ノンキャリ経営コンサルタント          のひとり言 -9ページ目

ノンキャリ経営コンサルタント          のひとり言

25歳という遅さで大学卒業。銀行本部の審査・与信管理部長、種々の業種の経営コンサル、老舗旅館への代取出向、ファンド投資先の代取や顧問等々、ノンキャリだからこその数多くの現場経験を基にして、思った事を勝手につぶやきます。

最近の原発記事で、私たちが最低限知っておくべき事があると思い書いてみます。
4年前、東日本大震災によって、あってはならない、決して起こりえないはずである『想定外』の原発事故(メルトダウン)がおきてしまいました。
政府並びに㈱東京電力は30年~40年の『廃炉に向けたロードマップ』(経産省)
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/#roadmap
を策定して進めようとしていますが、
1. 何度も、想定外の事故や想定外のデータ公表漏れにより、廃炉までのロードマップに10年のゆとりを持たせているにも係わらず、40年で廃炉できるかどうかは疑問です。
2. そもそも、『廃炉』と言っていますが、汚染廃棄物をどのように処理するのか?どこへ持っていくのか?については、全く白紙の状態です。(ここ数日来老朽化による廃炉が決まった原発も同様です。)
3. 汚染水は、今後も1日350トンずつ増え続けているのです。ALPS」で処理したあとも、「トリチウム」という放射性物質は残ってしまうため、タンクで保管し続ける必要があります。しかし、タンクの数は800基余りに上り、敷地は限界に近づいていて、その先をどうするか具体的な見通しはありません
3. 福島第一原発とその周辺地域の『ふるさと』は無くなってしまいました。経済的な損失は当然のことですが、コミュニティが消失してしまったのは事実です。残念ながら回復は、もはや出来ません
4. しかし、前に進まないわけにはいかないので、廃炉に関してはしっかりと進めてもらわなければなりません。      前提として、うそをついたり、隠したりはダメです。情報開示の徹底は、必須です
これが、私の現状認識です。
今後も『想定外』の事が起こりえることだということは、理解しているつもりです。福島第一原発事故は、正にその想定外の事故が起こってしまったのですが、今も、そしてこれからも、どんなに注意をしても、『想定外』は起こるのだと言う事を前提として今後の政策を策定していかなければなりません。
そして、放射能に関しては、我々人類は、決して完全にはコントロール出来ていないのだと言う事、コントロールできる技術は開発されていない事を共通の認識にしていかなければなりません。(フィンランドのオンカロも、今は処理できる技術はないけど、将来研究が進めば処理できるよね?」「そうだね。」「たぶん誰か考えてくれるよ。」といった具合に10万年後の人類に責任を押し付ける施設ともいえます。)
① <福島第1>凍土壁、3月中の凍結開始断念河北新報 3月17日(火)13時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00000015-khks-l07
② 福島第一原発 汚染水対策の現状と課題NHKNEWSWeb3月11日 6時31分
飛ばないので、文の最後にコピペしてあります。

核廃棄物の最終処分の技術が確立しておらず、場所も決まらないまま、原子力発電を続けていることを『トイレの無いマンションを作り続けている』と、たとえられますが、放射能に関しては、命に係わる大問題です。
原発推進派の方は、日本経済の事と、CO2の事を上げられますが、放射能による命の問題と、全く次元が異なるのは、自明の理です。
人類は、悲惨な戦争をも繰り返す程、おろかなのですから、気をつけないと。
最近TV等で、評論家等が『原子力発電は最も低コスト』だという言葉を、また以前のように時々言い始めています。
㈱東京電力が、破綻していないように見えるのは、国民がすべてのつけを払っているからであり、未だに汚染処理をはじめとした事故処理費用や賠償額が、どのくらいになるのか、これからも増えていくので、概算すら出来ないないのに、コストが安いと言う人の論理が分かりません。昨日古い原発の廃炉決定の理由の中で、廃炉するほうが安いと言っていましたが、汚染廃棄物の最終処分についての費用が分からないのに、いったいどのような試算をしたのでしょうか?(アメリカでは、『ともだち作戦』に参加した米兵達が、被爆の損害賠償訴訟を起こしたそうです)
皆さん、前提条件をキチンと理解しないと、とんでもないことになりますよ。
『あなたは、世界中で一番綺麗です!』。
・・・・・・・前提条件『過去1時間の間に出会ったなかで』

※②の記事のコピペ

福島第一原発 汚染水対策の現状と課題NHKNEWSWeb3月11日 6時31分
福島第一原発が直面している最も大きな課題の1つが汚染水の問題です。

増え続ける汚染水

福島第一原発では、1号機から4号機までの建屋に地下水が流れ込んでいて、もともとたまっている高濃度の汚染水と混ざるなどして、毎日およそ350トンずつ汚染水が増え続けています。東京電力は、汚染水をポンプでくみ上げてタンクで保管していて、処理設備を通ったものも含めると、すでにタンクで保管している量は60万トンに達しています。さらに、建屋内にたまっている高濃度の汚染水なども合わせると、全体の量は68万トンに上ります。

汚染水増加対策は

汚染水の増加を抑えるため、東京電力と国は去年5月から、建屋の上流で地下水をくみ上げて海に排出する「地下水バイパス」と呼ばれる取り組みを行っていて、ほかの取り組みとも合わせて、建屋に流れ込む地下水の量を1日およそ100トン減らすことができたとしています。また、建屋の周囲の地盤を凍らせ、1500メートルにわたる氷の壁で取り囲むことで地下水を遮断する「凍土壁」の建設作業も進められていて、一部は3月中に凍結作業が始まる計画です。一方、国と東京電力は、建屋の周囲にある「サブドレン」と呼ばれる井戸などから地下水をくみ上げ、浄化したうえで海に排水する計画も進めていますが、地元の漁業関係者の反発は強く、具体的な実施のめどは立っていません。

