(つづき)
★この記事の続きです
さて、ユウコさんの「解放」の続きです。
私:その生徒さんに、「Aを見て、Bを見て、書き換える」とは別の解放の仕方がないかなと思って、そんなときに辻麻里子さんの本に「氷の柱を溶かす」っていうのがあって、それをやってみたらできたの!
私:目の前に「氷の柱」をイメージしてもらって、氷の表面に解法すべきものが記号や図形、数字などで刻まれているの。
それ、やってみましょうよ!
・・・・・・という流れになったのです。
「氷の柱」を溶かすきっかけの記事はこちらです。
もう2年経っているのですね・・・。
まずは、そのときのいきさつをご紹介しておきたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2020年1月11日の講座中に起きた出来事です。
生徒Bさんに、
「過去世の解放はたくさんやってきたので、今後はインナーチャイルドの癒やしに重きを置くといいかも」と話すと、
「夜寝るときはいつもパペットを抱いて寝ているけど、仕事で疲れてすぐ眠ってしまうので、話しかけたりする時間はとれない」と。
う~ん、そうかあ・・・・
私がパペットを右手にはめてBさんに向け、
「それでも、やっぱり話し続けるしかないよね~」
と言った、その瞬間・・・・・
突然パペットが「意思」を持って動き出し、Bさんに、
「はい、目を閉じて!」
「氷の柱をイメージして?
いろんな過去の感情が氷の柱に図形や数字で残されているから、それを見て?
そして、それをキャンドルの火で溶かして?
溶けていくのを確認してね、見届けて」
辻麻里子さんの本、『6と7の架け橋』の中に出てくる「氷の柱」。
その柱に刻まれた線や図形は、「凍りついた記憶」です。
3次元に起きた出来事に伴って生じた負の感情が閉じ込められているのです。
それらは、5次元的には数字や図形という形で残されているそうです。
「悲しい」「嬉しい」などの感情は、人によって「概念」が違うけれども、数字や記号ならば誰が見ても同じ概念だから、つまり、それらは多次元における共通言語だから、ということらしいのです。
そして、その「凍りついた記憶」は光へ昇華させることにより、溶かすことができるそうです。
パペットが急にその話を持ち出したので、私は呆然・・・。
な、なんで勝手に話してる・・・?
パペットは、「過去の感情」を、「象徴」や「過去世」という3次元の形で取り出さずに、5次元の図形のままで溶かして、と言ったのです。
まさに目から鱗でした・・・・。
過去世の解法に関しては、いくらでも手助けができますが、インナーチャイルドを癒やすこと、視点を変えて言うなら、自分を認めること、自分を愛することは自身でしかできません。
どんなに周囲の人やセラピストが、
「あなたすごい人だよ」と認めても、
「あなたが大好きだよ」と言っても、
本人が
「私は自分が好きじゃない」
と言い続ける限り、氷の柱を溶かすことはできないのです。
ユウさんのタロットでも、
「氷の柱は自分で溶かすしかないのです。
インナーチャイルドを癒す壁は、その人自身が気付きを得て自分自身で癒す必要があり、人によって癒しにかかる時間は違います。
インナーチャイルドの癒しは、日々自分で行う必要があります。
これは簡単に出来る事ですが、それを人がやらないのは現状の変化を嫌う為です。
肯定系での解放も有効です。これはハッピーノ-トと同じような働きです。
”私は自分が大好き、これを阻害するものは何?”で解放して下さい」
と言っていました。
ですから、氷の柱に刻まれた数字や図形を溶かすことが必須なのです。わざわざ3次元的に取り出さなくても、そのままの状態でできるのだとしたら、なんて簡単
しかも、時代が加速しているからでしょうか。
講座にいらっしゃる生徒さんたちは、年々「宇宙人色」が強くなっていて、
潜在意識を書き換えるためにイメージを見てもらっても、3次元の具体的な「物質」ではなく、高次元の「光」でしか見えない方も増えてきて・・・・。
どうしたものかと考えあぐねていた私には、「氷の柱に刻まれた図形や数字」を直接溶かす提案は朗報でした。
そして、この手法、その場で試した生徒さんが、「あ、なんだか胸が軽くなりました!」って!
