覚悟のようなものを

結び合わせて下さる存在でもありました。

 

いざ、お家の打合せを。と初めて伺った日。

S様が満面の笑みでMDが来るのが

嬉しくて、嬉しくてソワソワしてたと。

やっとこの日を迎えられて夢のようだと

言って下さった事を今でも覚えています。

あの時、涙が出る程嬉しかった。

何年も、何棟もお家を設計しても

自信が持てなくて私なんかで良いのかなって

いつも怖気づいてる自分をこんなに待ってくれてる

人が居るなんて私の方こそ夢のようだった。

だからこの名前には

S様への想いはもちろん

設計士人生を支えてくれたS様ご夫婦への

個人的な感謝の気持ちも込めてしまいましたあんぐり

 

10年という月日は糸を編んでいくような

そんな日々。そこに完成系があるようで

無いような(笑)

でも微力でもそれを繰り返していれば

こうやってご褒美のような時間を

与えて下さるご縁がある。

 

「ゆ」:ものごとが生じてくるわけ

そんな成り立ちをもつ文字の如く

続けたからこそ、得た時間やこの

喜びをたくさん与えてくれたS様と

「ゆゆ」との出逢いは

また節目のような、ここにMDが

生かされている意味を

改めて考えた、そんな家づくりでもありました。

そうして生まれてきてくれたこの家が

S様にとって

「吉」という「糸」を結んで維持する(結)

強く、揺るがない存在になってくれたら良いなと

勝手ながら願っています。

暮らし。という一番シンプルで

一番尊いそんな日々の中で

実りや豊かさとS様ご家族の時間を

強く結び、さらに「々」:繰り返すという

意味のようにさらに描く夢や希望を叶えていく

礎のようなそんな存在になってくれますように。

沖縄の方言で「結」は

協力し合うという意味も持ちます。

この家づくりに関わってくれた

たくさんの職人さんたち仲間と

協力し合って生まれてきた

世界でたった1つのこの家が

揺るぎなくここにあることもまた

尊く、感謝の気持ちで一杯です。

 

実は全く違う名前でずっと呼んでました。

珍しく、地鎮祭の日に名前を決めて

社長にも宣言してたんです。

でも「結々 ゆゆ」だと思う!

完成まじかになぜかそう強く思って

社長にも意味を伝えたらそっちだね。って指差し

むすぶ・つなぐ・固める

そんな意味を持つ結という文字に

人と人としてのご縁をむすんでくれた結。

誕生した家とS様とをつなぐ結。

時を繋いでくれた感謝の結。

(S様が飾っていたお花と頂いた飲み物で

なんだか豪華に見えるケーキw)

たくさんの結を詰め込んで(々)

心からの感謝を込めて・・・

本当にありがとうございました!!!

またぜひ顔出させてください目がハート気づき

ではでは

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