遅れる汚染水処理

汚染水から放射性物質を取り除いてリスクを下げることも急がれています。汚染水処理の要となるのは、ほとんどの放射性物質を除去できるとされる「ALPS」と呼ばれる設備で、去年までに改良型を含めて3基が完成していますが、処理のペースは想定を下回っています。東京電力は当初、3月末までに汚染水の処理を終えるとして、この目標を達成するために一部の放射性物質を取り除く新たな設備などを次々と導入しましたが、間に合わず、目標達成を断念しました。現在の見通しでは、一部の放射性物質の処理だけでもことし5月までかかるほか、さらにリスクを下げるには「ALPS」で処理し直す必要があるため、さらに長い時間がかかると予想されています。

行き場のない処理水

処理後の汚染水の行方も不透明です。「ALPS」で処理したあとも、「トリチウム」という放射性物質は残ってしまうため、タンクで保管し続ける必要があります。しかし、タンクの数は800基余りに上り、敷地は限界に近づいていて、その先をどうするか具体的な見通しはありません。

新たな課題

先月、汚染水を巡って新たな問題が明らかになりました。2号機の屋上の一部にたまった汚染された雨水が、排水路を通じて港の外の海に流れ出していたのです。東京電力は去年4月以降、問題の排水路の放射性物質の濃度が雨のたびに上がっていることを把握していましたが、公表しなかったため、地元の漁業者や自治体から強い抗議を受けました。おととし、汚染水が「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルを通って海に流出している可能性があることが分かった際も、公表まで2か月かかっていて、東京電力の情報公開の在り方が改めて問われています。

 

4年前の今日、私は、仙台市近郊の温泉に仕事で来ていました。
翌日、一旦東京に帰る予定でしたが、結果的に東京に帰れたのは1ヶ月以上経ってからでした。
初めて経験する強烈な揺れ。
海沿いではなかったため、津波の被害はありませんでしたが、電気、ガス、水道、電話等のすべてのライフラインが止まり、当日の夜には、雪も降って、余震が起きる度に怯え、対策会議中にも10数人の携帯電話から一斉に地震警報が鳴る時の恐怖感。
今から考えても、大変な経験でした。
しかし、人間はあさはかですね。
今でも、仮設住宅での生活を余儀なくされていらっしゃる方々や、家族や大事な人を亡くしてしまった方々がいらっしゃるのに、
私自身は、大震災などまるで無かったかのような、自堕落な生活をおくっています。
大震災から1ヶ月以上経ってから海沿いに行ってみたのですが、津波罹災後の、全体が砂漠のような薄茶色の廃墟が広がり、大きな交差点にも信号機が無くなっていて、 運転するのが怖いぐらいの光景は、忘れられません。唖然とし、現実として受け止め難い感覚だったのを覚えています。
70年前にも3.10東京大空襲があり、罹災者は100万人、亡くなった方は10万人以上だそうですが、私の見た光景以上の現実離れしたものだったのでしょう。
今、私の出来ることは、あまりありません。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りすること。
今『生きている』という幸せを、実感し、肩の力を抜きすぎずに、『自分のこれからの生き方』をもう一度じっくり考える事くらいだと思います。

合掌

これは、私のホームページで書いた記事のコピペです。 興味があれば、ご覧ください。

インバウンドに関して、自分の旅館がどのような対応をとるのかを、これまで書いてきたように自己分析(外部環境分析・内部環境分析・SWOT分析・クロスSWOT分析)して決めたら、次は、具体的なアクションプラン(行動計画)を決めましょう。

その時に、実現性・実効性を担保する有効な方法が、

  • 「旅館のPDCAサイクル」回す事です。

せっかく一生懸命に分析をして、方針が決まっても、私の小学生時代の夏休みの宿題のように、計画倒れでは何もなりません。特にインバウンドに関しては、目論見と実際の乖離が多く発生し、変更する必要がかなり出てきます。

風俗習慣の違い、言語の違いによる意思疎通の問題、宿泊単価の問題(客層のミスマッチ)、日本人宿泊客の反応等々・・・。

インバウンドに手を付けたものの、あまりの風俗習慣の違いに、やめる旅館も出ているようです。

訪日外国人受入接遇教本(事例・基本会話集) - 国土交通省 等、費用を掛けなくても参考資料はいくらでも集められます。

これらの問題を乗り越えるためにも、有効な方法は、「PDCAサイクル」を回す事です。

※私のHPの『何をしてくれるのか?』のページに説明図があります。

以前にも書きましたが、PDCAサイクルとは、計画(plan)→実行(do)→評価(check)→改善(act)を繰り返すという管理手法で、これらの頭文字を採っただけです。

一例として、英語と中国語の出来る社員を採用しようと言う事を決めたとします。

経営計画に乗せます。→アクションプランに、誰が担当し、何時までに、どのような方法で採用するのか計画を載せます(plan)。【例:専務が責任者となり、来年の4月までに2名、英語と中国語、最低限日本語1級取得者を採用する。】

このアクションプランに基づいて、担当者(専務)が実行(do)し、定期的に幹部会(組織の情報共有が大事)で、進行状況や課題などを報告、評価(check)し、必要があれば改善(act)して、このサイクルを常に回していきます。

