ノンキャリ経営コンサルタント          のひとり言 -10ページ目

ノンキャリ経営コンサルタント          のひとり言

25歳という遅さで大学卒業。銀行本部の審査・与信管理部長、種々の業種の経営コンサル、老舗旅館への代取出向、ファンド投資先の代取や顧問等々、ノンキャリだからこその数多くの現場経験を基にして、思った事を勝手につぶやきます。

旅館の経営理念は、必要か?について書いた前回の続きです。
これも、私のホームページで書いた原稿のコピペです。【4000文字までなので、少しカットしました。】
旅館に限らず、企業全般、各個人にも言えることですので、置き換えて読んでみてください。

旅館の経営者の方だけではないのですが、私の知る限り、ほとんどの中小企業の経営者が、『経営理念』を軽く考えているのではと思います。

経営理念を作り、明文化して、皆で理解して実行することは、『どのような価値判断で、どのような会社を目指すのか』を明文化することで、自分自身を含めて、従業員や、顧客に対してハッキリさせると言う意味で、ものすごく意味があります。お金をかけずに、

·    旅館の事業改善

·    旅館の再生
をしたいのなら、真剣に考えてください。私は、経験上成功した方法しか書いていません。

私がコンサルさせていただく時には、前回書いたように、3人程度で議論しますが、最終的には、経営者の方に決めて頂いています

改めて、いろいろな会社の例を見てみました。

経営理念の事を考えるときに、リッツ・カールトンのクレドを外す事は出来ませんよね。 (クレドとは、ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉です。近年、マネジメント関係では「経営理念」を表わす言葉として使われているようです。)

リッツ・カールトンのクレドは、有名で皆さんもご存知でしょうが、読むと『すごいなぁ』と思うと同時に、『でも、一つ一つをよく読めば、当たり前の事を言っているのだよなぁ』とも思います。

強いて言えば、従業員それぞれが、一流企業だと言うプライドが持てて、自信を持って積極的に、共有する価値観で業務を進められる。

という事が、すごい事と言えます。

でも、私たち日本の小さな旅館でも、先の東京オリンピック招致プレゼンでの『お・も・て・な・し』という、たった一言で言い表せられる、素晴しい文化を持っていると言えるのではないでしょうか?

クレド

リッツ・カールトンはお客様への心のこもったおもてなしと快適さを提供することをもっとも大切な使命とこころえています。
私たちは、お客様に心あたたまる、くつろいだそして洗練された雰囲気を常にお楽しみいただくために最高のパーソナル・サービスと施設を提供することをお約束します。
リッツ・カールトンでお客様が経験されるもの、それは感覚を満たすここちよさ、満ち足りた幸福感そしてお客様が言葉にされない願望やニーズをも先読みしておこたえするサービスの心です。

いかがでしょうか? どう思われますか?

『コンサルタントとか学者とか、みんなそんな御託ばかり並べているけど、俺たちみたいな、旅館や中小企業にそんなこと言っても関係ないんだよ!感覚がずれているじゃないの?』

という声が、今にも聞こえてくるようです。

『だから、ダメなんです!だから、変わらないのです。他の旅館と同じなのです。

そんな小難しい事を言っているわけではありません。

どっちに向かって行くか、何のために、誰のために、と言う事を決めようと言っているだけなのです。

社長でも社員でも、パートやアルバイトのおねえちゃんやおばあちゃんも、皆で守る、目指す方向や価値観を決めておこう』というだけなのです。

会社の『企業理念』を内外に発信することによって、他社との差別化や、社内の結束・向上心・自信・自尊心・方向性の明確化等にも、寄与しているのだと思います。

変わったところでは、私は素晴しいと思うのですが、(お弁当の玉子屋)
事業に失敗するこつ
01 旧来の方法が一番良いと信じてていること。
02
もちはもち屋だとうぬぼれていること。
03
ひまがないといって本を読まぬこと。
04
どうにかなると考えていること。
05
稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること。
06
良いものはだまっていても売れると安心していること。
07
高い給料は出せないといって人を安く使うこと。
08
支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること。
09
機械は高いと云って人を使うこと。
10
お客は我がまま過ぎると考えること。
11
商売人は人情は禁物だと考えること。
12
そんなことは出来ないと改善せぬこと。
http://www.tamagoya.co.jp/company/index.html等々があります。

ネットで調べるとたくさん出てきますので、参考にして下さい。

でも、企業理念や旅館のビジョン等を明文化したら、それで終わりではありません。

私の子供のときの、『夏休みの宿題の計画』と同じで作ることが目的となっても意味がありません。

ようやく、スタートラインに立っただけだということを、くれぐれもお忘れなきように。

今回は、皆さんには、全く関係もありませんし、読む価値もありません。
でも、私は、どうしても書きたいのです。

旅館のコンサルタントとして、旅館の事業改善、旅館の業績改善を生業にしている私ですが、以前銀行員だった時期もありますし、年商18億くらいの旅館の代表取締役だったり(出向)、年商200億位のメーカーの経営コンサルをした経験があると偉そうにしているにもかかわらず、情けないことに、どうしても苦手なのが、自分の確定申告なのです。
特に、ここ数年、独立して青色申告をするようになってからは、毎年、元所属していたコンサルティング会社で同僚だった、税理士の方に手伝ってもらっています。
手伝って頂いているというのは、正確ではありませんね。
やって頂いているというのが、正しい表現です。

