……登場人物などはこちらを参考にしてください。
……続きです。
まず、私は行政サービスからなにか助けになるものはないか?と広報紙をみると……
保健所の精神保健相談
これだ!と思いました。
もちろん、無料でしたし
まずは、精神保健相談に予約して早速面談に行きました。
本来なら通院してる人は対象外だったのですが、予約して来てしまったし、今は通院も止めてるし、とても差し迫った状態。
なので、特別に相談に乗っていただきました
面談には保健師さんと精神科の医師が相談に乗ってくれました。
今のマーチ夫人の状態の話を聞いてくださりアドバイスをいただきました。
① 早急に入院設備がある病院を見つけること。
話を聞いてくださった先生の病院もよかったのだが、病院が遠く、交通の便が悪かった
② 今のクリニックで一時的に無味無臭の水薬(リスペリドン)があるので処方してもらって食事や飲み物に混入させて、落ち着いてからちゃんと受診させてはどうか?
当時の私としては「服薬」に選択肢があることも知らなかったので「水薬がある」ということはとても魅力的でした。
当時から食事はマーチ氏が作ることが多く、マーチ氏さえ黙っていれてくれれば可能かもしれないと一時は考えました。
しかし、……生真面目というか馬鹿真面目なマーチ氏は薬を入れる時にわざわざ声に出して用量を読んだり、マーチ夫人に断ったりするのではないか例え、黙って混入したとしてもその辺に置きっぱなしにしてマーチ夫人に見られて暴れる可能性が非常に大きい
また、マーチ夫人もマーチ氏の作るものや食事に関して強い猜疑心があり、食べなかったり、作ってるところや配膳するときに監視をすることがあったので使うことはできませんでした。
面談で入院設備のある病院を数件教えていただき、大きな「総合病院」ではなく、あえて「単科病院」にしました
単科病院なら精神科専門の治療しかできませんが、マーチ夫人の病歴の中で一番長く、家族も一番困ってるのは統合失調症だからです。
専門病院ということできっと統合失調症についての知識や経験も多く、マーチ夫人の症状も改善されるのではないか
単科の専門病院に決めたことで一縷の希望も持っていました。
マーチ夫人がいっていた「精神病(統合失調症)じゃない」
もしかしたら、違う病気で薬を変えたら治まるのではないか……
まずは病院の地域相談室に電話してまたもや面談の予約を取りました……。
面談でマーチ夫人の現状や病歴を話すとソーシャルワーカーさんからは「緊急性の高い状態」と言われ、病院に一週間で一番長くいる医師を主治医にしましょうと提案がありました。
なぜなら「いつ、緊急に受診に来ても主治医がいる方がいい」と。
その先生はベテランの医師で午後の診察のあと、そのまま私と家族診察してくださることになりました
長くなるので次回に続きます……