(つづき)
私:今度はさ、たとえば「あの上司は優柔不断だ」と思ったら、「その気持ちが胸の中にある」という前提にする。で、「そのエネルギー」を引っ張り出して、握る。そして手放す。
そうすると、さっきと違いがあるのか、やってみて?
Jさん:はい。(と、やってみる)。胸から取り出した方が、スッキリする!
私: やっぱりそうなんだ。(だって5次元マサコが言ったんだから。目の前の人、ひとりひとりを見ながら必要なことを言っている)
私:この10年間でいろんな人が講座に来たけど、解放のやり方も「AからBに書き換える」が、すべての人に合うわけじゃなくて。
そういうときに、「この人はどんな方法で、できるのかな」って探求するのが面白かったんですよ。
Jさんのように物質ではなく「光」としてビジョンを受け取る人。
氷の柱に記号や図形で刻まれた過去の感情があると見立て、それに手を当てて溶かす人。
目を閉じてノートに向かい、自然と手が動くままに図形を描いて、その上から手を当てて図形を溶かす人。
私:あ、そうそう! 「AからBに書き換える」のも、「物質」じゃなくて「数字」で書き換える人がいました。数字の持つエネルギーを使っているんでしょうね。
★そのときの記事
それを聞いたJさんが、「それいい! 私もやってみます」
Jさん:ええっと、「職場の気になる人」を手放してみます。
その同僚が気になる」のは……
数字で言うと、「10」がマックスだとしたら…。「8」と浮かびます。
なんかすごい分かりやすい!
むすんでひらいたら、
Jさん: 変わる! いや、変わる! わかりやすい!
私:数字は「8」から何に変わったの?
Jさん: 私の場合は、数字のエネルギーを使って書き換えているんじゃなくて、自分の気にしている感情の度合いが、MAX「10」のうち、どの程度か、っていうのが頭の中に出てくるみたいです。
Jさん:解放した後にその人のこと考えると、度合いが解放前よりも下がってる。「2」とかね。
私: 面白い! ほかにもやってみて?
Jさん:(再び解放して)これはすごい楽! 効果もある! 胸からエネルギーを取り出すときに、自然と「数字」が出てくる。これが私のやり方なんだと思う。
私:じゃあ、手順は、
➀まず気になることを胸から数字で取り出して、②握って、③「手放す」と意図して、④ひらいた瞬間に「ふ~っ」と吹き飛ばして、⑤最後に光を取り入れる、ですね?
この後。
Jさんの仕事の話を聞いていたら、気になることが。
私:「今の仕事は人の紹介で入ったから、その人に恥をかかせないために、責任もってしっかり働かなくちゃ」と思ってません?
Jさん:思ってます。
Jさんは以前から、仕事に対してよく「こうあるべきだ」と口にしていました。
こういったタイプの方は、たいてい仕事に対する責任感がとても強く、自分にもとても厳しい傾向があります。
そして、自分に厳しい人は、知らず知らずのうちに、その基準を他人にも求めてしまう。
つまり、人に対しても自然と厳しくなってしまいます。
その結果、人の言動や態度のあちこちが気になって、目についてしまうのです。
私:だから、「紹介してくれた方のためにも…」っていうのを手放しましょう!
Jさんが「怖いな~」と言いながら解放を始めると…
Jさん:わ! 「50」だって、50!
私:すごーい。最高値じゃない。笑
こうしてこの日、Jさんなりの「解放のやり方」が確立しました。
私:次回の講座までにいっぱい試してみてください。
日々、何か気になったら、パッて、手放して。
Jさん:そうですね。いろいろ手放さないと、自分らしく生きられない。自分じゃなくなっちゃうもんね。
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と、ここまでが前回の講座の内容です。
そして。
(つづく)