まず、私は、領収書をキチンと整理して毎月台紙に張ることが出来ません。
仕事では、20代の頃から、倒産した会社に行き、誰もいない、散乱した事務所で、伝票などを捜して資料作りという、破産管財人の補助の経験もしました。
つぶれそうな会社の資金繰りを、お手伝いした事も沢山ありました。
会計処理関係や法務関係、IPO(上場して株を公開すること)の東京証券取引所との審査対応、果ては、銀行で金融庁との審査交渉等での資料作り等を、いやというほど経験してきたのですが、何故か自分の事となると、まったくダメなのです。
やる気が全く起きないのです。
来年こそ、自分ですべて申告書を作ったうえで、見てもらうようにしようと、毎年思うのですが、
今年も結局ダメでした。
何もしないまま、気持ちだけが、暗く、重い、ウツウツとした毎日を過ごし税理士さんに会う1週間前になってようやく、領収書を整理しながら、通帳と帳簿が合うところまで入力しただけでした。
しかも真剣にやれば、1日程度で終わる量なのです。
特に、去年は、コンサルタント料ではなく、副社長という役員で9ヶ月間、会社の中に入ったので、役員報酬(会社員と同じ)で頂いた為、その間経費がほとんど無く(地方でしたので、実際には沢山かかったのですが、認められないので)、事務処理は驚異的に少なかったのにです。
税理士さんも、今年はものすごく忙しいらしく、結局、無理やり日曜日の夜の20時に、喫茶店で待ち合わせ、1時間程で全部見て頂きました。
その後、疲れきっている彼を(3週間ほど休んでいないとの事)、無理やり食事と称して、飲み屋に連れて行き、2時間ほど付き合わせてしまいました。
いつも、お歳暮・お中元を贈って頂いているだけでも恐縮しているのに、わずか数千円の飲みたくも無い飲み代で、確定申告を見て頂いていて、こんな事が許されて良いわけはありません。
来年こそは、いや、来月からは、毎月経理処理をすることを誓います!

とにかく、今日確定申告書を発送し終えたので、
皆さんとは、全く関係も無く、面白くもないとは思いますが、
私だけ『ホッ』としています。

ベランダ喫煙「ホタル族」に“厳しい目”「不法行為」の判例も 

(産経新聞 2月3日(火)15時0分配信)

の記事を見て、改めて『喫煙者の方の悲哀』を強く感じざるを得ませんでした。
記事の内容は、
家族に喫煙を嫌われ、しぶしぶベランダで喫煙する人たちを「ホタル族」と呼んで“同情”したのは、今は昔。受動喫煙の害が広く知られるようになったことで、隣や上の階に煙が流れるベランダでの喫煙に対し厳しい目が向けられている。平成24年にはベランダ喫煙の男性に5万円の支払いを命じる判決も出た。喫煙者からは「どこで吸えばいいんだ」との嘆きが聞こえるが…。(平沢裕子)
に続き、記事を抜粋すると、
不法行為」と認定した判決
 ベランダでの喫煙をめぐっては、階下に住む60代男性のベランダ喫煙による煙で体調が悪くなったとして70代女性が訴えを起こし、名古屋地裁が24年12月、男性に賠償金5万円の支払いを命じている。判決では、受動喫煙が健康に悪影響を及ぼす恐れがあることは「公知の事実」とし、ベランダでの喫煙を他の居住者に著しい不利益を与える「不法行為」とした。この判決は確定している。
吸うのなら「注意を払う義務」
 魚の臭いや子供の声を苦痛に感じる人がいたとしても、実際に精神的あるいは肉体的な被害を与えていない限りは社会的に許容される。一方、受動喫煙が肺がんや心筋梗塞(こうそく)などの健康被害を引き起こすことは、世界保健機関(WHO)が2004年、科学的根拠をもって示している。日本は2005年にWHOの「たばこ規制枠組条約」を批准しており、公共の場所での禁煙は国として取り組むべき課題でもある。
  つまり、外に煙が漏れないようにして室内で吸うか、屋外では喫煙が認められる場所で、かつ煙が流れる先に人がいないかを確認してから吸うしかないといえる。喫煙者にはつらいが、そういう時代であることを認識する必要があるということだろう。

と記事を結んでいます。(色付けや太字などは私が勝手につけました。)
ちなみに私は、このプログの2013年10月29日付『禁煙・分煙・喫煙権・嫌煙権についての頭の整理 』の中で書いたとおり、2013年6月から、喫煙は『現在休んでおります』と言い続けています。
理由は、以前から、何度も禁煙を破った前科があり(一番長い休煙は2年半)、今回も未だ、2年も経過していないためです。
タバコは、覚せい剤と同じで、再犯率が非常に高いとされていますので、私も100%の確信が持てません。