【例:アクションプランで、当月中に大学訪問調査とハローワーク、人材紹介会社を調査して、可能性を調査する計画であったが、全部は回れず、後2校行きたいので、1ヶ月期限を延ばしたい、費用は高くなるが、実現を早める為に、人材派遣会社にも当たってみたい等々を会議で報告。他のインバウンド受け入れの準備であるトイレ改造等の施設が、今年中掛かる見込みとなり、派遣は、人件費のコストがかかるだけでなく、長期的なサービス品質の面から派遣社員よりも正社員が良いという会議での議論や結論】

このような、会議で議論して決めた事を、キチンと毎回アクションプランを変更しながらステップを確実にこなしていく事が、計画の実効性や実現可能性を担保する事になるのです。

小規模の旅館でも同じです。私の経験上、経営者や幹部だけで話し合い、文章や表に書くことを省略することが多く、結果的に失敗しているケースが多く見受けられます。

ポイントは、アクションプラン(誰が、何時までに、何を目的として、具体的に何をする)を策定し、毎月定期的に会議を開催し、変更点はアクションプランに毎回反映して、従業員全員が、旅館として何をしようとしているのか?今どうなっているのか?の情報共有を確実に確認しながら改善を進めていくということです

これが出来ると、必ず業績も改善します。


最近、地方議員さん達の懇親会に、公費でコンパニオンを依頼した事が問題になっていましたね。
確かに、現在では、『公費で』は、なかなか理解は得られないでしょうね。

いつも大した事は書いていませんが、今日は特にくだらない事を書きます。
私がコンパニオンの存在をはじめて知ったのは、今から40年近くも前です。当時学生時代赤坂プリンスホテルでアルバイトしていた時で、議員さんの選挙資金集めのパーティーや、会社の〇〇周年記念パーティー等に和装や洋装で入っていたコンパニオンの方々です。
大学生になったばかりの私にとっては、香水の良い香りも含め、女性たちがキラキラ輝いていて、自分とは別世界のものと感じていたことを、とても良く覚えています。

コンパニオンの定義は、例によってウィキペディアによると、
コンパニオンとは、女性の接客係のことをいう。おもに料亭ホテル旅館などに出張して接客を行う。展示会などで展示案内をするコンパニオンはイベントコンパニオンを参照(なお、現在コンパニオンと言うとこちらをさすケースが多い)。本来の意味は「仲間」「連れ」(companion)。
とあります。日本バンケット事業協同組合からのコメントでレセプタントという商標付きの呼び名もあるそうですが無視します。
勿論、私の書いているコンパニオンの方は、ここでいうと前者と言う事になるのですが、ここでは、単にコンパニオンと呼びます。

次に知ったのは、10年近くたってから、友人の弁護士3人と、私が仕事を紹介して旨くいったお礼に、石和温泉に連れて行っていただいた時に、呼んでいただいたコンパニオンでした。
これは、前者のコンパニオンとは、両極の反対側にあるコンパニオンでしたが、私には、それはそれで非常に嬉しかったこと覚えています。

その後、日本で有数の温泉地の老舗旅館(10階建の年商10数億)に、再建の為に、代表取締役として出向したのですが、その時に、お客様が呼ぶコンパニオンの会社とのお付合いなどを通じて少し詳しくなりました。
また、仕事柄、旅館の団体等の会議の後の懇親会等で、かなりお世話になりました。
その温泉地は和装(衣装と着付けの関係で少し高い)と洋装の二種類がありました。
確かに、私の経験上、男ばかりの仕事の宴会においては、コンパニオンがいた方が、懇親という意味からもOKだと思います。
また、女性もいらっしゃる仕事上の懇親会等においても、コンパニオンがいて、飲み物のサービスをしてもらった方が、場の雰囲気が良いような気がします。
しかし、『旅館の経営コンサルタント』をするようになって、全国各地の旅館のお手伝いをするようになり、地域や旅館によっては、さまざまなコンパニオンがあることを知りました。
北陸の有名な温泉地にある旅館のコンサルをした時に、ソフトとハード、A.B.C.Dのランクがあるのです。
旅館の経営者に聞いたのですが、最後までハッキリとは私も聞けずじまいでした。勿論さすがに売春までは無いと思うのですが(旅館側としては、宿泊する部屋とは別に、必ず宴会場を用意します。)、一流有名旅館は、Bまでだと言っていました。

この話も5年くらい前の話ですが、今後急速に変わっていくと思います。
旅館からは、団体客は激減し、若い男性はますますお酒を飲まなくなり、老人ばかりが更に増えていきます。
しかし、数は減少しても、仕事上での宴会は無くならないでしょう。
予算さえあれば(公費はダメですよ)、場の雰囲気を華やかに、和やかにするコンパニオンはありだと思います。
また、男性同士小グループの温泉旅行等での親睦会でのコンパニオンも、ジェントルマンとしての遊びの範囲において、ありだと思います。
最近思うのですが、世の中潤いが無くなってきているような気がします。
若い男性に魅力のある人が減っています。だから少子化に拍車がかかっているのです!(勿論それだけではありませんが)
もっと生き生きと、楽しく生きるべきだと思います。

私は、以前金融関係に勤務していて、バブル崩壊後まで、、1件〇億円~〇〇〇億円の延滞融資先を管理していましたので、ありとあらゆる誘惑はありましたが、正義感が強く?(振り返ってみると、本当は気が小さくて小心者だっただけ)残念ながら、一度もバブる経験は出来ませんでした。
1番の自慢が、銀行の本部の部長になった時、クレジットカードのようなICチップ付きのタクシーカードを渡されて、『自宅等の情報が登録されているので、電話で呼べば、優先的に来てくれて、黙って自宅まで送ってくれます(銀行持ち)。』と言われた事で、
1番心残りで、悔やんでいる事が、そのカードを一度も使わなかった事なのです。(ある部長は、月に40万円以上使っていましたが、毎日タクシーで帰ってもありえないので、どのように使っていたのか・・・?)

