(つづき)
講座の冒頭に、「(前回の講座から今日までに)何かありましたか?」と聞いたときのこと。
Jさん:私、いつもゲップで浄化してるみたいなんですよ、マイナスのエネルギーを。お風呂の中でものすごくゲップが出るんですけど、この間の講座で「解放」をやったじゃないですか? そしたら、翌日からゲップが一回も出ないんです。
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実は…
Jさんは2年前に「1day」講座を受講なさった方です。
そのときに教えた解放の方法では、「イメージ」を使って「感情をAからBに書き換える」のですが、Jさんは「イメージをする」のが苦手だとのこと。
それで、前回の講座では進化バージョンとして、「むすんでひらいて」のやり方をお伝えしたのです。
もう4年ほど前でしょうか。
散歩中に突然、
むすんでひらいて
てをうってむすんで
またひらいて てをうって
そのてをうえに
この童謡が浮かび、「これって、解放の歌みたいだな」と思ったのです。
握りしめている「執着」を
手放して
「やったあ!」と手を叩いて喜び、
次の執着を手放して、
再び手を叩いて喜び、「ばんざ~い!」する
今はこれを「解放」の方法として使っています。
私:たとえば、「上司が支配的」と思っているのは、誰? Jさんですよね?
だから、自分の「思い込み」を手放せばいいんです。ずっと握りしめたまま、「支配的で嫌だ、嫌だ」と思い続けている限り、その現象が続くから。
じゃあ、ちょっと一緒にやってみましょう。
「上司が支配的」と思っている気持ちを握りしめ、「手放す」と3回意図してから手を開いてもらうと…
なんとJさん、手を開いた瞬間に、「ふーっ」と…!
Jさん:あれ? 私、今、「ふーっ」って、やっちゃった。
私:やってましたね。笑
Jさん:「ふーっ」てやったら、飛んでったの。
私:自分で「手放す」と決めるのが大事なんです。なぜなら、レストランでオーダーするのと同じで、「私はナポリタンを食べる」と決めてオーダーしないと、ナポリタンは運ばれてこないでしょう? エネルギーを動かすのは、「自分が決める=意図する」がすべてなんです。
練習を続けます。
「優柔不断だと思っている上司」を手放します。
私:だって、「彼を優柔不断だ」と思っているのは、Jさんですからね。
「私はいつも 時間ギリギリになってしまう」も手放します。
そう思っているのは、Jさんですから。
「ひとつのことに集中すると、それしか見えなくなる」も手放す。
何度やっても、Jさんは手を開いた瞬間に「ふーっ」とやっています。笑
昔、息子が「ママがやってる”解放”って、『痛いの、痛いの、飛んでけ一!』と一緒だよね」と言ったのを思い出しました。
「笑い飛ばす」のも同じ。
Jさん:ああ、このやり方、面白い!
「A」とか「B」とかに置き換えなくても、こっちの方がすごくいい!
そうなんです。
人によっては、今気になっている気持ちを、わざわざ「A」や「B」などの「物質」でイメージして解放するよりも、「気になっている」というエネルギーのままで解放する方が合っている方もいらっしゃいます。
Jさん:エネルギー自体を「ふぅーっ!」って、もう宇宙の果てに飛んで行け!みたいな。
私:このやり方、職場でもいつでもできるしね。ちょっとお手洗い行ったときでも。人が見ていないときとか。いらっとしたら、すぐ手放す、ってね。
Jさん:そうですね。私、手放してないからずっと同じ場所にいて同じこと言ってるんですよね。今日からやってみよう!
私:今、その優柔不断な上司のこと、ちょっと思い出してみて? どうですか?
Jさん: あ、あんまり気になってないかも!
ああ、そうだ、きっと私側の問題なんですね。「上司はこうあるべき」「管理職がこういうものだ」みたいなのがすごい強いのかも。
私:その「気づき」が素晴らしいですね! じゃあ、今それを手放しましょう。さっきみたいにやってください。
Jさん:(握って、ひらいて、手放して) やっぱり「ふぅっ」ってやっちゃう。これセットだね。笑
でもこれ簡単! 私にはすごくいい!
ここであることを思いつきました。
私:ねえ、実験、実験!
(つづく)