私は、仕事の関係でよく地方に出かけ、ホテルなどを利用しますが、ホテルに関しては、分煙がしっかり出来てきていて、中には全館禁煙というホテルまであるようになりました。
ようやく地方の温泉旅館でも、分煙化が進みつつありますが、まだまだ旅館の完全分煙化が出来ているところは、少ないようです。
私が未だ、銀行に勤務していて、福岡にいた頃、2000年あたりでしょうか、気が付くと、街中から吸殻入れが消え、最後に残っていた、デパートの入り口からもなくなった時、まずいなと感じたのですが、その後東京に戻り、山手線各駅のホームに、一箇所はあった喫煙場所が無くなってしまった時、喫煙者達の末路ははっきりしていたのです。
それでも、喫煙できる喫茶店を探して吸っていたのですが、とうとう喫煙できる喫茶店の方が少数派となった時、私は心が折れ、敗北宣言をしたのです。
父や母に会うたびに、健康のために禁煙しろと言われ、連れ合いや娘にも、タバコ臭いと言われ、遂には自分の部屋ですら強制的に禁煙にさせられ、台所の換気扇の下でしか吸う事を許されなくなっても、『禁煙する程意志は弱くない!』と言っていたのですが、吸う場所を求めて、街をさまよう時間のむなしさに負けた私です。
しかし、まさかホタル族で、裁判に負ける世の中になったとは、知りませんでした。
犯罪者扱いをされても、原価の数倍の税金を、毎日払っているジェントルマン達(ヨーロッパの紳士達は、食後、男女別々に分かれてスモーキングルームで、お酒と葉巻を楽しむ習慣があった。)(もっとも、文明から取り残された原住民の方たちも吸っていますが)、可哀想な気がします。
いったい何時からでしょうか?女性と嫌煙権が世の中を制覇したのは?
少なくとも、我が家では、はっきりしています。
結婚した時は未だ良かったのですが、子供が生まれた瞬間からです! 
※ 私の連れ合いは、このブログを一切見ていませんので ・・・


今日は、私のホームページに書いたものをコピペしてみます。
皆さんも、普段ご自分の会社の「経営理念」やビジョンなるものがあると思うのですが、意外とないがしろにされているのではないでしょうか?
会社の存在価値みたいなもので、大事な物なのですよ。


経営理念って何?、必要?

普段、「旅館の事業改善」、「旅館の経営改善」、または「旅館の業績改善」に関する本(旅館の経営に関する本)を読むと、「経営理念」が必要だという記述を、目にする事がある思いますが、本当に必要なのでしょうか?

答えは、もちろん旅館に限らず、「経営理念」は大事で必要なものです。

会社(法人)は、組織で、ひとつの法人格です。要するに、それぞれ、たくさんの考え方や価値観を持っている人たちが集まって「○○旅館」というひとつの法人格になっています。だから、その「○○旅館」としての考え方や価値観を、共有して、決め事にすることによって、旅館のすべてが「ぶれない」ためです。

従業員みんなが、同じ「○○旅館」という船に乗って、同じ方向に漕ぐ、「ぶれない」ためなのです。

私が、お手伝いする旅館は、必ず経営者の方に決めていただいています。
いくら、旅館のSWOT分析をしたり、PDCAサイクルだ等と叫んでも、そもそも「何のためにみんなを集めてこの会社を運営するのか」がなければ意味がありません。

「どのような価値観や考え方で運営する会社なのか」が共有できないと、ただ働いてお金をもらうだけの会社になってしまいます。

「それで何が悪いの?うちの従業員達も、経営者も、それ以上のことは求めていないよ。」

それが、多くの旅館の実態だと思います。でも、それでは差別化は出来ません、。

私は労働の対価としてお金をもらうことは、当然目的の大きな一つですが、それだけではないはずだと思っています、お金だけがすべてでは、つまらないと思います。

私はよく言うのですが、例えば、浴場の清掃を同程度の能力の、2人の人がそれぞれ1つずつの浴場を担当して、1年間経ったとします。1人の人は労働の対価を得るためダケに仕事をし、もう1人は、どのようにしたら、効率的に、きれいに、お客様に喜んでももらえるように、ということを毎日常に考えながら仕事をしたとします。

結果は、1年後に両者の間には、とんでもない雲泥の差が生じます。浴場の綺麗さは勿論ですが、修繕代、電気代、水道代、顧客満足度全てにおいて歴然とした差が出ることは、私の経験で何例もあります。

『そんなことを言ったって、うちの風呂番にそこまで考えろと言ったって・・・。』皆さんよくそう言います。

『違います!間違っています!』

私が、今までの経験上ハッキリ断言できることがあります。

それは、『旅館でも、メーカーでも、銀行でも一緒ですが、働く人一人ひとりが、やる気にあふれている会社が良い会社で、そのような会社が、結果として業績も良い』ということです。

その為には、自分の旅館の従業員の全員が分かる、共感・共有出来る価値観、考え方、旅館の存在意義(何のために旅館を運営していくのか)等を踏まえて、『経営理念』を策定し、明文化する必要があるのです。

経営理念とは、『経営者によって公表された企業経営についての信念体系であり、企業の人間・社会 における 役割を明らかにするもの』(岡本康雄氏 編著「現代経営学辞典」より)。

これは憲法の前文のようなものです。そう簡単に変えるものではありません。

問題が起きたとき、困難に陥ってどうしたらよいか分からないとき(例えば、東日本大震災後、収入が無いときに、日帰り入浴を有料にするか無料にするか悩みました)に、経営理念として明文化された、企業が目指す方向や、企業の存在意義を端的に表したものがあれば、ぶれずに、早く方針を出すことが出来ます。