効果がありそうです。
ならばと、翌日、生徒サチさんに電話して、早速試してもらったところ、
「これはいい!」と絶賛されたのです。
サチ:何なら、「AからBへの書き換え」を、「数字から数字」でやってもいいかも!」と。
潜在意識の書き換えというのは、過去に起きた出来事を起因とする「思い込み」を書き換えているのです。
たとえば、コップに水が半分入っている「現象」に対して、
「もう半分しかない」とマイナスに捉えている思い込みを
「まだ半分ある!」とプラスに捉えるようにするわけです。
これにより、視点が代わり、悩みがなくなって、心が軽くなるのです。
つまり、現象は中立なのですが、一度マイナスの思い込みができてしまうと、潜在意識から(自動的に)芽を出してくるため、それを封じるために、プラスの思い込みに書き換えてしまうのです。
書き換えの際には、「思い込み」をなんらかの「象徴物」や「過去世のストーリー」等に見立てるのですが、
サチさんは数字に変換してもできるかも、と言ったわけです。
で、試してみました。
私:え~っと、マイナスの思い込みは?
サチ:「9」です。
私:それをプラスに書き換えると?
サチ:「3」です。
私:・・・・・・どうですか?
サチ:わ! これ、いいかも! すっきりする! 簡単だし!
え・え・え・・・・
「解放」もついにこれほど簡単にできる時代になったのか・・・。
驚き・・・・・
もうちょっと試してみることにしました。
今度は、生徒Mayaさんに。
潜在意識に繋がって、「氷の柱」にどのような図形が刻まれているのかを視てもらいます。
三角や四角などのシンプルな図形が次々と出てきました。
それを、光をイメージしたり、手をかざしてみたり、愛を送ってみたり、
さまざまな角度から溶かしてもらい、ご自身的に最もフィットする方法を探っていきます。
Mayaさんも、3次元の物質をイメージして書き換えるより、こちらの方が相性が良いようです。
図形を溶かすたびに、瞬時に変化を感じるらしく、
「わ~! これ、すごいです! (胸のあたりが)す~っと変わる~!」
面白くて、次から次へと図形を見ては溶かす、を繰り返していると・・・。
「あれ? これはどんなに光を当てても溶けない・・・」
というのが出てきました。
しかも、図形が氷の表面ではなくて、もっとずっと奥深くにあるというのです。
「図形」は記憶がパッケージ化されたものなので、中を開けば、そこにストーリーが存在しています。
開いてみると・・・。
Maya:女の人が横たわっている・・・・。
私:過去世かもしれませんね。ちょっとリーディングしてみます。
過去世が出てきたので書き換えると、その女の人が立ち上がり、天に昇っていきました。
きっと、簡単に溶けない図形は、ひとつひとつにどういう感情が眠っているのかを見る必要があるのでしょう。
実は、「解放」のやり方には2パターンあります。
①エネルギーワークでやる
②個別に見ていく、です。
ガイドは、「これは両輪なのでどちらも必要」と言っていました。
両者の違いは、中身を見るか、見ないかです。
たとえば、川の上流から、ざあっ!と一気に放流すれば、川面に浮いている葉っぱや川底の細かいゴミなどはいっぺんに取り除くことができます。
が、流されずにひっかかった流木や大きなゴミは個別に片づける必要があります。
同様に、
「解放すべき感情」も、中身をいちいち確認せずに手放してよいものもあれば、そのときの出来事をきちんと見てあげたうえで手放した方がよいものもある、ということのようです。
もちろん、見る必要があるのは大きな感情が残っている場合です。
エネルギーヒーリングを何年やっていても、変化があまり感じられないという方がいらっしゃると、大抵、これらの「大きな感情」が放置され、残ったままになっています。
Mayaさんの場合には、それらの図形が「黒い色」をしているという特徴がありました。
たとえば白い三角形は光をあてるだけで溶かせるのですが、黒い三角形はそれだけでは溶けず、内容を紐解く必要があるといった具合に。
そうそう、氷の柱の図形を溶かした後は、光を補充しておくことが大切です。
さてこの夜、生徒Hikariさんに電話をしました。
私:Hikariさんもこれ、向いているんじゃないですか?
ちょっとやってみてください!
何しろ、「自動書記」でひとりひとりの「魂の設計図」まで描けちゃう方ですから、5次元的な「解放」が合っているかもしれません。
「氷の柱」をイメージし、表面に刻まれた図形にフォーカスしてもらいます。そして、光で溶かしてもらうと・・・。
Hikari:あ、これ、すごくいいです!
