失われた20年と言われ、物心がついてから1度も好景気や国の繁栄を見たり実感したことの無い若い世代が、やたらと口うるさい、我々数多くの老人達を背負いながら、日本を引っ張って行かなければならない時代になってきました。
『成熟社会』とか言われても、何か夢が持てなさそうな響きで面白くありません!
夢も持ちたいですし、活気のある生活も送りたいですよね。
私は、なにせノンキャリですので、難しい言葉とか、横文字の言葉はあまり苦手(正確には、ほとんどダメ)です。
頭が良いので、断舎利をしていて、頭の引き出しが少ないのです(?)。
物事を簡単に、シンプルに考えようとします。(仕事の時には、『物事の本質を見る』という言い方をして逃げています)。
そこで、書きながら、これからの日本、『どうなるのか』、『どうしたら良いのか』について、整理をしながら考えてみたいと思います。
「シンプルに」、「物事の本質をみる」とか言っておきがら、前置きがダラダラ長いのが特徴です。
さて、アベノミクスは、円安と株高をテコに経済成長を実現し、企業の収益を上げ、シャンパンタワーのように溢れたお金が、労働賃金の上昇に結びつき、庶民がお金を使うことにより、需要を喚起して、デフレ脱却を目指そうというものだと理解しています。
お金は、『天下の回りもの』と言いますものね。このサイクルが回って何ぼです。
私も金融機関に身を置いていた時に、初めて実感しました。
私のような一般庶民のところは、一瞬のうちに通り過ぎるだけなのですが、それでも通り過ぎることが大事なようです。
従って、言っている事は理論的には理解できます。
但し、企業がもうけたお金を労働賃金の上昇や設備投資に使うのか?
というところに、ずっと疑問を持っています。
先に結論から書きます。
私は、過去の高度成長期での環境だったなら、可能だと思ういます。
しかし、国民のほとんどが、日本や、自分の将来に 『確信的な不安』( 変な造語ですが、悪くなるという確信的な予測)をもっている現状では、
お金をジャブジャブ世の中に溢れさせても、
企業も投資に慎重(お金を使わない)、個人も消費に回さない(貯蓄)のではないか。
将来自分達や国が良くなる(経済的にも政治の安定さ的にも)という『確信的な安心』
を持てるようにならない限り、このサイクルは回らないと確信しています。
具体的な政策は、追々書くとして、
アベノミクスの検証から(偉そうですが、私の勝手な評価です)、
旧「3本の矢」は
(1) 「大胆な金融政策」←お金を沢山刷って世の中にジャブジャブ出
す
←円安・株高を目指す
① 日銀は年間80兆円もの国債を買ってその代金を銀行に流す
←確かに世の中にお金が溢れた効果がありました
←円安の効果もあったと思いますが。世界情勢が悪くなった
影響で、円は未だマシだという評価で円が買われてしまっ
たという不幸もあり、結果的にあまり効果は無い。
② マイナス金利導入で、銀行は、国債ばかり買っていても損を
するので、企業や個人に貸すように誘導する
←ここがあまり旨く行っていない
・ マイナス金利部分は実際には少なく、銀行は、不良債権にな
りやすい融資をするよりは、日銀に預けたり、国債を買ってい
るほうが良いと考えている(将来的不安)。
・ 中小企業は、将来的不安感から銀行から借りて積極的な設備
投資はしていない。 利益は、内部留保しておく。
・ 個人も将来的不安感から、積極的な消費を抑えて貯蓄に回し
ている。
③ 国民から預かっている年金で株を買う。
←当然平均株価は上がり、効果はありました。(外資系ファン
ド等がこの機に乗じて売って儲けた。我々のお金は株の高
値掴みだった心配も)
東証一部上場株の内1/4は、公的マネー(事実上国)が筆頭
株主 (日経マーケットニュース)
4社に1社、公的マネーが筆頭株主 東証1部 2016/8/29 2:00)
←これって怖いですよ!筆頭株主の意向は当然会社の方針に
影響するんですよ。
(2) 「機動的な財政政策」
公共事業を増やす。
高速道路を作ったり、橋を架けなおしたり、震災の復興を推し進めたりすると土木工事や建設関係などさまざまな会社がかかわってきますので、経済的に与える影響が大きいとされています。
←沢山予算をつけています。目論見通りです。
←沢山付けたのは、良いですが、供給が追いつかずに、予算の
消化率が悪く今一です。
また、雇用のミスマッチ等や急激な公共事業の増加により、工事
費が高騰し、 更に公共事業が遅れる事も出てきています。
←当然国の借金も増えます(将来的不安が増加)。
(3) 「投資を喚起する成長戦略」
なんと言っても規制改革の実行
ベンチャー企業が起こしやすい環境にして補助金をだしたり、
イノベーションで新たな風を巻き起こす。
←既得権の壁が大きく立ちはだかって難しいですね。残念なが
ら旨く行っているとは、思えません。
族議員や圧力団体が、徹底抗戦します。
結局、焼け太りと、新たな利権を生むだけのような気がしま
す。1番大事な難しい成長戦略が描けていないようです。
以下の新たな3本の矢や具体的政策については次回以降書こうと思います。
(1) 希望を生み出す強い経済
名目GDP600兆円を2020年頃に達成することを目標。
目標を達成するには平均で年率3.45%の成長が必要。
投資促進・生産性革命(法人税改革など)、賃金上昇の実現、女性・若者・高齢者の雇用を促進(500万人規模)、TPPと攻めの農業、地方創生の本格化など、長期的な日本経済の構造問題への対策。
サービス産業における生産性改善が構造改革。
(2) 夢を紡ぐ子育て支援
子育て支援では、現在1.4程度の出生率を1.8まで回復させる目標。
子育てにかかる経済的負担を軽くするための幼児教育の無償化、結婚支援や不妊治療支援に取り組み。
(3) 安心につながる社会保障
家族らの介護を理由に退職せざるを得ない「介護離職」をゼロにしたいとの目標。
働く意欲がある高齢者への就業機会の増加。
これらを20年に向けた「日本1億総活躍プラン」としてまとめ、「50年後も人口1億人を維持する国家」を目指す。