また、経営理念が浸透し、共有化出来ている組織では、従業員が自主的に判断、行動できるようになります

なおかつ、その経営理念が社会的に意義があるものであれば、従業員も誇りを持ち、仕事に対する意欲が向上します。また、社外からも信頼を得ることが出来、優秀な人材も集まりやすくなり、旅館の最も大事な人的資質が高まることになり、結果、業績も良くなるというわけです。

私は、必ず経営者の方に決めていただいていると書きましたが、あくまで最終的にと言うことであって、ここでも3人程度で議論するべきです。

ただし、いくら立派な物を作っても、額に入れて飾っただけでは意味がありませんので、念のため。

続きは、次回書きます。

今回の、「イスラム国」とみられるグループによる、日本人2人の人質事件は、現在、湯川さんの殺害と要求変更という局面になっています。
お2人の事は、本当に心配です。
正直、アメリカ人やフランス人の方たちが同じように人質になっていた時とは、遥かに身近に脅威を感じています。
今まで、我々とは遠く離れた中東の、シリアやイラクで、特に過激なイスラム過激派がインターネットを駆使して世界の若者を仲間に入れて、国を名乗っている。
カナダやフランス等、中東地域だけではなく、世界中にテロの危機が出てきたので、アメリカやヨーロッパ諸国が空爆をしている。
でも、私達日本には、あまり関係ないなぁ。
これが私の認識でした。
私は、これからはの日本は、今までとは、全く違う日本になって行く可能性が、高いと心配しています。
今までも、人質事件等はあったのですが、今回は、別だと感じています。
日本人は、良くも悪くも、宗教戦争には、巻き込まれ難い国でいられました。
第二次世界大戦での敗戦後、他国との交戦は、全くなく、平和憲法という名の言い訳で、アメリカ等の派兵要請等を、かわす事が出来ました。
しかし、竹島問題や尖閣諸島問題をはじめとする、中国、韓国との領土問題、集団的自衛権、憲法改正問題がある中で、日本国民は『普通の国(権利と義務があります)にするという、安倍政権を選択したのです。
別に自民党がダメとか言うつもりは、全くありません。私は、正直、今の日本の政党は、どこも嫌いです。
大きな時代の流れの話をしているのです。
これからの日本は、好むと好まざるとに係わらず、軍隊を持つ、世界の荒波に揉まれる国になるのでしょう。
今回の事件で、安倍首相がエジプトで、イスラム国対策の2億ドル支援を表明し(あくまで人道支援)たことに対して、イスラム国が、日本は十字軍に参加した』という文言を使ったのです。

私の感じている『怖さ』は、たぶん、この事です。
『普通の国(世界標準)』になる怖さです。
私は、生まれてから
平和憲法をアイデンティティ(よりどころであり、自慢)として、生きてきました。
ずっと、当たり前のように平和を享受する一方、安全問題は米国に“おんぶにだっこ"といった環境で生きてきました。

そう、『正に平和ボケ』と言われても、その通りです。
だからこそ、イスラム世界とも、少なくとも敵視されることなく、欧米とは違う、独自のお付き合いが出来てきたのです。
勿論日本が、八百万の神と言われるほど、宗教的に排他的でない事も重要ですが、第二次世界大戦後70年間、他国と交戦していません。
安倍首相は、好きではありませんし、私とは考え方も違いますが(それがどうしたと言われると困りますが)、彼は、一生懸命に対処していると思います。
それでこそ、憲法改正をはじめとする『戦後レジュームからの脱却』(日本の基本的枠組みの多くが時代の変化についていけなくなったことから憲法改正をはじめとした改革を行うという事。ウィキペディア)を目指しているのですから。
覚悟を持って頂けなければなりません。
但し、私のような、戦後教育を受けた平和ボケが、『世界標準』になる覚悟が、そう簡単に出来るかどうかは大いに疑問です
あまり、一人で勝手に走って行かないで下さいね。主権在民なのですから。




