……登場人物などはこちらを参考にしてください
……続きです。
当時、私は末っ子を緊急帝王切開で出産し、産後半年でした。
緊急帝王切開になったのも実家のリビングで臨月になり、実家にいた時。上の子と昼寝をしていたら、何かにつまづいたマーチ夫人がお腹の上にどーん……出血もなく、予定日が数日後だったので大丈夫かと思っていたが、骨盤の辺りが尋常じゃないくらい痛くてトイレで用を足すのにズボンや下着を上げ下げするのも、一苦労するほど……
翌日病院に行き、子宮の膜が伸びきっていて、陣痛が来たら破裂して母子共に死んでしまうと言われてそのまますぐ手術…
予後も普通の出産とは違い、辛かった。
半年経って少しずつ動けるようになってきた。
車も運転できるようになり、実家に行った。
エイミーが来ていた
疲れが見える……
事情を聞くと、マーチ夫人が先日、妄想でよその子を叩き、警察に連れていかれたとのこと
当時は主治医が入院設備のある病院を辞めてクリニックを開業したのでそのクリニックに通っているはずだったのだ。
しかし、勝手に通院を辞めていたらしい。
ジョーがあわてて通院再開させて月1回の注射に変更したのだが、効果が長く続かないらしいのだ。
クリニックの主治医もクリニックではなく、入院施設のある病院に変更しろと薦めてくれてるのだが、入院が嫌なマーチ夫人はガンとして聞かず……このような事態を起こしてしまった
以前のマーチ夫人は統合失調症が悪化すると自傷行為のみだったのが、他傷行為に変わってしまった
聞けば、マーチ氏へも暴力をふるってると……
なぜ病院を変えないのか、変えて入院させないのかとジョーもエイミーに聞くと、「マーチ夫人は入院を嫌がってるのに入院させるのはかわいそう。
マーチ夫人の願いを叶えれば治まると思って……」
ふたりともマーチ夫人に振り回されて客観的な判断が出来なくなってる
それと、マーチ夫人を病院に無理やりつれていく勇気がないのだ。
手術の傷が痛むからなんて言ってられない
とりあえず、マーチ氏は私の家に避難させ、私は入院させて治療するための病院を探し始めました
……続きます……