風邪をなんとか一段落させました。
さて、早速本題に入りましょう。
今回は、前回の続きで、アイデアの出し方としての「パクリ」の考察です。
「パクり」と聞いて
「おいおい。今回のテーマは、アイデアの出し方だろう?それでは、アイデアを出してないじゃないか?」
とおっしゃる方も、たくさんいらっしゃると思いますが、
もちろん、その通りです!
はてなで検索したところ、「パクリ=他人のものをこっそりと泥棒すること。」と書いてありますね。
ただそのままパクったのでは、盗作以外の何者でもありません。
では、どうすれば盗作にならないのか?
それは、パクッたものに対して「大前提を変えるということ。」
ここでは、例として良いかはわかりませんが、
わかりやすいように映画というジャンルで一つの例を出して行きましょう。
例えば、「マトリックス」と「攻殻機動隊」の関係については、ご存知の方も多いでしょう。
マトリックスの監督のウォシャウスキー兄弟は、「攻殻機動隊」を見て
「こんな映画を撮りたかった」と言って「マトリックス」製作を開始したのは有名な話ですね。
「マトリックス」と「攻殻機動隊」は、世界観から映像のカット割、描写、構成からすべてが似通っていますが
誰も「パクリ」だ!と言って批判したりしない。むしろ「よくやった」的な賞賛の方が多いのは、
それは、まず大前提に「マトリックス」は実写であり、「攻殻機動隊」はアニメだと言う違いがあるわけです。
今まで誰もあの「アニメ独特の世界観や描写」を「実写」でやってこなかったし、そもそも出来なかったわけです。
それを最新のSFX(VFXとも言いますが)で、見事解決して見せた。
つまり、大前提を変えてみせたんですね。
さらに言うと「マトリックス」と「少林サッカー」の関係も面白いですね。
「少林サッカー」は、あの壮大なSFXを「マトリックス」の「シリアス」「近未来」というジャンルから
真逆の「笑い」というジャンルで表現してみせた。
そうして、香港映画としては歴代最高の興行収入をあげることになるのです。
やはり、これも大前提を変えてみせた例の一つではないでしょうか?
「少林サッカー」と「HERO」の関係も…、なんてこれ以上行くと長くなりそうなんでやめますが
簡単に言うと、本来は「コレ」をつかうんだけど、今回は「アレ」でやってみた。
こういったところから、いいアイデアというのは生まれてくるんではないでしょうか?
料理で言うと、カレーとシチューです。
例えば、普通のポークカレーと、海鮮ものやいろんな珍しい具を入れたカレーとでは、
原材料は大きくかわるのに、食べた本人の感覚は「カレーを食べた。」という感覚から
「少し変わったカレーを食べた」に変わるだけですが、
野菜と肉を煮込み、最後にカレールーをいれずに、シチューのルーを入れるだけで、
食べた本人の感覚は、「カレーを食べた」から「シチューを食べた」という全く違ったものを
食べたという感覚に変わるんですね。
まさに料理としての大前提を変えるんです。
なので、パクリから一つのアイデアを出すには、「全く違うジャンルからアイデアをパクってくる。」
もしくは、「パクろうと思ったものを全く違うジャンルに変えてしまう。」
こういうのも、一つも手ではないかと思います。
おっと、また長くなりすぎました。
それでは、また明日。