昨日の夜、いつものように浴槽に浸かり、ニュースを見ていたのですが、
「東電 汚染水の年度内処理断念へ」
NHKニュース(1月23日11時28分)
東京電力は、福島第一原子力発電所のタンクに保管している高濃度の汚染水について、これまで政府に示していた、今年度中にすべて処理するという目標の達成を断念する方針を固めました
23日午後にも廣瀬社長が資源エネルギー庁の上田長官に伝えることにしています。
福島第一原発では、地下水が建屋に流れ込むなどして高濃度の汚染水が毎日およそ350トンずつ増え続けていて、東京電力はこうした汚染水をくみ上げて敷地内のタンクで保管しています。
しかし、汚染水が大量に漏れ出すトラブルが起きていることなどから、東京電力は、今年度中に保管しているすべての汚染水からセシウムなどの放射性物質を取り除く処理を行うという目標を政府に示していました。
この目標達成に向け東京電力は、「ALPS」と呼ばれる汚染水処理設備を中心に処理を進めてきましたが、トラブルが起きてたびたび停止するなど処理が思うように進んでいないことから、今年度中としていた目標を断念する方針を固めました。
東京電力は23日午後、廣瀬直己社長が資源エネルギー庁の上田隆之長官と面会して目標達成の断念を伝えることにしていて、
原発事故の発生から4年を前に汚染水対策の難しさが改めて浮き彫りになっています。
という記事を読んで、改めて、最近のマスコミのニュースの取り上げ方に、疑問を持ちました。
イスラム国による邦人人質事件が、起きた瞬間から、あれ程流していた、あの、自分では英雄になったと言っていたつまようじ君の事件報道は、一切なくなりました。
それはそれで良いのですが、今度は、どこの局も、朝から晩までイスラム国関連ばかり、同じように報道しています。
この、人質事件も日本にとって、大変重大な事件であることは、勿論ですし、このことについては、改めて私の考えを述べるつもりですが、日本のマスコミは、まるでゴシップ誌のように、視聴率至上主義(TVの場合)過ぎるような気がします。
たとえば、一例をあげると、いつの間にか、あの東日本大震災や福島原発事故についての報道が、少なくなり、あるいは小さい扱いとなってしまっているのではないでしょうか?
また、原発事故の後処理は、4年近く経つのに、目処すら立っていない事を忘れてしまっているかのようです。
先月の衆議院議員選挙でも、選挙の論点とは、なりませんでした。
冒頭の記事と並んで、東京電力福島第一原発では今月19日、作業員の男性が雨水をためるタンクの天井から転落して死亡し、福島第二原発では翌20日に、作業員の男性が点検用の機具に頭を挟まれて死亡しました(抜粋)。【相次ぐ事故で東電に再発防止要請NHKニュース1月23日16時38分)
経済産業省の関連サイトから、廃炉に向けた中長期ロードマップ図を転載しておきましたが、私のようなノンキャリ経営コンサルタントから見ても、いい加減としか言いようのない計画と現状です。http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/#roadmap
誤解を恐れずに言えば、嘘はつかないが、言い逃れ、言い訳ばかりです(そうとしか書きようがないのも事実ですが)。
まず、対策自体の効果の不確実性や後期遅れ、事故等により、先が見えない、見えていない。と言う事が明らかです。
このサイトの報告が、ほとんど『着手』という言葉(手を付けました)であって、これで大丈夫だ。心配ないという報告は何もできていない状態だ、ということです。
終わりが、30年~40年先というあいまいな書き方ですから、まだ何も分からないというというのが本当のところです。
この話をすると長くなってしまいますので、この辺にして、基に戻りますが、
日本のマスコミは、インターネット等のマスメディア(媒体)の発達によって、進むべき道が、分からなくなっているのではないでしょうか?
朝日新聞の誤報問題をはじめとする、新聞、週刊誌等の読者数の激減、TV報道番組のワイドショー化等による視聴者数の減少という現実に直面しているのは、分かりますが、差別化は絶対に必要ですよ!
私は、旅館の経営コンサルタントとして、旅館の事業改善、業績改善をお手伝いする時に、必ず、外部環境分析(世間の状況)と内部環境分析(自分の旅館の分析)をして、その旅館のSWOT分析(強みや弱み等4つの分類に仕分ける)等を行い、自分の旅館の差別化をするための戦略を考えるということを、必ずします。そのうえで、その戦略を実現するために、旅館のPDCAサイクルを回す(プラン・実行・チェック・改善を繰り返すこと)のです。
それぞれのマスコミが、大企業病になっていて、時代の変化についていけなくなっている事に、早く気が付かないといけません。
10年以上前に、運送会社のコンサルにかかわった時に、新聞や雑誌などの紙媒体の発行が減少し、仕事が減っている(その会社は、駅のキオスク等にも配送)という話を聞いて、びっくりしたことがありました。
絶対つぶれることがないと思っていた、銀行が合併を余儀なくされたり、JALが破たんしたり・・・。
他人ごとではありませんよ。
原子力発電だって、絶対安全で、コストは一番安いと断言していたのに、『想定外の事故』、『東電は事実上破綻し、国民がコストを負担することにより、今現在も、負担額さえ確定できない』と言う事も、現実に起こって(オコッテ)います。
私は、怒って(オコッテ)います!


ようじ混入動画投稿 少年が逮捕されたというニュースが配信されました。
これから、動機等は明らかになっていくと思いますが、とにかく犯行がエスカレートすることがなく、逮捕されて良かったと思います。
逃走資金が無くなり、犯行がエスカレートする事を一番心配していました。
模倣犯が出てこないことを祈ります。
私も、良くユーチューブを見ますが(特に浴槽に浸かりながら)、特にスマホの普及によるネット環境の劇的な変化によって、私たちの生活は大きな変革をもたらしています。
少年であっても、誰でも、自由に世界中に発信する事ができる環境になっている事に、改めて驚かされます。
私は、今回の少年の動画は、あえて見ていませんが(助長することになるので)、これからも、この種の事件は起きるのでしょうね。
良い悪いはともかくとして、気がつくと、電車のほとんどの乗客は、スマホをいじっている世の中になりました。

