登場人物等はこちらを参考にしてください。

続きです。

精神科病棟ではハサミなどはもちろんNGは当たり前ですが、ひもの付いたパーカーやひもの付いたズボンデニムやスカートスカート
ポシェット、カバンカバン
イヤホンにスマホの充電コードもダメだし、歯ブラシ🪥も看護師さんが管理します。
精神科では自傷、他傷の疑いがあるものは全て持ち込みNGか看護師管理でした。
糖尿病の数値も高かったので食事も糖尿病食。

マーチ夫人はおやつもゼロカロリーのウィダーインゼリー(当時はそれくらいしかなかった)を面会時に食べれるくらい。
病院内に売店もあるのですが、もちろんお金は管理されていて、糖尿病の数値も高かったのでなかなかお菓子を買うことも許されなかったようです。

入院して今まで飲まなかった薬を分量を調整しながら、しっかり飲む。←看護師さんの監視付き真顔キラキラキラーン
たまに主治医の診察。
そして、規則正しい生活を送る。

ただ、それだけの繰り返し。
(他にもあるのかもしれませんが、主治医からの情報はコレだけでした。
マーチ夫人は50年くらい前に入院した病院で電気ショック療法??を受けたと言ってました。妄想込みの話でしたが、妄想込みとは幼かった私にはわからず、しかも何度も話すので私の心にも恐怖が残ってます。)

面会もだいぶ落ち着いてから許可が出ました。
相変わらずな感じでしたが、その日は普通を装って退院を早めようと画策してたようでした。

マーチ夫人おばあちゃん「久しぶりね。元気だった?色々迷惑かけてごめんなさいねニコニコもうすっかり元気よニコニコ
お母さんベス「それはよかった……キョロキョロ
おばあちゃん「お母さんね、ベスだけにいうけど、アラブの王様まじかるクラウンと結婚ウエディングドレス結婚指輪しないといけないのよ。だから、退院しなきゃいけないの。」
…………はぁ………キョロキョロ??意味わからんけど……
おばあちゃん「先生も夕べ夜這いに来たわよねおねがい?
………驚き主治医「'`,、('∀`) '`,、行ってませんね……」
おばあちゃん「来たじゃなーいデレデレ
………キモっゲローいくら先生だって選ぶ権利があるわむかつき
何が悲しくて60過ぎ婆さんに夜這いかけるんだムキームカムカ
失礼にも程があるムキームカムカ
気持ち悪いので、面会も早々に終えた。
面会室を主治医と出て、一言お母さん「まだまだですね」
凝視「なかなか頑固で……薬もかなり多くなってて普通の人なら動けないはずなんですけど、マーチ夫人には全く効かないんですよ。」
マーチ夫人の父、私の祖父もかなりの偏屈で頑固。 
父親譲りなのだろう。
長女のマーチ夫人は真面目で純粋な性格で祖父の理想を叩き込まれてたので自分の理想を追いたい気持ちと祖父の教えを守らねばという葛藤もかなりあっただろう。
そういうストレスもこの病気の一因なのかもしれない。
また、ある日の面会ではおばあちゃん「あのね、みんなには内緒よ。お母さん、マリア様なのおねがい
だとか、おばあちゃん「困ったことがあったら言いなさい。弟(叔父)が警察庁長官だから照れ」など、妄想全開でした。
困ったこと……お前の妄想だよムキーとツッコミたかったです。

また、暇なマーチ氏はおやつのゼロカロリーゼリーを持って頻繁に通った。
日々罵倒されながら笑 

しかし、入院生活も1年も経つと向精神薬と食事療法に規則正しい生活でマーチ夫人はどんどん痩せていった。
糖尿病の数値も改善されていた。
この頃になると、少しはまともになっており、マーチ氏に「退院させておねがいまた仲良く一緒に暮らしましょうおねがい」とねだってたえー
私たち姉妹にはそれが「芝居」だとわかっていたので聞く耳持たなかったが。

バカなマーチ氏はあっさり騙され、「あんなに痩せてたら体力なくなって病気になるニヤリ」という訳のわからない理由で退院させてしまう……。

退院して数日はよかったようだが、マーチ氏はすぐに後悔することになる……。

……続きます……オーナメント