「AからB」の書き換えの時はあまり実感がなかったけれども、氷の柱を溶かすと、胸がすっとします! すごく実感がある!
おお!
やっぱり、これはいいかも!
と浮足立っていたのですが、2週間後の講座のとき・・・・。
「う~ん・・・・?」という生徒さんが現れたのです。
それは札幌在住の生徒S美ちゃんです。
S美ちゃんは、かなりの宇宙人です。笑
誘導してやってもらうと、S美ちゃんにもかなり効果があったので、セルフでもどんどん図形を溶かしてね、と言っておいたのです。
ところが、次の講座のときに、「うまくいきません」と。
氷の柱をイメージすると、即、寝落ちしてしまうというのです。
そう!
S美ちゃんは、あまりにも宇宙人すぎて、「イメージ」をした瞬間、意識が5次元へ飛んでしまうようなのです。
私が誘導をする場合は、私の声に集中しているので3次元に踏みとどまれるようなのですが、ひとりでやるとブレーキがないため、5次元へ行ったきり戻ってこれない、つまりそのまま眠ってしまうのだと。
う~ん・・・・
予想もつかない結果になってしまいました。
その一方で、この「氷の柱」を「インナーチャイルドの癒やし」に応用した生徒さんもいました。
それは、ユウさんです。
ご自分ではなく、家族にやってみたのだとか。
たとえば、「この人、絶対、インナーチャイルドがあるから、こういう言動をとるんだよね」と思っても、本人がこういったことに興味がなければ、「インナーチャイルドの癒やし」を無理強いすることはできません。
その場合、代わりにやってあげることができるのです。集合意識はワンネスで繋がっているからです。
ユウさんはいつもお風呂に入る時間を使ってやるそうです。
まず、パペットでご家族のインナーチャイルドを呼び出し、「じゃあ、一緒に氷の柱にライトを当ててみようね、いくつあるかな?」と話しかけたところ、5つの図形が見えたそうです。
中には、六芒星のような図形も・・・。
それをインナーチャイルドと一緒に溶かしていくと、ひとつ、ふたつと減ったのですが、残りの三つは溶かせなかったそうです。
その理由をガイドに聞いてみると、
ガイド:氷の柱の表面を溶かすことに関しては、簡単に溶かせないものもある。
その場合は、内容を見たほうが早い。が、「見た」からといって、1回で溶けるとは限らない。次に見たときに、また現れたりする。
根っこが深いものは、その内容を見るのが必要な場合もあるし、何度もやる必要がある場合もある。
先日のMayaさんのときもそうでしたが、ただ溶かすのではなく、そのとき何があったのか、どういう感情を抱いたのかに、きちんと向き合う必要のあるものも存在するということでしょう。
もうひとつ、疑問に思っていたことを聞いてみます。
それは、この方法が講座の生徒さんだからできるのでは? ということです。
そもそも講座の生徒さんたちは、日々起きる出来事に伴って感情が生まれ、「思い込み」となって潜在意識に残るという原理を知っています。
その思い込みを「書き換え」という手法で、気にならないようにすることもできます。
そして、そういったことが実際に「可能」なのだということも信じています。
さらに、「氷の柱」の話が昨年の生徒さんの夢や、辻麻里子さんの本から出てきたこと、現在、本の内容を紐解いている課程も、講座で常にシェアをしているので、知っています。
だからこそ、氷の柱の図形を溶かすことが容易にできるのではないかと思ったのです。
このしくみを知らない人に、いきなり、
「はい、氷の柱をイメージして・・・・図形が見えます・・・・。
それを溶かすと、潜在意識の中のマイナス感情が消えます」
と言っても、効果は期待できないように思いますが、どうなのでしょう?
ガイド:氷の柱に刻まれた数字や図形を直接溶かす方法は、できる人が増えてきている。この講座に来ている人は、できる。
ただし、ひとつの方法が全員に合うとは限らないから、自分に合うものを使っていくと効果が大きい。
「インナーチャイルドの癒やし」で言えば、
①イメージングでやる
②パペットを使って対話をしてやる
③氷の柱の図形や数字を溶かす、など、使い分ければよい。
やはり、そうですよね。
・・・・・と、まあ、このようないきさつです。
で、ユウコさんに、
「目の前に氷の柱をイメージして、そこに刻まれている図形や記号、数字を見てください」と言ったところ・・・。
(つづく)
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