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義足ゴルファー 新・アスリートへの道

義足ゴルファーのマコが試行錯誤しながらアスリートを目指す日々を徒然なるままに綴る日記
昔のブログはこちら→http://blog.golfdigest.co.jp/user/mccormack/

またまたスウェーデン遠征の話で恐縮ですが、毎回、海外に来ると思うのですが、世界は広い、世界の壁は厚く高いなあということ。

海外の難しいコースでは特に私の今のゴルフでは到底通用しません。
今回は団体戦ということで、皆さんのお力を借りてメダルを獲得できましたが、そもそも大接戦だったのは、私が足を引っ張ったから。本当ならもう少し余裕で、いや2位といい争いができたはずでした。
とても情けなく悔しい思いもしました。今はその気持ちが、もっともっと上手くなりたいという気持ちに今は昇華しています。

ただ遠征ではさまざまないい事がたくさんあります。その一つが、何日間も一緒に上級者のチームメンバーと過ごす訳で、朝の練習から夜の反省会までずっとゴルフ談義ができます。特に今回はチーム戦だったり、キャプテンがキャディについてくれたりと、じっくりと私のゴルフを見てもらう機会がありました。


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(練習ラウンドも一緒に。わいわいやって楽しかった)


そうした中で、まあ、でるわでるわのダメだしw 
スイングの改善点、アプローチのティップス、パターのストローク、コースマネジメントとたくさんの教えをいただきました。

スイングは自分でも気づいていたのですが、練習量を確保できない事もあり、なかなか直せませんでした。
が、これを機にスイング改造に着手したいと思います。秋の日本オープンまでには見違えるようなスイングになっている事間違いなしw


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(このひどいスイングからもおさらばだ!)


まず、強烈なフックグリップをスクウェアに、フライングエルボーをレイドオフに。そのための腕の使い方なども教えていただきました。

パターは、遠征先のホテルでもずーっと指導してもらい、練習グリーンでもだいーぶ練習したので、個人戦の最後の方はいいパットができました。


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(この時はまだ教わる前だったので、アップライトにかまえ、テイクバックでアウトに引く悪癖まるだし)


ただ罠もあります。大会中にスイング指摘されたり、ティップスを教わると、すぐに試したくなってしまうという罠です。

え~と、そうです。試合中にちょこちょこ指摘されたスイングの改善とかがまんできずに試しちゃいました(汗

それをやっちゃあだめですね。




今週発売の週刊パーゴルフ(9月6日号)に、先日の障害者ゴルフ世界選手権の記事が掲載されました。
ページの最初の方のWeekly Flashで大きく取り上げていただきました。

メディアに取り上げてもらい、多くの方に我々の活動を知っていただく機会はあまりないので、こうした形で記事化していただけた事はほんとうにありがたいです。

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追記:CSのゴルフチャンネルで、8/26(金)の午後9時30分の「ゴルフィングワールド」で障害者ゴルフ世界大会の報道がされるようです。また、再放送は翌日8/27(土曜日)の午後1時半からだそうです。もしよければ見ていただきたく。私も楽しみ。
すでに日本に帰国して5日。日常が始まってしまいました。
帰国時は時差ぼけと日本の暑さにほとほと参っていましたが、徐々に体もなれてきました。

今日は先のスウェーデンでの世界選手権で出会った世界のトップ障害者ゴルファーを紹介したいと思います。

国別対抗戦の3日目、Kenさんのキャディとしてついて回ったときに、同伴競技者だったヨーロッパNo.1のヨハンとライバルのステファンのプレーを見ました。
世界は広いと心の底から思いました。
彼らのゴルフを見て、障害者でもこんなショットが打てるんだなあと感動を覚えました。

彼らにはまだまだとてもじゃないけど追いつけないけど、でも、障害があってもここまでやれるんだという可能性みたいなものを感じられてとても嬉しかったです。

スウェーデンのヨハンは、堅実なプレーで確実にスコアを作っていくタイプでしょうか?ただし、振るときは振ってきて、そのポテンシャルの高さには驚きです。
さらに、ステファンと上位争いをする中で見せた、グリーン奥からの強烈な下りのラインに対しての鮮やかなロブショットは度肝を抜かれました。
練習やプレッシャーのないラウンドではなく、この場面で、あのショットが打てるのかと驚きました。

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(きっちりと左サイドに重心が乗ったヨハンのスイング。右足に生まれつき障害があり、以前会った時よりも障害が進んでいるようでしたが、プレーはさらに素晴らしくなっていました)