馬鹿でしょ?情けないでしょ?

そうなのです。だから言っているのです。

人生、一度きりで、やり直しは出来ません。

皆さん、しっかり自分の人生を楽しみましょう。

これは、私のホームページで書いた原稿のコピペです。 興味があれば、ご覧ください。

前回に引き続き、旅館の事業改善に関して、『インバウンド』についての、私の考え方を書いてみたいと思います。

数日前、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催12都市が発表されました。ラグビーは、南半球の強豪国やヨーロッパ諸国では、五輪、サッカーW杯に次ぐ一大イベントとして日本では考えられない程脚光を浴びているイベントですから、これでまた、前回述べた外部環境・SWOT分析の機会の欄に加える必要がありますね。

インバウンドについて、「うちは関係ない」と絶対に思わないでください。思った瞬間、何も変わらないのです。

むしろ、取り残されることになります。

どのようにして、外部環境をチャンスにつなげるのかを考えましょう。

前回SWOT分析の話をしました。今回は、クロスSWOT分析です。これも横文字ですが、大した事はありません。

分析だけでは、意味が無いと書きました。自己診断がキチンと出来たら(量と見た目ではありませんよ)、今度は、戦略です。

どのような旅館経営をしたいのか、どのような旅館にしたいのかについては、先月旅館の経営理念って何?、必要?」「『旅館の経営理念』は本当に必要か?」でビジョンや経営理念について書きましたので、行く場所は決まっているわけですから、インバウンドに関しても同じです。

どのようにして目的実現させるのか、ソリューション(解決策)が必要です。

まず最初にクロスSWOT分析をしましょう。

SWOT分析(自己診断)を利用して、

【強み×機会】

「強み」によって「機会」を最大限に活用するために取り組むべきことは何か?

【強み×脅威】

「強み」によって「脅威」による悪影響を回避するために取り組むべきことは何か?

【弱み×機会】

「弱み」によって「機会」を逃さないために取り組むべきことは何か?

【弱み×脅威】

「弱み」と「脅威」により最悪の結果となることを回避するために取り組むべきことは何か?

これがクロスSWOT分析と呼ばれるもので、「強み」、「弱み」、「機会」、「脅威」を クロスさせて対応すべき課題を抽出し、戦略を策定しやすくする分析です。これも、表にしたければ、ネットで検索すると、沢山出てきますが、私は、あえて表にはしません。

これは、結構苦しく、難しい作業です。でも、ここが重要なポイントです!

例えば、【弱み×機会】のところでは、施設の経年劣化(弱み)によってインバウンドの増加(機会)を逃さないためにはどのようにするのかという問題が直ぐ思い浮かびます。→修繕・改修→資金が無い→銀行は貸してくれない無理

大体、皆さんここで思考が停止してしまいます。違いますか?

ここで必要なことは、冷静で客観的な思考です。

まず、インバウンド(どのようなインバウンドの顧客をターゲットにするのか)を増加させるために、

具体的に、どの施設の修繕・改修が必要なのか?

概算でいくら掛かるのか?

を調べます。

それらを、必要度(A.B.C.に分ける。当然これを実行すると、どのような利益に結びつくのかも書く)とおおよそ掛かる金額を表にまとめて、可能なところから進める。→これを【弱み×機会】の欄のに、方法だけを簡単に書いて置けば良いのです。

私がお手伝いしてきたところは、例外なく資金の無い旅館ですが、無ければ無いなりにやれることは沢山あります。

ポイントは、このような分析をしていく過程で、「どのようなインバウンドがあるのだろうか?」「どのようなインバウンドなら自分の旅館でも受け入れたいと思えるだろうか?」、「今後のニーズの変化は?という疑問が出てくることです。出てきたら、しめたものです。図書館に行かずに、ネットで、いくらでも白書や観光経済新聞社等の資料が、簡単に手に入るのですから。

旅館は、100軒あれば100軒ともそれぞれ違うのですから、自分の旅館の特徴を基にして、『差別化』を図らなければなりませんが、何も何百万人ものインバウンドを求めるわけではないのですから、実は、それほど難しくありません。

必ず中国人のインバウンドを追いかけなくても良いわけですから、15億人いるイスラム教徒の方(主にイスラム法上で食べられるハラール認証と飲酒しないという特徴)を対象にする事もありえます。また、宿泊料等の金額的な問題もあります。

このクロスSWOT分析を進める中で、常に『外部環境調査』、『内部環境調査』、『SWOT分析』に戻って調べなおしをしたりしながら、ブラッシュアップ(磨き上げる)する事が、必要となってくるはずです。

苦労して、クロスSWOT分析が完成すれば、インバウンドに関する経営計画の骨子が出来たも同然です。

取り組むべきことが明確になったのですから、軽重、順位を決めて、具体的なアクションプラン(行動計画)を決めましょう。その時に、実現性・実効性を担保する有効な方法が、