私の仕事(旅館の経営コンサルタント)関係でも、ここ数年まえから、個人客における、旅館のスマホによる予約が年々急増しています。
観光白書で見てもそうなのですが、旅行代理店のカウンターに行き、列車の予約から宿の手配まで相談する時代は、一昔前というより、二昔前の話になりました。本屋さんに行って、行きたい観光地の、るるぶ等の雑誌を見て決める時代も、遥か昔の事です。
旅行会社も、支店を構えて人を配置するという業態が、じゃらんネットや楽天、一休などのネットエージェントに押され、人員整理や、支店の統廃合等が、ここ20年位の一貫した流れになっています。
団体客も、世の移り変わりと共に急減しています。
従って、旅館にとって、個人客の重要さは年々増してきているのです。
その中でも、じゃらんネット等のネットエージェントは、旅館の大小に関わらず、同じ条件(スペース)・土俵で平等に戦える場所であり、重要性は増すばかりです。
しかも、個人客の集客としては、大手旅行エージェントよりも、手数料が相当安く済みます(もっと他にもメリットは沢山あるのですが省きます)。
旅館の集客専門コンサルタントも沢山いるくらいです(私は、経営全般のコンサルタント)。
私は、ネットの専門ではありませんが、旅館の経営コンサルタントとして、ネットの事は全く分からないと言って逃げるわけには行かないので、このブログとは別に、公式ホームページを作りながら、勉強しているのですが、ちょうど一昨日旅館のHP(ホームページ)に関するネット改善の投稿をしていたところでしたので、このニュースをみて、やはり、世の中の流れは、私の体内時間よりもはるかに早いのだなぁと痛感した次第です。
私自身は、本来老人用のガラケーで十分なのですが、仕事柄移動が多く、PCでのメールをするために、デザリング機能(モバイル機器を経由して、無線LANなどのネットワーク機能)があるので、費用削減のためにスマホを使っていますが、スマホは電話ではなく、小型PCそのものなのですね。
銀行に勤務していた時は、ペーパレスの為にPCを使えるようにと言われて、印刷してから校正するために、かえって印刷量が増えてしまったこと。
出張時には、モバイルPCが出来た為に、移動中も資料作り、トイレや山の中でも、常に電話やメールに悩まされ、スマホが手元に無いと不安になる自分。
正に孫悟空の輪デスね。
ブツブツと言っていても仕方ありません。
普段私は、『顔とPCで仕事をしている』と言い放っているのですから、ネットについても、何とか最低限ついていかなければならないのです。
私の連れ合いがよく言う『ボケ防止』のためでは、決して無く!!

とにかく、私たちの周囲には、情報があふれすぎています。
情報の取捨選択・コントロールをどのようにするのかが、今の私の大きな課題です。


昨年、私は、例によって金融機関の紹介で、旅館ではなく、メーカーの事業改善のお手伝いで出稼ぎに行っていたのですが、その会社の食堂に貼ってあった物が、強く印象に残ったのでご紹介します。

俗世間 つもりちがい十ヶ条

一、高いつもりで 低いのは 教養
二、低いつもりで 高いのが 気位
三、深いつもりで 浅いのは 知識
四、浅いつもりで 深いのが 欲
五、厚いつもりで 薄いのは 人情
六、薄いつもりで 厚いのが 面の皮
七、強いつもりで 弱いのは 根性
八、弱いつもりで 強いのが 我
九、多いつもりで 少ないのは 分別
十、少ないつもりで 多いのが 無駄

いかがでしょうか?
私が行くところは、100%業績の悪い会社ですし、そこへ金融機関からの紹介という、わけの分からない人物(私)が、突然来るのですから、社員の方たちに心の底から歓迎してもらえることは、まずありません。
また、魔法使いでもありませんから、直ぐに業績が改善するわけでもありません。
そのような状況ですので、私自身、強いストレスを毎日感じるので、このような文章を見ると、癒されるのです。
例によって、ネットで検索したのですが、いくつかヒットしました。『とあるnoraネコ日記』さんというブログにたどり着き、
『京都の化野(あだしの)念仏寺というお寺の壁に貼ってあった4つの文です。
(参拝客から要望があったのか、文を印刷した持ち帰り用の紙まで縁側に
置いてありました。)』という記載がありました。

会社の誰かが、念仏寺に行った際、この紙を持ち帰り食堂に貼ったのでしょう。
このブログに書かれていた四つの文章全部が食堂に貼られていました。
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わらわれて わらわれて えらくなるのだよ
しかられて しかられて かしこくなるのだよ
たたかれて たたかれて つよくなるのだよ
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子供しかるな来た道だ。
年寄り笑うな行く道だ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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 豆腐

