(つづく)
私:私たちが学んでいることは、「悪霊のお祓い」ではなく、「魂の救済」だということを忘れないでほしいの。
メグミ:そうですよね。魂の救済ですよね。
私:「悪霊を祓う」という概念の人がやると、勝手に悪者と見立てて「ええいっ、邪悪なものめ、立ち去れ! しっしっ」と追い払うだけだから、魂は救われないんですよ。
私:ここ、すごく大事な論点だと思うんです。
16年前、この勉強を始めた当初は、私も悪霊や祟りや浮遊霊の存在を信じて、不安になったり恐れたりしていました。
でも、6000~7000件もの過去世を視ていくうちに、人間界や宇宙には様々な仕組みがあることがわかってきました。
そしてもう一周したころには、人間界や宇宙には何の仕組みもないことがわかってきました。
すべては人間が作りあげた「概念」なのだと。
その概念が自分にとって良い方に作用するのならばよいのですが、ただ不安を煽るだけものなら、手放した方が楽に生きられます。
「悪霊や祟りがあると信じている人」は、それらが存在する世界に住んでいます。
その人から「悪いものが憑いているよ、お祓いした方がいい」と言われ、
「えっ? そうなの? こわい!」と思った瞬間……
思った=自分がそう決めた。
だから自分もその人と同じ世界の住人になってしまいます。
そして、(自分が悪霊や祟りと決めた)現象が起こるようになるかもしれません。
選択は自由ですが、明るく楽しく生きたいのであれば、常に自分がワクワクする世界を選んでゆけばいいと思います。
私:ひとつの魂が転生を重ね、「光」を失い、自分ではどうしようもできなくなっているときに、手を差しのべて「大変だったね、よく頑張ったね」と愛をもって光に返してあげると、魂を救済できます。
私:足が痛いクライアントさんの「痛みをとってあげること」ではなく、お願いしにきている魂のトラウマを取ってあげてるんですよね。
それを「浄化」と表現しているけど。
「浄化」のときに、「よく頑張ったね」って愛を送ってあげると、
愛は最大の光なので、彷徨っていた魂は、その「光」で昇華できます。
16年間でこのような事例はたくさんありました。
たとえば…
(つづく)