  • 「旅館のPDCAサイクル」を回す事です。

次回、書くつもりです。

私は、旅館のコンサルタントをしていますが(金融機関に勤務していた時には、あらゆる業種)、皆さん(経営者を含めて)どうも勘違いしているようです。
よく、TV等でも、年商1億円、100億円とか、売上げ300億円とか出ると、皆さん「へぇ~。凄い!」 青年実業家で年商30億円の会社を経営している、とか出てくると、「へぇ~。凄い!」となります。
凄~く、違和感を感じるのです。
旅館の経営者の方も、昔は〇〇億円あったのだけれど・・・。という話をよく聞きます。
勿論、損益分岐点の見地から言う意味での必要売上高はあるのですが、極論すれば、売上高(年商)は、関係ありません。
いくら売上げ1,000億あろうが、1億であろうが、関係ないのです。
皆さんだって、いくら自分の目の前を1億円が通り過ぎていても、自分の手に残るお金が無ければ意味が無いことはお分かりでしょう?
ものすご~く簡単に言うと、営業利益というものが大事で、基本になるものです。
『営業利益』とは、借金の返済等を抜いて、純粋にこの仕事での売上げから、この仕事で掛かった、給料やら材料費等のコストを引いて残った利益のことを言います(正確には、本業の儲けを表す数値で、一般企業 の純営業活動から生み出された利益のことと定義されています)。
この仕事(商売)は、「続ける(or投資する)価値があるの?」を見るときに基本的な目安になるものです。
銀行や、投資家等も基準にするものです(ファンド等の投資家は、EBIDAと言って税引き前利益に支払い利息と減価償却費を加算したもので、もう少し細かいのですが、無視しても大丈夫です)。
年間100億円の売上げで、コストが掛かり、営業利益が赤字や500万円程度よりも、
年間2,000万円の売上げでも、1,500万円の営業利益が出ているほうが、全然良い会社なのです。
「旅館の事業改善」、「旅館の再生」、「旅館の経営改善」とかを目指す場合にも、営業利益を黒字に出来るかどうかが、対金融機関に認めてもらえるかの第一関門なのです。
勿論、金融機関は、旅館業だけでなく、どのような企業に対しても、同じなのですが。
しかし、旅館を経営していると、部屋はあっても、お客様が少ないと、
固定費」(売上げの増減にかかわらず発生する費用で、人件費、リース代、経費)が、まかなえないという恐怖感から、宿泊単価を旅行会社に安く提供する契約をしてしまい、高い単価を取れる時期も安い単価となり、旅館の格が落ちてしまう。
結果、負の連鎖に陥ってしまう旅館が、多くあります(特に、客室数が多い旅館)。
どの企業でも、一緒ですが、自分の旅館の特徴をもう一度、分析して見直し、どのような旅館にしたいのかを見直し、それを実現するためには何をどうしたら良いのかを考えて、実行していく必要があります。
決して、 売上額だけを追いかけては、いけません。

昨日、我が家のNo2のお犬様の散歩で近所の公園に行ったのですが、「寒桜」が咲き始めていました。 春ですね。

2015.2.28寒桜

<福島第1>汚染水、外洋へ流出 東電10カ月公表せず
毎日新聞 2月24日(火)21時40分配信(文章の最後に引用しています)
昨日、私がブログを書いた後に配信された記事です。
このような事がたびたび、本当にたびたび起こるので、どうしても、政府や東電が、信用できないのです。
私も、仕事柄、国税局や、金融庁等と議論してきた経験から、言わせて頂くと、彼らの組織は、『本音と建前の世界』です。
特に、権力と権限が強い組織ほど、悪い意味での内部統制が強く、結果としてこのような情報隠しが起きるのでしょう。
今回の問題を含めて、世界中が、自分事として(海は日本だけのものではありません)日本に対する信頼性を損なっています。
そしてこれからも、残念ながら続くでしょう。
私たち自身、一人ひとりが『水の一滴、岩をも砕く!』の気持ちで原発稼働はNOと言わなければ、私達の子孫に申し訳が立ちません。

<福島第1>汚染水、外洋へ流出 東電10カ月公表せず

毎日新聞 2月24日(火)21時40分配信

 

 

 東京電力は24日、福島第1原発2号機の原子炉建屋の屋上に高い濃度の汚染水がたまっていたと発表した。一部が雨どいなどを伝って排水路に流れ、外洋に流出したという。22日に汚染水が流出した場所とは別の排水路。昨年4月以降、放射性物質濃度の上昇が確認されていたが、東電は濃度のデータを約10カ月間公表せず、国にも報告していなかった。
排水路は1~4号機のすぐ西側を通る。東電は、昨年4月から今年2月中旬にかけ、この排水路の排水口で、降雨が多い時に放射性物質の濃度が上がるのを確認。この間の最高値は放射性セシウムで国の放出限度(告示濃度限度)を超える1リットル当たり1050ベクレル(昨年5月21日に検出)だった。ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質は最高で同1500ベクレル(昨年8月26日に検出)だった。東電は「排水口近くのモニタリングポイントの海水の放射性物質濃度に変化はなく、異常はみられない」としている。

 データを公表しなかった理由について、東電は「原因調査をして結果が出てから公表しようと考えた」と説明している。

 東電によると、2号機原子炉建屋の屋上にたまっていた汚染水からは放射性セシウムが同2万9400ベクレル検出された。事故当時の水素爆発などで飛散した放射性物質が屋上に残っていたとみられる。排水路に放射性物質の吸着材を設置するなどの対策を取るという。

