京都市を流れる川は複数ありますが、やはり四条大橋が架かる鴨川が一番有名です。

「高瀬舟」で有名な高瀬川もこの鴨川の支流です。

京都市内を流れる川には、他に宇治川や桂川などがありますが、
いずれも淀川水系に属しているため、最終的には淀川となって大阪湾に注ぎます。

この鴨川ですが、上賀茂神社や下鴨神社の脇を流れているためか、
京阪出町柳駅近くの高野川との合流点から上流は「賀茂川」と呼ばれます。

「賀茂」という表記は京都では馴染み深いものですから、
こちらを好む方は結構多いようです。

ただし、河川法では一貫して「鴨川」とされていますので、
正式な地図では「鴨川」とだけ表記されています。

鴨川の源流についても、いわゆる伝統的/慣習的なものと、
上述の河川法では扱いが異なっています。

河川法では、中津川という北区を流れる川が源流とされますが、
神話や逸話を重視した場合は貴船川が、
伝統に重きを置いた場合は、京都市北区の桟敷ヶ岳がそれぞれ源流とされるようです。

逸話を重視した場合、伝統に重きを置いた場合に、
なぜそこが源流になるかもたいへん興味深い話ですので、
気になった方はぜひご自身で調べてみてください。

通勤に利用している京都駅ですが、ちょっと変わったところをご紹介します。


まず、京都駅には、「0番線」のホームがあります。
北陸方面や草津線に向かう電車の乗降に利用するホームなのですが、「1番線」がなくて、「0番線」なのです。
「0番」と「2番」の間にある通過用線路が「1番」に相当するらしいです。
私が通勤帰りに使うのは、「2番」か「3番」なのですが、ダイヤが乱れると「0番」から乗ることもあります。

その「0番線」をずっと大阪方面に上っていくとなぜか「30番線」になります。このホームは、関空特急「はるか」の発着となりますが、その「30番線」の改札は「ビックカメラ」2階と直結しています。
改札を抜けるとそこは店舗だっというのは、最近よく聞きますが、
昔住んでいた滋賀県守山市の守山駅は、もうずっと前(20年くらい前)から、コンビニと直結していて、駅にホームに昇り降りすることなく、そのまま駅前に出られます。


地元の駅もそうであったらいいのになぁ!

京都の通りを覚えよう!縦の通り「てらごこ」の唄

先日ご紹介した「京都の通り:横の通り編」に続き、

縦の通りを覚える唄「てらごこ(寺御幸)」を御紹介します。

横の通りの唄「まるたけえびす」に比べると、こちらはちょっとマイナーで、

歌詞は語り継がれてきたようなのですが、メロディが怪しいとのこと・・・

ちなみに京都銀行が以前ラジオで「てらごこ」の唄を紹介した際には、

「まるたけえびす」のメロディをアレンジしたとか・・・

横の通りの唄に比べると、字余り系でちょっと難しいですが、

こちらも是非チャレンジしてみてください。


音譜寺御幸麩屋富柳堺(てらごこふやとみ やなぎさかい)

高間東車屋町(たかあいひがし くるまやちょう)

烏両替室衣(からすりょうがえ むろころも)

新町釜座西小川(しんまちかまんざ にしおがわ)

油醒ヶ井で堀川の水(あぶらさめがいで ほりかわのみず)

葭屋猪黒大宮へ(よしやいのくろ おおみやへ)

松日暮に智恵光院(まつひぐらしに ちえこういん)

浄福千本果ては西陣(じょうふくせんぼん はてはにしじん)音譜


※それぞれ以下の通りの名前に対応しています(頭の何文字かが唄になっています):

寺町通(てらまち)御幸町通(ごこまち)麩屋町通(ふやちょう)富小路通(とみのこうじ)柳馬場通(やなぎのばんば)堺町通(さかいまち)

高倉通(たかくら)間之町通(あいのまち)東洞院通(ひがしのとおいん)車屋町通(くるまやちょう)

烏丸通(からすま)両替町通(りょうがえちょう)室町通(むろまち)衣棚通(ころものたな)

新町通(しんまち)釜座通(かまんざ)西洞院通(にしのとおいん)小川通(おがわ)

油小路通(あぶらのこうじ)醒ヶ井通(さめがい)堀川通(ほりかわ)

葭屋町通(よしやまち)猪熊通(いのくま)黒門通(くろもん)大宮通(おおみや)

松屋町通(まつやちょう)日暮通(ひぐらし)智恵光院通(ちえこういん)

浄福寺通(じょうふくじ)千本通(せんぽん)


実際のメロディが京都銀行のHPで紹介されています。こちらも是非!

京都で暮らすようになって、ホタルが身近でかわいい虫になりました。

ホタル、ご覧になったことはありますか?
私は小学生の頃に夏の林間学校で一度見たきりでした。
あと思い出すのは和歌で詠まれる姿。
その寿命の短さや発するあえかな光により切ない恋歌が多いようですね。
なので、ホタルというのは、
自然豊かな里山に行かないと見ることができない,
自分の生活からは離れたちょっと夢みたいな虫だと思っていました。

そんなホタルですが、住宅街の中で見られると聞いて行ってきました。
場所は松ヶ崎駅から程近くの松ヶ崎疏水です。
そこは本当に住宅街で、疏水沿いに家が立ち並び、とても静かでした。
特別ホタルを目当てに来たような人はいなくて、
お散歩帰りのようなご家族連れが数組いらっしゃるだけでした。

そのご家族にまじって川を覗き込むと、いました、ホタル。
ちょうど桜の作った影の下で、
10匹くらいのホタルが草にとまって光っていました。
しばらく見ていると、ひょろりと飛んで
近くの草に移ったり戻ったりしていました。
なんともゆったりした動きで、小さくぽつぽつと光って、
テレビや写真で見るような幻想的な光というよりは、
小学校の理科の実験で使った豆電球みたいでかわいかったです。

隣で見ていたご家族の男の子は、
お父さんにどうしてホタルが光るのか教えてもらっていました。
子どもの頃に街中で暮らしていながら普通に自然に触れることもできて、
羨ましく思いました。
あの男の子は大きくなって、
私みたいにほとんどホタルを見たことがない人に出会うことがあって、
かえって驚いたりするのでしょうか。
お父さんから教えてもらったことを話してあげたりするのでしょうか。

ホタルが遠い存在ではなく、身近に感じられるようになりました。

こちらの疏水では数が少なかったのですが
(私が見た時がたまたまそうだったのかもしれませんが)、
京都では下鴨神社や哲学の道など他にもホタルを見られるところがたくさんあるそうです。
時期としてももうしばらくは見られるそうですので、
ご興味がありましたらお出掛けになられてはいかがでしょうか。

全国的にやっと梅雨らしくなってきましたね。京都も最高気温30度を超える日が多かったですが、雨が降って、気温が少し下がって過ごしやすくなってきています。



そんな状況ですが、明日は…夏至です。



夏至とは、二十四節気の1つで、一年で最も昼の時間が長くなる日です。それは、太陽が最も北(北回帰線の真上)に来るために起こる現象です。冬至にかぼちゃを食べるように、この日も何かを食べる習慣がありますが、何を食べるかは地方によってまちまちです。関西地方では、タコの八本足のようにイネが深く根を張ることを祈願してタコを食べます。(日本文化いろは辞典より)



私は、生まれも育ちも関西ですが、タコを食べる習慣は知らなかったです。




長々と語りましたが、明日も雨が降る所が多いようですし、あまり「昼の時間が長くなっている」とは感じなさそうですね。