さて、先日、生徒ミクさんからこのような質問を受けました。
ミク:マサコさんは「過去世を視るだけでは変わらない、書き換えた方がいい」って言うけど、世間では「前世療法」と言って、過去世を見るだけで効果があるという説もあるでしょう?
それって、どうなんですか?
「過去世を見ることで今の悩みや感情が癒され、人生が変わる」
そんなふうに思っている方も多いかもしれません。
けれど、実は「ただ過去世を見ただけ」では、本当の意味での癒しや変化にはつながらないことがよくあります。
たとえば、子供の頃のアルバムを開いてみたとします。
そこには七五三の写真があったり、家族旅行の写真が並んでいたり…。
「この時、ちょっと眠くて機嫌が悪くて怒られたな…」
「この旅行、実はあまり楽しくなかったんだよね…」
そんな記憶や感情が、写真を見ることでふと蘇ってくる。
でも、写真を閉じた後、当時の気持ちが癒されたり、変わったりするでしょうか?
むしろ、忘れていた感情が生々しく蘇り、少しモヤモヤした気分になるかもしれません。
過去世を見るだけ、というのはこの「アルバムをめくる体験」と似ています。
ただ過去を思い出すだけでは、感情そのものは何も変わりません。
場合によっては、過去のつらさや苦しみを「再体験」するだけになってしまいます。
本当に大切なのは、「過去を思い出すこと」ではなく、「その時の感情に向き合い、癒し、変化を起こすこと」です。
そのためにも、今の自分に影響を与え続けている、過去世から持ち越してきた感情や思考をしっかりと解放する必要があります。
もし、それが必要なければ……
10年以上も前に「上」がわざわざ「過去世を書き換えなさい」とは伝えてこなかったでしょう。笑
せっかく過去世を見るのなら、ちょっと付け加えて「書き換え」までやっておくことをお勧めします
4年前、同じ質問を受けて、詳しく書いた記事があります。
★4年前に書いた記事
加筆・修正して転載しますね
(つづく)
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