旅館の経営理念は、必要か?について書いた前回の続きです。
これも、私のホームページで書いた原稿のコピペです。【4000文字までなので、少しカットしました。】
旅館に限らず、企業全般、各個人にも言えることですので、置き換えて読んでみてください。
旅館の経営者の方だけではないのですが、私の知る限り、ほとんどの中小企業の経営者が、『経営理念』を軽く考えているのではと思います。
経営理念を作り、明文化して、皆で理解して実行することは、『どのような価値判断で、どのような会社を目指すのか』を明文化することで、自分自身を含めて、従業員や、顧客に対してハッキリさせると言う意味で、ものすごく意味があります。お金をかけずに、
· 旅館の事業改善
· 旅館の再生
をしたいのなら、真剣に考えてください。私は、経験上成功した方法しか書いていません。
私がコンサルさせていただく時には、前回書いたように、3人程度で議論しますが、最終的には、経営者の方に決めて頂いています。
改めて、いろいろな会社の例を見てみました。
経営理念の事を考えるときに、リッツ・カールトンのクレドを外す事は出来ませんよね。
(クレドとは、ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉です。近年、マネジメント関係では「経営理念」を表わす言葉として使われているようです。)
リッツ・カールトンのクレドは、有名で皆さんもご存知でしょうが、読むと『すごいなぁ』と思うと同時に、『でも、一つ一つをよく読めば、当たり前の事を言っているのだよなぁ』とも思います。
強いて言えば、従業員それぞれが、一流企業だと言うプライドが持てて、自信を持って積極的に、共有する価値観で業務を進められる。
という事が、すごい事と言えます。
でも、私たち日本の小さな旅館でも、先の東京オリンピック招致プレゼンでの『お・も・て・な・し』という、たった一言で言い表せられる、素晴しい文化を持っていると言えるのではないでしょうか?
クレド
リッツ・カールトンはお客様への心のこもったおもてなしと快適さを提供することをもっとも大切な使命とこころえています。
私たちは、お客様に心あたたまる、くつろいだそして洗練された雰囲気を常にお楽しみいただくために最高のパーソナル・サービスと施設を提供することをお約束します。
リッツ・カールトンでお客様が経験されるもの、それは感覚を満たすここちよさ、満ち足りた幸福感そしてお客様が言葉にされない願望やニーズをも先読みしておこたえするサービスの心です。
いかがでしょうか? どう思われますか?
『コンサルタントとか学者とか、みんなそんな御託ばかり並べているけど、俺たちみたいな、旅館や中小企業にそんなこと言っても関係ないんだよ!感覚がずれているじゃないの?』
という声が、今にも聞こえてくるようです。
『だから、ダメなんです!だから、変わらないのです。他の旅館と同じなのです。
そんな小難しい事を言っているわけではありません。
どっちに向かって行くか、何のために、誰のために、と言う事を決めようと言っているだけなのです。
社長でも社員でも、パートやアルバイトのおねえちゃんやおばあちゃんも、皆で守る、目指す方向や価値観を決めておこう』というだけなのです。
会社の『企業理念』を内外に発信することによって、他社との差別化や、社内の結束・向上心・自信・自尊心・方向性の明確化等にも、寄与しているのだと思います。
変わったところでは、私は素晴しいと思うのですが、(お弁当の玉子屋)
事業に失敗するこつ
01、 旧来の方法が一番良いと信じてていること。
02、 もちはもち屋だとうぬぼれていること。
03、 ひまがないといって本を読まぬこと。
04、 どうにかなると考えていること。
05、 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること。
06、 良いものはだまっていても売れると安心していること。
07、 高い給料は出せないといって人を安く使うこと。
08、 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること。
09、 機械は高いと云って人を使うこと。
10、 お客は我がまま過ぎると考えること。
11、 商売人は人情は禁物だと考えること。
12、 そんなことは出来ないと改善せぬこと。
http://www.tamagoya.co.jp/company/index.html等々があります。
ネットで調べるとたくさん出てきますので、参考にして下さい。
でも、企業理念や旅館のビジョン等を明文化したら、それで終わりではありません。
私の子供のときの、『夏休みの宿題の計画』と同じで作ることが目的となっても意味がありません。
ようやく、スタートラインに立っただけだということを、くれぐれもお忘れなきように。






