(つづき)
10年位使っていた笛吹きケトルがボロボロになり、捨てようとしたとき。
焦げて真っ黒なケトルを見て、買った時はピカピカだったのになぁ、私がちゃんと手入れしないから、こんなになっちゃった、って。
そしたら、悲しくなって泣けてきたのです。
人生でいろいろあって、引っ越しを繰り返してきました。
そのたびにこのケトルも連れ添ってくれました。
ずっと一緒だったよね、ありがとうね……そんな思いがこみ上げて、買ったときのようにピカピカにしてから捨てようと思いつきました。
で、タワシでゴシゴシと無心で磨いていたら、突然「ありがとう」と聞こえてきたのです。
思わず手を止めて、ケトルを見ると、「どうせ捨てるだけなのに、こんなにきれいにしてくれて」って。
そんな、そんな。
こちらこそ、ありがとう
辛いときも苦しいときも、いつも一緒だったよね。
ケトルを抱きしめてわんわん泣いてしまいました。
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それが「物」と話したきっかけです。
私:こんなことできるんだ、面白いからマウスと話してみようと思って手をかざしたら、「 時々は磨いてよね。手垢ついてるから」って言われて。
ある生徒さんは講座でこれをやって面白い、面白いと会社で事務用品と話してみたそうです。
私:彼女は義理のお父さんの会社で事務をやってるんだけど、お父さんがときどき、机上のペン立てから「このハサミ、借りるよ」って、持って行っちゃうんだって。
私:ある日、ハサミが話しかけてきて、「私を貸さないで! 鼻毛を切るのに使われるから」って言ったんだって。笑
それからはハサミを机の引出にしまうことにしたそうです。
私:家に帰る途中にたこ焼きを買ったら、たこ焼きが「熱いうちに食べて欲しいから、急いで帰って!」って言ってきたこともあったって。
私:自分の持ち物とも話せますよ。
スマホと、やってみて。
ナミ:「要らない連絡先は消しなさい」って言われた。
私:すごい。それは何でだろう?
ナミ:「重い」って。
私:要らない連絡先が入ってると、重くなっちゃう?
ああ、いろんな人の波動が入っちゃうからかな。そこでつながっちゃう?
ナミさんがその理由をパペットに尋ねてみると。
ナミ:要らない連絡先を消すっていうのは、その人とのエネルギーコードを切ること。
その人を思い浮かべるだけでもつながるし、連絡先に入れてるだけでもつながるから。
私:なるほど~! スマホの断捨離ですね!
いいこと聞いた、早速やろう。
さて、講座終了後。
ナミ:マサコさん、私、講座に入ったときにもらったレジュメにようやく目を通したんです。そうしたら。これまでいろいろな講座で習って疑問だったことや不明だったことの答えが書いてあって、クリアになりました。
それで、ああ、この講座が私の集大成なんだなって思いました。
そうですか!
それは良かったです。
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