信仰は お豆腐のようになることです
豆腐は 煮られてもよし
焼かれてもよし 揚げられてもよし
生で冷奴で ご飯の菜によし
湯豆腐で一杯 酒のさかなによし
柔くて 老人 病人の お気に入り
子供や 若い者からも 好かれる
男によし 女によし
貧乏人によし 金持によし
平民的であって 気品もあり
上流へも好かれる
行儀よく切って 吸物となり
精進料理によし
握りつぶして味噌汁の身となり
家庭料理に向く
四時 春夏秋冬 いつでも使われ
安価であって 御馳走の一つに数えられ
山間に都会に ……… ドコでも歓迎せられる
貴顕や 外客の招宴にも 迎えられ
簡単なる学生の自炊生活にも 喜ばれる
女は特に 豆腐のようでなければいかぬ
徹した人は 豆腐の如く柔くて しかも形を崩さぬ
味がないようで 味があり
平凡に見えて 非凡
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豆腐の文章は、凄く上手いと思いますが、『女は特に』の部分は一昔前に書かれたのでしょうが、チョットまずい言葉ですね(私の心の底では大賛成ですが)。
最後に去年の12/27のブログ『有名武将の辞世の句に通じるものと、私 』の中で書いた私の部屋の『夢』の掛軸の写真を載せておきます。
十年以上前に北京の故宮博物院に行った時に、売上を博物院の運営や修復に充てるため、有名な書家がボランティアで、確か2万円か3万円で好きな文字を書いてくれるという話でしたので、壁に掛かっていた既に表装された見本を、無理やり10万円で、母のお土産として買った物です。
母は、ずっと書道を習っていて、定年後、デパートの婚礼サロンの揮毫もしていたのですが、渡してから数年たって、何故飾ってくれないのか聞いた時に、
『確かに良い書とは思うけど・・・・。大きいし、飾る場所も無いし、持って帰って自分で飾ったら』要するに、別に飾りたい程の物ではない。それほどの価値があるものでもない。
という意味だと理解して、それから私の部屋に飾ってあるものです。
これを飾っていることに対する、私の連れ合いの発した言葉は、12/27の記事に書いたとおりです。

『夢』

 

 
あけましておめでとうございます。

 
今年は、何年ぶりかで、自宅でゆっくりと(寝たきり)何にもせずに、ぼぉ~っと過ごし、本当に一年前と同じ体重に戻りました。9ヶ月で約6キロやせて、3ヶ月で見事に戻りました。
毎年、初詣は、実家の近くの稲荷神社に40年近くも行っていたのですが、昨年は私の連れ合いの絶対的な意見で、自宅近くの神社に行き、連れ合いは見事に大吉を引いて大喜びしていたのですが、「最低の年だった」の一言で、また、例年通っていた稲荷神社に初詣に行って来ました。
毎年、正月に、その年の抱負を自分で考えるのが通例なのですが、今年は、「色即是空、空即是色」という言い訳を盾に、「悟り」を開けるわけでも無く、なんとなく時の流れに身を任せようと決めました。
しかし、4日目になると、何故か悪いことをしているような「罪悪感」が何処からともなく沸いてくるのは、何故でしょうか?
貧乏性なのか、決して連れ合いの目だけは、見ないようにしているのですが・・・。
まぁ、今までの経験を基に、ホームページに、旅館の事業改善や業績改善の方法や考え方を少しずつ書いていこうと思っています。
専門的なことは、ここでは書いても仕方が無いので書きませんが、旅館経営全体の事や、考え方等は、こちらにもコピペして、少しでも多くの方に見ていただこうと思っています。
今日ホームページのブログに書いた事は、

『旅館経営の今後---新年の今だからこそ

旅館の皆さんは、おそらく14日からが、お正月で、今頃ようやくゆっくりとされているのではないでしょうか。

しかし、旅館業の経営は、相変わらず厳しい環境に置かれたままです。
とりあえず、
10%の消費税は先延ばしになりましたが、経営陣の方々の頭の中は、春以降の売上や今年の業績、人事、企画、営業方針にシフトされているのではないでしょうか?
地域や環境によって、季節変動はあるものの、一般的に正月明けから3月中旬までは、閑散期ですので、資金繰りや、施設の修繕費等を含めた経費率が高く、頭の痛い時期です。しかし、考えようによっては、前回・前々回『勇気の出る話』に書いた、『業績改善・事業改善』に着手するチャンスでもあります。繁忙期には、出来ない『自己分析』や『事業改善』には、最適の季節です。どの旅館にも全て当てはまるわけではありませんが、数年前まで殆ど考えられなかった、『インバウンド』に関しても、考え方を変える絶好のチャンスだと考えています。値段が安く、言語や習慣の相違から、受け入れに手間がかかり、他の日本人観光客からの評判も悪く、『旅館の格』も下がる。
これが、私のイメージでした。
しかし、
2020年の『東京オリンピック開催決定』、招致活動で脚光を浴びた『おもてなし』、アベノミクスによる『円安』、昨年の観光立国実現に向けたアクション・プログラム策定、昨年度の観光客数の伸び(11月迄で1200万人、おそらく年間で1300万人は超えます)私から言わせれば、これからは、民宿から大旅館まで、全ての宿泊施設は、インバウンド獲得を大きな戦略の柱として考えるべきでしょう(そのうち詳しく書きます)。もちろん、ただ一括りに『インバウンド』と思ったらとんでもないことになりますので、注意が必要です。ここでも、自分の旅館・施設を客観的に分析(外部分析・内部分析・SWOT分析・クロスSWOT分析)して、どのようなお客様を目標にするのか(ターゲッティング)、差別化をどのようにするか(戦略)をするのは、当然です。難しくは無いですよ(このHPのブログに書いています)今や、世界の風は日本に向かって吹いているのです。『クール(格好いい)JAPAN』、『おもてなし』、『世界一のホスピタリティを持つ民族』、『わび・さび(侘・寂)』、『日本料理のユネスコ無形文化遺産登録』、L.C.C【ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、効率 的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社を指す】の本格的参入(特に地方空港)等々きりがありません。『うちは関係ない』等と絶対に思っては、いけません。アウトです。
昔より、お金や資金が無くても、充分に知恵と汗で勝負できる環境が整ってきています。じゃらん等のネットによる集客は、大旅館と同じ土俵で勝負できるのですよ。『料金の下駄履き』、『企画料・参画料』等々は時代遅れになってきている中、旅館側の対応が遅れているような気がしてなりません。『黒電話』から『スマホ
(既に携帯パソコン)』の時代です。