 福島県原子力安全対策課の担当者は「外洋に流出していたのはゆゆしき事態。東電が濃度のデータを報告しなかったのも遺憾だ」と話している。【岡田英、斎藤有香】

やはり、どう考えてもおかしいです!納得できません。
誰か、私を納得させてください。

このニュースは、皆さんご覧になったでしょうか?
福島第1原発:汚染水が港湾内に流出 排水路濃度70倍

毎日新聞 2015年02月22日 21時54分(最終更新 02月22日 22時45分)
『東京電力は22日、福島第1原発構内にある雨水などを海に流す排水路から、高濃度放射性物質を含む汚染水が港湾内に流出したと発表した。流出した汚染水には、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり3000ベクレル含まれていた。東電は排水路をせき止めるなどの対応をとったうえで、港湾内には流出したが、外の海への流出はない」としている。汚染水を貯蔵するタンクからの漏えいは確認されておらず、東電が汚染水の量や出所を調査している。

私には「港湾内には流出したが、外の海への流出はない」という、言葉の意味が分かりません。港湾内の海水と、外の海水は、隔絶されているのでしょうか?

<福島原発>排水路ゲートを開放 濃度が低減
毎日新聞 2月23日(月)20時44分配信
東京電力福島第1原発構内の雨水などを海に流す排水路から高濃度放射性物質を含む汚染水が港湾内に流出した問題で、東電は23日、汚染水の流出を防ぐため閉じていた排水路のゲートを開放したと発表した。東電は、通常の約70倍の高濃度汚染水を検知し、閉鎖していた。開放の理由について、東電は
濃度が通常レベルに低減したほか、排水路内の水が雨であふれて外洋に流出するのを防ぐ措置と説明している。
東電は原因を調査するとともに、今後は排水路内の水や港湾内の海水測定を1日1回に増やすなど監視体制を強化する。
一方、東電は、放射線量を測るモニターに異常を知らせる警報が鳴ったのは22日午前10時ごろで、
下流側のゲートを閉じたのは約1時間半後だったことも明らかにした。排水路は敷地に雨水がたまるのを防ぐため構内に設置されている。【河内敏康】


大体のメディアは配信したと思うのですが、

それっきり。

すでに2日以上経っていますが、マスメデアは、ほぼ沈黙したままのように私には見えます。
だんだん視聴者の国民が興味を失ってきている事が、原因のような気がします。
最新の記事は毎日新聞のこれです。(記事の色付けやフォント等は、私が変更しています)
この記事を読むと、
1. また、高濃度汚染水が漏れてしまう事故が起きました。
2. 警報がなってから、ゲートを1時間30分後に閉めました。
3. 原因は、分からないけれど、濃度が下がったし、雨が降り続けると外洋に流れ出してしまうから、ゲートを開放しました。
4. 監視体制を強化します。

といっているように取れます。
監視体制は、足りなかったのですか?
また、想定外ですか?

汚染水除去 「凍結」は効果なく断念~東電 日テレニュース24 < 2014年11月21日 18:27 >
http://www.news24.jp/articles/2014/11/21/07263823.html 
汚染水保管タンク配管から水漏れ 第一原発 日テレニュース24 < 2014年9月10日 16:06 >
http://www.news24.jp/articles/2014/09/10/07258874.html 
汚染水タンクに中古品 東電公表せず 日テレニュース24 < 2014年7月23日 12:16 >
http://www.news24.jp/articles/2014/07/23/07255711.html
雨水タンクの汚染水漏えいか 福島第一原発 日テレニュース24 < 2014年6月5日 16:29 >
http://www.news24.jp/articles/2014/06/05/07252500.html
高濃度汚染水203トン誤送 福島第一原発 日テレニュース24 < 2014年4月14日 13:57 >
http://www.news24.jp/articles/2014/04/14/07249232.html

昨晩、私の大好きな「たかじんのそこまで言って委員会」という読売TVの番組(東京では放映されていないので、ネットにアップされてから、動画で見ています)を見たのですが、出席されている知識人と言われているパネラーの多くの皆さんが、『原発の核のゴミは、将来的に科学技術で解決できる』とおっしゃっているのを聞いて愕然としました。
だから、いつかは分からないが、きっと解決するから原発のゴミは出し続けても良いと公然とおっしゃっているのです。
以前私は、1/24付『最近の「マスコミ」について思うこと 』で東電・政府の対応にいて疑問を書きましたが、
今回の、原発の核のゴミは、将来的に科学技術で解決できるの根拠は何なのでしょう?
少なくとも、40年以上前から、何時か科学力が解決してくれるだろうから、原発を作ろう(しかも核のゴミですよ)、子孫に対して恥ずかしいと思いませんか?ブログにも書きましたが、政府の福島原発に対する事故処理の計画自体でも、30年~40年と10年の幅があり、それこそ、絶対的な根拠はありませんが、必ずまた、遅れると確信しています。
今現在でも、既に遅れているのですから。
私は、その時には生きてはいないでしょうが、年金問題も含め、子孫にすべての付けを押し付けて、恥ずかしくないのでしょうか?
『トイレの無いマンション』を作り続けていると言われても恥ずかしくないのは、何故ですが?
1番コストの安い発電だと断言していた人たちは、出てきて話してほしい。今現在、この事故の事故処理に何十年かかるのか、被害額すら確定できず、これからずっと国民に支払わせる事をどのように言い訳するのですか?
『想定外の事故だから』では通りませんよ。新しい安全基準も、災害を想定して条件を決めているのですから。
火力であろうと、自然エネルギーであろうと、100%の安全は無いのです。
ふるさとを無くすような、回復しがたいダメージを抱えながら、『絶対』を言い続けた責任があるのです。
経済がだめになる?冗談じゃありません。命の問題を、自分毎と捉えられない人達が、偉そうに言ってはいけません。
私は、ネットの果てで、勝手に遠吠えしているだけですからいいんです。
今日は、凄く怒っています!!
追伸:「たかじんのそこまで言って委員会」を好きで見ているからと言って、私は、右翼的ではなく、今までの人生で一度も自民党に投票したことが無いからと言って、左翼的でもなく、無翼(ノンポリシー)が1番近いでしょうか?



