今日は725日、天神祭の「本宮」ですね。



天神祭とは、東京・神田祭、京都・祇園祭とともに日本三大祭りの一つと言われ、毎年130万人もの人が訪れる夏の都市大祭です。

大阪市内の天満にある大阪天満宮の氏地を中心に、毎年、宵宮が724日、本宮が翌725日に定められ、賑やかに行われます。

祭りの中心は大阪天満宮で祀られている菅原道真公です。 市内の繁栄ぶりを道真公の御神霊に見ていただき、さらなる繁栄を祈願するために、氏地を巡行するのです。

この巡行で有名なのが、本宮の日に行われる陸渡御、船渡御。
特に船渡御は千年以上も前に始まり、大阪とともにその古い歴史を歩んでいます。

(天神祭総合情報サイトより)





天神祭、一度行ったことがあるのですが、祇園祭とは違った凄さがあります。

この時期に大阪に来られる方は、是非見に行ってくださいね。


天神祭の歩き方地図 2011年 08月号 [雑誌]/大阪市都市工学情報センター
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エスカレーターの追い越し側は、よく関東では「左」関西では「右」と言われてますが、
関西にある京都と滋賀は、そのルールが適用されないのです。

滋賀や京都のJRでは「右」を空けているところが多いのですが、立つ人は、前の人に合わせて同じ側に立ちます。なので、先頭の人が左側が立てば左側に何人か続くのですが、人が途切れると、今後は右に立つ人が続くということもあります。観光客の方や、大阪からの通勤者など入り混じっているので、しょうがないのかもしれません。

私は通常「左」に立っているのですが、たまに「右」に立たないといけない場合にはなんかしっくりこないので、ついつい「左」側を歩くことになります。
旅行者の方などが多くてその両方が塞がって場合がありますが、そういう場合には、「本来、エスカレーターは歩くものではなく乗るものだ」とカンネンするのも京都の流儀のようです。

京都にお越しの際には、「右」「左」乗り分けてみてください。
今日から22日(月)まで下鴨神社で「みたらし祭」が行われています。
「みたらし」は、あのお団子の「みたらし」ですよ。漢字で書くと「御手洗」です。

「みたらし祭」は「足つけ神事」とも言われ、境内に湧き出す御手洗池に足をひたし、罪やけがれを祓い無病息災を祈るものです。毎年土用の丑の日前後に行われるのですが、平安時代に貴族が夏に流行する疫病を防ぐために禊ぎをしたことが起源となっているそうです。

私は昨年行きましたが、水が生き物のように感じられたのが印象に残っています。
池に足を浸した瞬間はぐっと水があたり、とても冷たいのですが、きんきんと冷やされる感じはせず、当たり前のことですがお風呂やプールの水の硬さとはまったく違いました。禊ぎというくらいですからしばらくは冷たくて感覚がこわばるのですが、慣れていくとやんわりと心地よくなり、体の中にこもった余計な熱がひいていくのがわかりました。
池の入口ではろうそくを受け取ります。火を灯して、池の中をそろそろと歩いて台の上にお供えします。ろうそくの灯が水面にきらきらと映ってきれいでした。
池から上がるとご神水が配られています。下鴨神社の神紋である双葉葵(ふたばあおい)の柄の可愛い器に注いでいただくんですよ。口当たりが柔らかでとても美味しかったです。

御手洗池はこのみたらし祭の間しか入ることができないそうです。
男性でも膝のあたりまで浸ることになりますから、服装にはどうぞお気を付け下さい。裾のまくりやすいお洋服で、あとは足を拭くタオルがあるとよいと思います。

そうそう、名物の「みたらし団子」は、この御手洗池から湧いてくる泡をかたどったものといわれています。もちもちのお団子も水の泡だと聞くと、涼やかなものに見えてきますね。昨年は池の入口に白くて丸い提灯が飾ってありましたが、泡というよりはお団子に見えてお腹が空いてしまいました。境内でお団子屋さんが出店されていましたが、長い行列ができていましたよ。