一方、個人戦でライバルのヨハンを破って金メダルを獲得したデンマークのステファンは、攻撃型のゴルフに見えました。どんなところからもピンを狙ってくるし、パターも強め。バーディーの多さで、ボギーを帳消しにする強いゴルフです。ですから前半でスコアが離れていても、後半で追いつく感じです。国別対抗戦の初日に、1イーグル、6バーディーという驚異的なラウンドも、ダボが多く、パープレー。そういうタイプですね。

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(どこも悪いように見えないステファンのスイングですが、左足の下腿切断で義足です)

そして二人ともスイングが奇麗です。とても障害があるとは思えないスイングです。

そして、片足のゴルファーのサントス。彼は日本チームと仲がよく、大会中も一緒に歓談したりといろいろな話ができました。僕は悩みのグリップの話などを聞きましたw
彼のバランスと体幹の力は本当に凄いです。どっしりと体を支える足と、体幹を鍛えれば彼のようなバランスの取れたスイングができるのだろうか?夢が広がります。

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(サントスのダイナミックなスイング。ダイナミックだが、コンタクトミスの少ないすばらしいスイングです)


この3人だけでなく、他にも素晴らしいプレーヤーがたくさんいました。本当に多くの皆さんに彼らのプレーを見てもらいたいし、人間の可能性を知ってほしいと思いました。
流れに乗るのも難しいが、悪い流れを断ち切るのも難しい

今日から2daysの個人戦が始まりました。
連日の雨で、いたるところにカジュアルウォーターがある悪コンディションでしたが、今日は雨もときおり小雨が降る程度で、風も少なく、これまでよりもいいスコアがでそうな感じでした。

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1番、2番、3番と難しいホールが続きますが、ここを我慢して乗り切ったら、少し波に乗りました。ただ、バーディーパットで打ち切れないホールがあり、今考えると、完全には波に乗り切っていなかったのかもしれません。たった一度のミスショットで、これまで我慢していたものがすべて崩れ落ちてしまいました。

そこから結局、最後まで悪い流れを断ち切れず、自分の中の期待とはとてもかけ離れたスコアになっていました。

自分に期待しては行けないのかもしれないし、もっと謙虚にプレーしなきゃいけなかったのかもしれません。

個人戦初日は24位タイ。
明日、どこまで巻き返せるか分かりませんが、スウェーデンでの長い遠征も、明日が最後のラウンド。
悔いの残らないようなプレーをしたいと思います。

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グリーン奥に切られたピンまでは残り58ヤード。
古田謙の放った3rdショットは奇麗な弧を描きながら、ピン横50センチにぴたりと止まった。
その瞬間、大きな歓声と拍手がゴルフ場を包み込んだ。

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障害者ゴルフ世界選手権、国別対抗戦の最終日。
2日目を終えて、日本チームは3位に付けていたが、後ろの4チームは数ショット差の団子状態。今日の成績いかんでは、どんな結果にもなり得た。その意味でも、今日の試合に出場した古田、小林、小池の3選手にかかるプレッシャーはいかばかりだっただろうか。

最終日の最終組。
私はチームキャプテンとして、そして古田謙のキャディとして18ホールを回った。
ヨーロッパNo.1とNo.2プレーヤーの二人とのラウンド。古田さんは本当に良く粘り、2人についていった。日本のゴルフ場では考えられない程の風と真夏なのに凍えるような寒さ。時折降る冷たい雨。全英オープンは、1日に四季があると言われるが、スウェーデンのこの地もまさに同じだった。

厳しいコンディションの中での息の詰まるようなラウンドは18番を迎えた。
そこには信じられないような光景があった。グリーンを囲む多くのギャラリーとテレビカメラ。障害者ゴルフの大会でこんな光景を見たのは初めてだった。

パー5の3打目。古田さんがはなったショットがピン横に着いたとき、大きな歓声に、鳥肌が立つのを感じた。最終ホール、古田さんは見事バーディーで締めくくった。

先にラウンド終えた小池さん、小林さんの両選手も18番で古田さんのプレーを見守ってくれていた。
この厳しいコンディションの中、二人は思ったようなプレーができなかったようで、すまないという言葉が出ていた。少し固い表情の中、でも精一杯やったんだとお互いに励まし合ったものの、皆の顔は冴えなかった。

最終組が終わると、すぐに表彰式が始まった。
3位から読み上げられる国名。
そこで最初に呼ばれたのは「Japan」だった。

名前を呼ばれた瞬間に、日本チームから歓声が上がり、ぱっと皆の顔に満面の笑みが広がった。
私はこみ上げるものをこらえるのに必死だった。

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4位との差はたったのワンショット。その1打で3位を死守することができた。
チームプレー。一人がみんなのために、みんなが一人のために戦った。その結果が鈍い光を放つブロンズのメダルとして我々の首に下げられることになった。

チームのみんな、ありがとう。そして応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

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