 

 

 



 

 


 

これは、昨日私のホームページで書いた原稿のコピペです。
興味があれば、ご覧ください。

旅館の事業改善に関して、『インバウンド』についての、私の考え方を書いてみたいと思います。

今、まさに旧暦の正月『春節』中ですね。日本は、江戸時代まで旧暦でしたが、現在も、中国、台湾、韓国、北朝鮮、ベトナム、ブルネイ、モンゴルでは、旧暦の正月である春節を祝っているそうです。

勿論、皆さんご存知の言葉ですが、例によって、ウィキペデアで調べてみると、インバウンド(inbound)とは、「入ってくる、内向きの」という意味の形容詞。我々の旅館・ホテル業界では、外国人旅行者を自国へ誘致することの意。日本においては、海外から日本へ来る観光客を指すことが多い。行政の対策として「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に従い平成14年から始まったビジット・ジャパン・キャンペーン等で有名になった。 と書かれています。

地域や旅館の特色によって、インバウンドに対する考え方は、千差万別だと言ってしまえばそれだけの話ですよね。

私のこのプログは、基本的に、資金を掛けずに自分達自ら『旅館の事業改善』や『旅館の業績改善』(旅館の経営改善)、更には、『旅館の再生』を目指す手助けになることを目指していますので、旅館のコンサルタントとしては、どのように考えて進めるのかを、お話しようと考えています(何度も言いますが、決して難しく考えないでください)。

結論から言うと、これからは、旅館の規模に係わらず、インバウンドを検討すべきである。何故なら、「クールジャパン(かっこいい日本)」を初めとして、 「和食;日本人の伝統的な食 文化」のユネスコ無形文化遺産登録、政府による観光立国化政策により、インバウンドが増加するのを見過してはならないからという意見です。

それでは、仮に、皆さんの旅館について、インバウンドをどのように考え、また、何をすべきなのかという課題で、経営コンサルタントを依頼すると仮定しましょう。

彼らは、まず何をするのでしょうか?

インバウンドに関しても、経営コンサルタントは必ず同じステップを踏みます。

自分達で実際にやってみましょう。

以前にこのブログに書きましたが、まずは、『己を知る事』(診断)からです。インバウンドに関して、

  1. 外部環境分析(世間の動きを、メモ形式で書き出してみる)
  2. 内部環境分析(自分の旅館の特徴を、メモ形式で書き出してみる)
  3. 両方を合わせて、強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)毎に分けて書く(メモで良いです)。
  4. 3に挙げたものを、ネットで『SWOT分析』と検索すれば、様式は沢山載っていますので、その中から、好きな形式を選んで書き込んでください。
  5. 再度、皆(3人以上)で各内容の洗い出しをしてみてください。                                                                    少なくとも、各項目10項目以上を目指してください。5つ位は直ぐに出てくるのですが、そこからが勝負です(そこに、普段意識していなかった大事な物がが出てくるのです)。今回は、インバウンドに限って考えるとすれば、5つ以上位でしょうか。

これが、経営コンサルが必ず行い、旅館や金融機関に提出する成果物の、報告書や事業計画書・経営計画書・再生計画書・・・に載っているもので『SWOT分析』というものです。

言わば、病院で言えば診断ですね。『SWOT分析』などと言うだけで、頭脳回路のシャッターを閉めてしまう方がいらっしゃいますが、そんな必要はありません。ただ、3で書いたそれぞれの項目の頭文字を並べただけです(私は強みと弱みを上段に、機会と脅威を下段に書いています)。

ここまでが、現状分析です。

例えば、外部環境分析で言えば、旅館の経営コンサルタントは、観光白書等いろいろなところからデータを集めて、皆さんや、金融機関が見やすくするために、グラフ等に加工したり。いろいろ工夫します。皆さん経営者は、そこまでしなくても大丈夫です。

実際に、「来日観光客数」というキーワードで検索してみると、「日本政府観光局(JNTO)」の訪日外客数の動向というページが最初に出てきます。

クリックするだけで、PDFファイルやExelベースでのファイルが用意されており、2014年は13,413,500人で、前年対比129.4%(約30%の増加)なっていることが分かります(Exelを使える人がいれば、直ぐにグラフ化も出来ます)。

国ごとになっているので、中華人民共和国は、台湾約2,830千人(128.0%)、韓国の約2,755千人人(112.2%)に次いで約2,409千人人(183.3%)となっていることが分かります(カッコ内の数字は前年対比)。

その次が米国の約892千人(111.6%)ですから、この3ケ国で、全体の約60%を占めています。しかも、どの国も、春節(旧暦1月~2月)を祝う連休があり、旅館の閑散期に動くということです(これは、SWOT分析の機会に挙げられますよね)。

この日本政府観光局(JNTO)資料は、2003年から月ごとのデータで載っていますから、これを見ると、更に詳しい分析が出来ますが、少なくとも、中華人民共和国からの観光客は、間違いなく増えていて、これからも増えるということが言えます。