早く気がついて始めることが何より重要です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大震災1ヶ月後の仙台近郊

                                              震災約1ヶ月後の仙台市近郊

私のホームぺーに載せたものです。前回12/26もここに載せたので(写真はHPと若干違います)。

前回に続いて、『勇気が出る話②』をします。

「何故、どのようにして、震災後わずか2年で、この旅館は、経常利益黒字化達成まで、出来たのでしょうか?」について書きます。

結論から言います。

① 震災前に営業利益が出た、という実績があったので、銀行の融資が早期に出ることが決まった事。

② 震災前に営業利益が出た、という実績があったので、成功体験として、経営者・従業員が、「やろう!やれば何とかなる」と思えた事。

この二点に集約されます。

被災時は、「茫然自失」です。

何しろ、電気、ガス、水道、全て止まっているのですから。雪が舞う中の継続的な余震・・・。

お客様は、施設の危険度が判らないため、翌日、寝具と一緒に避難所へ移動していただきました。

翌日から、従業員だけで約80人(全従業員の約80%)の共同生活が始まりましたが、情報源は、ラジオだけ。ガソリンも不足して、出勤できない人も。

情報は、全くと言って良いほどありません。私が東京の自宅と生存確認が出来たのは、4日程経ってからです。

余震の続く中、ロビーの柱には無数の亀裂が入り、この施設は、修復可能なのかも分かりません。

従業員の方は、沿岸部から来ていらっしゃる若い方も多く、家族の安否が分からず不安げです。唯一灯油ストーブがある、暗い事務所で、じっとラジオを聞き入る中、過呼吸になる人も・・・。

書けば、皆さん、一冊の本になる程の大変な経験をしました。

「何故、震災後わずか2年で、経常利益黒字化達成まで、出来たのでしょうか?」

まず、お金が要ります。収入は0ですが、給料や取引先への支払いはしなければなりません。

勿論、銀行も被災していました。混乱する中で、金融機関も必死になって復旧・復興に協力して頂きました。

しかし、金融機関も、全ての取引先の、資金ニーズに答える訳にはいきません。直ぐには無理です。そこで助かったのですが、過去一年間頑張って営業利益ベースで黒字に転換していたので、当面の資金があったのです。

メインバンクをはじめとする数行の取引金融機関が、この旅館に対して、早期に融資の方向性を出せたのは、営業利益を出せる業績改善を実現させていた』からです。(私は、以前、銀行の本部でこのような仕事をしていましたので、確かです。)

私は、銀行の支援の方向性がハッキリした、震災後2ヶ月程で、東京に戻りました。

それ以降、たまにお付き合いはありますが、この旅館にコンサルはしていません。

ですから、残念ながら、私の力ではありません。

『経営者と従業員のみんなが、やり方が判って自信もついて。実は震災の前に、営業利益を出せる体制の構築がしっかり構築されていた。』から、上手くいったのです。

勿論、社長さんも家には帰らず、1ヶ月以上旅館に泊まりこんで陣頭指揮をとったことによる、従業員との一体感の醸成も大きかったと思います。

私の言いたいことは、『今、これが無いから出来ない』・『こういう状況だから、出来ない』事の理由があるのは、分かります。当然です。
しかし、それでは、旅館の経営は良くなりません。旅館は、『施設の良さ』だけが価値観ではありません。

むしろ旅館の最大の良さは、『癒し』や、『おもてなし』等のソフト面だということは、反論の無いところだと思います。

だとしたら、どのような逆境の時でも、資金や人材に恵まれていなくても、まずみんなで、

『やれることから、やってみましょう!』

今でこそ、黒川温泉や湯布院等は有名な温泉地になっていますが、一昔前は全く有名な温泉地ではありませんでした。(特に黒川温泉は行かれてみると分かりますが、近くには同じような温泉地はいくらでもあり、決して恵まれた立地条件ではありません)

明日から、新年です。

もう一度、従業員と一緒になって『やってみる!』というのはいかがでしょうか?

『お金が無くても成功出来た実例が、いくつもあるから』です。

皆さん、良いお年をお迎えください。

ちなみに、私は、連れ合いがバタバタと正月準備をしている音を聞きながら、恐怖感を抱きつつ、何の手伝いもせずにこれを書いています。
これから、お手伝いです。

 
震災で無数の亀裂が入ったロビーの壁を注射器のような器具で樹脂を注入して以前と同じ強度にする補修と、山形からボランティアで水を運んできてくれた風景、地震直後、配管が壊れ、水が滝のように流れる旅館の階段の写真です。
ロビー修復 
ボランティア 
 階段