期間中は屋台も出て夏祭り気分を楽しめます。
ご興味のある方はお出掛けになられてはいかがでしょうか。

今年の夏もとても暑いですが、無事に過ごせますように。

・期間:7月19日~22日(土用の丑)の4日間
・時間:午前5時30分~午後10時まで
詳しくは下鴨神社のHPをご覧下さい。
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
京都の夏の魚というとやはりハモ(鱧)です。

このハモですが、ウナギ目に属し、ウナギ、アナゴ、ウツボなどの仲間となり、大きいものだと2mに達するそうです。

骨切りをされたハモを見る機会はあると思いますが、京都でも生きた状態で目にする機会は限られています。体形はウナギに似て細長いものの、顔つきはウナギとは大きく異なり、ウツボのようなきつい印象を受けます。実際、魚・イカ・タコ・甲殻類などを襲って食べる肉食魚であるためか、気性も大変粗く、捌く際に注意しないと噛みつかれるそうです。

食材としての特徴もウナギとは異なり、脂分が少なめで、代わりアミノ酸(うまみ)が多いとのことです。ハモを調理する際には、「骨切り」という技法が必要になります。専用の包丁を用いて、皮一枚を残し骨を切る技法ですが、一寸(3.3cm)に最大25回程度包丁を入れるため、大変な技術が必要です。そのため、それほど珍重されない関西以外の地方ではすりつぶして蒲鉾などに使用されるそうです。

夏の京都でハモを食べる理由ですが、夏に旬を迎えるという以外にも理由があるそうです。

京都は内陸であり、海からは結構な距離があります。輸送技術が発達した現代と異なり、昔は夏に新鮮な魚を運んでくることが大変難しく、たいていの魚は輸送中に死んでしまったようです。しかしハモは大変生命力が強く、夏場に瀬戸内海や日本海から運ばれてきても元気に生きていたようです。

夏場に新鮮な魚が食べることができ、さらにその魚が非常に生命力に溢れているということで、夏の暑い京都で珍重されるようになったのですね。脂分が少なくうまみがあるというのも、胃腸の働きが弱ることの多い夏場の食材として適しているということもあったようです。

京都では瀬戸内海産のハモが特に珍重されますが、韓国産のハモも肉質が良くこちらを好む料理人もいるそうです。

そのハモにも値段が高いという大きな欠点がありますが、せっかく夏の京都にいらっしゃったのであれば、思い切ってハモを食べるのも一興だと思いますよ。

京都で鱧料理の専門店と言えば、「二傳」と「堺萬」でしょうか。「堺萬」に一度お邪魔したことがありますが、とてもおいしかったです。是非お試しください。
7月に入り京都の四条界隈は祇園祭一色となっています。
祇園祭りについての説明はそこかしこにありますので、今日はこぼれ話をひとつ。

京都の(ごく)一部地域には、古くからの風習として 「七月は胡瓜(きゅうり)を食べない」というものがあります。

今がまさに旬のきゅうりにもかかわらず、なぜそんなことと思いますが、これには祇園祭が関係しています。

祇園祭は、そのもそ八坂神社の祭礼ですが、その八坂神社の神紋が、胡瓜の切り口と似ているのがその理由だそうです。(「八坂神社 神紋」で画像検索するとすぐ出てきますが、結構似ています)

そのため、祇園祭の開催期間(7月1~30日)は、八坂神社に敬意を払って胡瓜を口にしない、ということらしいです。

この風習は京都でも広く知られている風習ではありません。
おそらく八坂神社の近くにお住まいの方など、八坂神社と縁の深い一部地域の風習だと思われます。私もそういった風習があると、最近になって聞きましたので、京都の方でも、この風習をご存じない方は結構いると思います。

もし祇園祭を見にいらした際に、レストランなどできゅうりを食べても何の問題もありません。宵山の露店でも普通に売られていますし、叱られたりする事もないので、気にしないで召し上がってください。

祇園祭のこぼれ話でした。