また、テレビ等を見ていても、10年程前ぐらいまでは、弾丸ツアー的な旅行形態や、京都・東京・ディズニーランド等のいわゆるランドマーク的な所に行く事が主流であったのに、徐々に日本の文化を知ろうとする変化が見られる事は、周知の事実と言えるでしょう。昨日の報道は、炊飯器等のお土産を何百万円も使うということが取り上げられていましたが。

このように、PC(パソコン)があれば(使えない方は、使える方に頼めば)情報はいくらでもあるのです。

また、旅館の規模や、どのような旅館を目指すのかによっては、「インバウンドはちょっと・・・」という方もいるかも知れません。

でも、私の知る限り、大きな声でしゃべりまくり、周囲を気にしないというような、中国人ばかりではありませんよ。

今や、日本より遥かに洗練された富裕層は、確かに存在しますし、日本の十数倍の人口、いや、富裕層に特定すれば、何十倍の人が、日本旅館あるいは日本文化を求めて、来て頂けるチャンス(機会)は、確かにあります。

次に、外部環境で脅威に挙げられるものの例としては、為替ですね。円安でいる限りは、一般的に良いですが、インバウンドの場合、円高になると急激に客数が落ちる可能性があります。

その他に、例えば台湾の方達は、夕食の会食場に来た人から勝手に食べ始めるのが当たり前だったり、言葉や文化や習慣の違い等に対応しにくい、という弱みはあるかも知れません。私にとっては、関西のお客さんと関東のお客さんも相当の違いがあると思いますが(ここは、インバウンドの事だけにしましょう)。

言葉については、私の経験で良かった例があります。

ある大学に、留学生の卒業後の就職先としてどうかと相談したところ、喜んで積極的に紹介して頂き、正社員として入社した事により、中国語と英語に対応できる環境が整ったという成功例です。

次回は、続きで、

  • クロスSWOT分析
  • 旅館のPDCAサイクル

について書く予定です。

 

 

 

 

 

ここ数日、東京のいたるところで、大きな声で会話している集団に出会います。
そう、中華人民共和国(面倒なので、以下中国と書きます)からの観光客(インバウンド)の方々です。
秋葉原は勿論、デパートや、私のあまり行かない銀座周辺も中国からの方ばかりです。
ここ何年か、私が、地方からの出稼ぎから帰るたびに感じていた事なのですが、ここ数日、やたら目に付くので、例によってネットで調べると、今年の春節(旧正月)は、今日から1週間なのだそうです。
観光立国を目指している日本としては、これからどんどん知らない国の人が来るようになるのでしょうか?
何か複雑な気になってしまうのは、私だけでしょうか?
安倍首相は、日本を『普通の国』にするんだとおっしゃっていますし、日本の少子高齢化の対策として、移民を受け入れるのかどうかの問題も、これから議論が過熱するような気もします。(私は、仕方が無いので、消極的開国論者です。)
今や、イスラム国の事も、遠い世界のことではなくなってしまいました。
私は、戦後の高度成長期に育ち、平和憲法(好きです)の基で1番幸せな、平和ボケと言われても仕方の無い時期に生まれ、育ってきました。
これからは、そうはいきません。団塊の世代の方々が、65歳を超えてきて、急速に老齢化が進んでしまっているのですから。日本国自体が老齢化してきているような気がしています。
冷戦の時代から、テロの時代へ。
大学を出て、一生同じ会社で定年を迎えて、退職金を数千万円もらって、若い頃ローンで買った自宅で、慎ましやかに年金で暮らしていける。
そんな生涯イメージが、今の若い人たちには、全く描けないですよね。
もっとも、バブル崩壊時には、住宅ローン破産(長年ローンを支払って来ていても、担保である自宅がローン残高よりも安いので、処分出来ず、破産するしかない事)で、千葉地裁の破産事務処理がパンクした事もありました。
高度成長期には、ローンを借りて、最初は苦しくても、土地値と給与は上がるので、だんだん楽になるというのが、一般常識でした【インフレ】)。
自民党政府が、年金は100年安心だと言っていたのは、つい数年前のような気がしますが、いったいどうなったのでしょうね。

話は戻りますが、お隣の中国は、確か56の民族(内漢民族が92%位)で、17億人(確か政府発表は15億人位)
国土面積は、日本の25倍以上の国です。
世界の中では、彼らのほうが、マジョリティなわけです。
私は、大連、北京、上海、深センとその周辺という、誰もが知っているところにしか行った事はありませんが、20年以上前に、深センの近くの『民族村』というというところに観光に行き、青い目をした中国民族をはじめとした、国民の多様性に、本当にびっくりしたことがあります。
日本人も、以前は(今もかも)めがねを掛けて、カメラを首に提げて、不思議な笑みを浮かべながら、集団で行動する人種だと言われていました。
自分の国はそっとしておいてもらい、何かあれば、他の国に出て行って仕事をさせてもらうような自分勝手な事を、ずっとさせてもらっていたような気がします。
『いよいよ、第二の開国をしなければならない時が、来ているのではないか』等と思った一日でした。

ちなみに、アジア諸国では、年越しといえば春節のことを示す国が少なくありません。
中国、台湾、韓国、北朝鮮、ベトナム、ブルネイ、モンゴルでは、旧暦の正月である春節を祝っているそうです。
先ほど、ネットのニュースで、春節を祝う爆竹で、北京のPM2.5が普段の20数倍の値になったと配信されていましたが、思えば、昔の高度成長時代の東京もスモッグと特有の臭いがあったのを思い出しました。